++LOVE-DHA!レポ++
毎週土曜日 21:00〜22:00 FM-FUJIでオンエア中の
TSUYOSHI'S RADIO LOVE-DHA! のレポです[レポの書き方]
レポの無断複写・無断転載を禁止します。

#013

244のラジオラブッダ。みなさんこんばんは。244ENDLI-xです。今日もですね。ゲストの方に来ていただいています。先週も出ていただきましたが、871ENDLI-xがこちらにスタンバイしておりますのでいろんなお話をきいていただこうと思います。4月10日生まれ同じ誕生日で871ENDLI-xさん。同じ誕生日の人が同じような境遇というのは縁を感じています。いつかエイプリルテンで何かできる日が来ると良いなと思っています。
それではこちらまず聞いて下さい。4/2リリースI AND 愛アルバムよりLet's Get FUNKASY!!!
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♪244ENDLI-x/Let's Get FUNKASY!!!
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曲中
ここでお知らせです。244ENDLI-xの公開録音のお知らせです。E☆Eプレゼンツ244ENDLI-x大宇宙パーティSPACE Kissを4/21月曜日都内某所にて開催します。内容は協議中です。公開録音に限定244名をご招待。参加したい方は住所・氏名・年齢・連絡がとれる電話番号・PC/携帯のメールアドレスを表記のうえ、一人/ペアと書いてメアド244@fmfuji.co.jpまで。またFMフジHP http://www.fmfuji.co.jp からもエントリできます。
応募の締め切りは4/5土曜日です。当選者にはメールでお知らせします。当選の権利は譲渡できません。みなさんお楽しみに。以上244ENDLI-xからのお知らせでした。

箭:ものすごい争奪戦だろうな、このチケット。

剛:ということでDJ244ENDLI-xお送りしていますが、今チラッと声が聞こえたと思いますが。

箭:すいません。急にはじまるんだもん。これ。

剛:急にいきますから、こっちとしましては。本日3/29のゲスト871ENDLI-xに来ていただきましたけれども。先週は時代についての話をちらっとしたり、僕の話を聞いてもらました。

箭:先週よかった。

剛:すいませんね。話聞いていただいてもらって。
いつもきいていただく形になってしまうんですけど

箭:聞くだけじゃないよ、でも。ラジオ聞いている人もそうだけど、聞くだけじゃなくて、剛くんとしゃべってたり剛くんの話聞いているといいのはなんか自分に返ってくるんだよね。そこが多分、オレがファン代表としてここに座ってますけど、そこが244ENDLI-xの面白さだよね。完結してないんだよね。

剛:そうなんですよ。話終わらないんですよね。

箭:だからオレもふざけて、今箭内ENDLI-xとか言ってるけど、あれ?もしかしてきみ箭内くん?オレ244?みたいな、多分その混ざるって言うか入れ替わるって言うか、それをみんな味わうっていうか、感じるというか、オレそうしてるんだと思う。
だから3時間も4時間もしゃべっていてもつらくないっていうか。

剛:なんかふわっとした感じで大事な話が出来る

箭:どっちがどっちだかわからない瞬間がある。この手は244の手だっけオレの手だっけ。これはね、この子特有の・・

剛:特有ですか・・なるほど。なんかね。夕暮れ時にちょっと話させてもらったりとかもありますけど。そのときも、東京に住んでクリエイションすることがすべてではないと思うと。ローカル、地元愛・・ふるさとに戻ってふるさとでクリエイティブなことして東京に発信したり出稼ぎに来たり、みたいなことも今オシャレだなみたいな話とかしたんですよね。

箭:同じ税金払うのなら田舎に住民税払ったほうがいいかなみたいにオレは思ったりもして

剛:奈良であれば、鹿を守るためにとか自分の地元の景色とか文化とか守っていくために自分が人生の中で働いた何かを返してゆくというのは当たり前のことですものね。

箭:それはある種の使命だし、まあ恩返しといえば普通だけど。おれなんかつみほろぼしという部分もあったりしてね。なんらかのことを返してゆきたいし、それが新しいクリエイションを生む確実なきっかけになるから。

東京はもちろん刺激的な場所だけどそっちでできるものと、もうひとつものが作れる場所を持っていれたら、そんなに贅沢なことはないじゃないですか。東京生まれの人には「ずるい」って言われることあるけどそれに関しては「すいません」というかんじで2箇所で物を作ったり考えれる立場というのは幸せだと思う。

東京の人にとっての東京、大都会としての東京、ふるさととしての東京、ふたつの東京がそういうひとたちにもある。それは全員にあるんだよね。

剛:そうですよね。だからそこの意識ですよね。たまたま僕は奈良で生まれてますから、奈良が故郷ですけど。でも僕が東京で生まれていれば、通勤する距離が短い距離とかでもないし、自分が生まれてきた意味という物を何か問いかけ始めたときに、故郷というのは切って離せないものであって、そこが自分の中で確実に誰しもがあるわけですから。

そこに投げていくって言うか、もし自分が東京に住んでいるとするならば、自分自身がローカルになってみるとかね。ローカルになってグローバルを生きるみたいな・・そういう感覚が非常に面白いと思いますけどね。

恋愛とかもそうですけど、「今はこういう形で恋愛するのが主流だ」とかいうのがあったとしても、自分にそれがあってなければ意味がないし、自分が愛した女性と自分にとってそれが合ってなければ意味がないじゃないですか。

そういう価値観を重要視してゆくと、出会った意味もさらに強まるでしょうし、「みんながこうしてるからおれらもこうしようぜ」ではなく、キミと僕が出会ってこんな風に多分愛し合えるからそれを目指そうという方がすべてにおいてポイント重要になってくるというか。

この間ミュージュシャンと話して、今売れている歌のリリック、昔売れている歌のリリック、違いがあるんだと。今売れている歌のリリックはみんなが、「剛そうなんだよ」という感じ。でも昔は、「えっそんなふうに人は愛する?剛、そんな風に女を振るのかお前は?」という自分にない価値観。共感ではなく昔は自分にない価値観、哲学みたいなものがどんときたときに人は震えたと。

そして時代に対して確実にムーブメントが起こってく。でも今ネットでダウンロードが主流になってきていて、自分じゃこのアルバムのこの曲をDLとかなってくるとテーマがずれてくるじゃないですか。というところで自分が気付けば共感できるものだけをチョイスするというかね。共感できないものを拒否するというかというような生き方だとか曲の聞き方、そういう風になってきてるななんて話をしていたんですよ。

箭:すべてにコミュニティをつくってくんだよね多分。

剛:そうなんですよね。そういうのを感じるな〜なんて話してました。
時代も世の中も便利になりましたけども、やはり進みすぎたが故の見落としているものというか、僕で言う田舎故郷奈良ですよね。ゆっくりと流れている時間が教えてくれる大事な物、一杯眠っているし、いっぱいメッセージ飛んできてるんですけれど。

箭内さんがこの世の中に一番ほしいもの、感覚とかでもいいんですけど。これが世の中に降って来たらいいんちゃうみたいなものなんかあります?

箭:うーん難しいこと聞くな〜。

剛:難しいですけど、これあったら多分・・

箭:おじさんぽくなっちゃうんだけど、すげーおじさんぽくなる、オレ生まれて初めておじさんぽいこと言う。

剛:いいましょうよ。^^

箭:ゆいたくねぇ。

剛:言いましょうよ(笑)そこは。

箭:ラジオでしゃべっていて特に、僕もラジオの番組やってたりもするんですけど、ラジオいいなってスゲー思うんですよ。聞いてくれてる人もそう思って聞いてると思うんだけど。不便・・ラジオ、不便じゃないですか。文字も出てこないし顔も出ないし。でも不便というか足りないというか、そこを皆が必死で埋めようとするじゃないですか。

先週剛くんが言ってたTVから情報が流れ、発言にテロップがつく。だんだん聞く側が受動的になってしまうというときに、イメージというものがすごく今必要なんじゃないかなって思う。ラジオは声しかないいろんなことを想像したりイメージしてそこを補ってゆくじゃないですか。

こういうこと言うと怒られるけどインターネット・・またおじさんぽいんだけど、ぼくあちこちで言ってんのは、インターネットというのは今年で終わる予定なんだよね。

剛:ウハハハハ

箭:オレも自分の会社のブログをスタッフがやったりネットで調べたりして便利だけど、インターネットにもいい意味の不便てきっとあって、そういうものを使う側のイマジネーションが補っていかないとただの受身になっちゃうんで、色とかも俺も剛くんもバカ色ばっか着てるけど、すごく微妙な色を見せられるとぐっと目を凝らしてそれを見つめるじゃないですか。

音もガンガン音が聞こえてきてると身をゆだねて聞くけど、うっすらと聞こえてきてる時って耳を澄ますじゃないですか。だから耳を済ませたり、目を凝らしたりそういうことが必要だなって思って・・そのためには満たされてないというか、ある種の不便がイマジネーションをどんどん導いていってくれるんじゃないかなって思ってる。

剛:不便は良いと思います。

箭:奈良だって不便でしょ?

剛:不便です。

箭:言ったら奈良県知事に怒られちゃうけど

剛:そこは知事にお会いして謝罪しておきますけど^^
奈良の人たちと話したんですよ。剛くんやったら、どんなふうに奈良を変えてゆきますかと。「いやこうじゃないですか。」「ああじゃないですか」と。ただやっぱり奈良を変えてゆくことは大事だと思うし、時代を修正してゆく素晴らしいエネルギーを持ってるしメッセージも持ってると。ここは僕にとってほんとに誇りに思える出身地だと。ただ、でも「人をたくさん呼ぶために知恵を絞りすぎて、クリエイションしすぎて観光地にしちゃだめですよ」という話はしました。「よくも悪くもなところは残してこそ奈良であり、残してこそ大事な場所。だから奈良なんですよ。」という話をしたんですけど。ちょっと不便ですからね。でもそれがよかったりして。

箭:もっと言ったら、「堂本剛」とかね不便ですよこの男。

剛:相当不便ですね。^^

箭:でもだからラジオ聞いている人は、もっともっと剛くんのこと知りたいし、もっともっと自分のこともわかってほしいって思うね。そこがコミュニケーションの一番素敵で難しいとこだと・・

剛:なるほどね。でもほんとに不便は必要かもしれないですね。だって昔携帯電話ね、肩からかけてたんですよ。流行りだした当初肩からかけてた人、ちょっと斬新でしたもの。

箭:ほんとそうですよ。携帯電話できて何が一番変わったかって、彼女のうちに電話する時電話すると絶対お父さんが出る。お父さんが出て、どう接するか、ドキドキしたり背伸びしたり、ちゃんと接することできなかったり、結構面白い経験だったけどそれ完全に奪われちゃうじゃないですか。

剛:すぐに告白もさ、急に直接言わなくてもメールで言えちゃったりするわけじゃないですか。

箭:ただ、それに文句言ってると頭固いおっちゃんになっちゃうわけですよ。今そういう意味では高度なことが要求されている時代で。携帯あります。コンビにも24時間開いてます。世界中にネットでアクセスできます。その中で自分が自分のイマジネーションを育てていくための不便を自分で作っていかなければならない。そこがオレ、クリエイションだしおもしろいとこだと思う。携帯捨てちゃえ、ネットごみにだしちゃえではなく、それは持ってるけど自分がそれとどう関わるか加減を要求されてるのが今の世の中に必要なことかなと。自分の一番好きな言葉はドキドキなんですよ。

剛:おードキドキ?

箭:すげー子どもっぽいけど。そうするとはじめてドキドキしてくるんだよね。ドキドキするために自分の何を不便にして自分の何を研ぎ澄ませていくか。
別に愛に特化するでもいいし。なんでもいいんですよね。

剛:ほんと不思議ですけど、昔どうやって仕事していたかわかんないですよね。
なぜあの高度なクリエイションをどうやってたんだ?これはって。

箭:一時間連絡こないとむかついたりするでしょ?

剛:あと不安になる。この感覚が増えてしまったんですよ。例えば彼女に電話しました。
でえへん。「何してんのあいつ、こんな時間まで。」ということに対して不安になるわけじゃないですか。でも携帯電話とかなかった時は、「何してんのあいつ」な感じはなかったような気もしないでもない。なんかもうちょっと信じれたりとか。

箭:信じれた。信じれたし、信じれる私でいようとしてた。

剛:多分ちょっとずつ便利になると、人の価値観も変わっていってしまうというか求めるものが変わっていくんですよね。テロップをなくしただけでずいぶんと見え方変わってくるでしょうね。自分で知ろうとするから。
本当にクリエイターさんといろんな話をすると・・

箭:おれのこと?

剛:そうですよ。たかが一人の男のクリエイターさんとお話しするといろいろ出ますね、やっぱりね。

箭:オレ年がら年中こんなことしゃべってるわけじゃないんですよ。やっぱこの男としゃべってると、なんか導かれるというのも年上としてちょっと・・いやなんだけど。なんかあるんだよな。

剛:ほんまにいろんな話も尽きないですけど、とにかく不便、不便ていいですよね。不便てこれから必要なことかもしれないですね。

それでは、先週はアルバムかけたので今週はシングルをかけたいと思います。誕生日は繰り返すんですけども、春も繰り返すんですけども、この年の誕生日とかこの年の春とかこの年の君に対しての恋心とかは繰り返さないわけじゃないですか。だからひとつずついろんな想いは大事だという思いをこめてラブソングを書いたんですよ。kurikaesu春聞いて下さい。

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♪244ENDLI-x/kurikaesu春
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剛:この世に今一番ほしいものという話をして、不便というものがいいんじゃないの?という話になりましたが、ここのゾーンでは、箭内さんがひとりの男として、将来こんな風になってたらいいなみたいな。オレこんな風に生きてたら幸せかもなみたいな。今現時点での理想像とかありますか?

箭:まーね。あの、これ先週から剛くんのすごくいい話を聞いていて、自分の小ささとか汚さとかが暴かれてくのがすげぇつらいんだけど、まあそれはそれでいいかなと思って・・基本は僕ね、好きな言葉はNo Tomorrowというぐらい今に集中したいなというタイプなんですよ。今に集中すれば、今日使えるお金が人より多いじゃないですか。貯金しておかなければ。今日のこと考える頭のメモリも多いし、て思ってはいるんだけど。

やっぱりね、ふたつあって無理やり「十年後どうですか?」と言われても、全然考えてなくて、そうしないとオレ自分らしくやっていける自信がないというか、そんなこともあるんだけど。

ひとつは、将来の自分が今の自分を励ましたいなと思う。ずっとオレはそれをやってる。中学校の頃の自分は悩んでいる。おいおいあと30年後になると、もうそんなことはどうでもよくなるからさ、お前が思ってたことは正しかったんだよ、という風にそれを証明し続けてあげたい。会社に入って今の自分がその頃の自分に会いにいって、「デザインなんかカッコよくなくても想いがつまっていればそれでいいんだよ」というのを言いにいってあげたいと思う。

十年後の自分は、今の自分が何か迷っていたり不安だったりすることをきっと解決してくれてるというか、それがなんか敵討ちの連続なんだけど。講演したり大学で教えたりしてるんだけど、誰に教えてるかというと、昔の自分に教えてるんだよね。オレ20年前こんな先生に、こんなこと言われたかったなということを伝えてる。

あとは忌野清志郎さんの話、バカな年上でいたいというか、なんだオレより10歳も20歳も上のあの人が、まだ金髪なんかにしてる。なんかすげぇバカなもの作ってるよ、というのが若い人たちを焦らせる。いい意味で。そういうことになったらいいなと思う。

年取って落ち着いてるよりは、どんどんバカになって、どんどん変な格好してやるみたいな。僕はそういうかんじですね。それが剛くんと先週話したみたいに、「だってそれは一人のオレだもん」と言うね、そういうスタンスでやれたらいいなと思う。

剛:過去の自分に励ましたりメッセージを投げたりという、クリエイションとも取れるその感覚は独特ですよね。なかなか昔の自分は忘れたい、と思う人結構多いと思うんです。

今の自分に対してムチ打っていくっていう方法論は良く聞きますが、中学校くらいの僕に対してというのはなかなかないなって思います。

箭:そっか、でもさ、剛くんも10代の剛くんが、今の剛くん見たらものすごい嬉しいと思うよ多分。

剛:それはそう思います。いろんなところでも話してるんですけど18くらいのときですね。ほんとにイメージに縛られて、人が求めてくる自分に応えようと必死になって心がほんとに壊れちゃったんです。そのときに生と死を考えたり、いろんなこと考えて生きたときがあって。そんときに救ってもらったのもファンの人だったんです。お手紙もらったり剛くんのペースで自分らしく頑張って下さいと。

そんなことを言ってもらってる僕に対して、嫉妬する人間もいっぱいでてくるんです。やっかみも飛んできました。いろいろ意地悪されましたよ。「お前そんなんでプロなのか」とか言われて、でもでもしゃぁないと。心が壊れてるから。あなたたちに対して、僕はここまで応えたし、あなたの理想にも近づいたし、あなたのイジメにも耐えたし、だから僕は今こうなってしまってるんだと。心が壊れてるんだと。

それを責任も取らずに、自分の思い通りに動かなくなった僕に対して文句を飛ばす、イジメを続ける、そんな僕に対して愛を返してくれている景色を嫉妬に置き換え、また攻めてくる。

でもまた愛を投げてくれる人たちにそれを見せないように努力する。そういう時間がずっと続いたんです。23くらいまで5年くらい続いて、結構ヘビーで苦しくて、そんときにミスチルの深海というアルバムを聴いて、インタビュー読んで「死にたいと思って書いたアルバムです」って、その言葉に胸がぐさっときて。

で、聴いて、ギターを手に取りいろんなことをやっていくうちに、音楽に救われたみたいな。あの時の僕はほんとに人におびえてたし、毎日恐くて目を閉じたら死んでしまうかもしれない、明日の朝死んでるかもしれないと思って、を繰り返していた。

そういう時に救ってくれたファンの人に対して、今一度ちゃんと愛してると言いたいと言うのは、ほんとあるんですけど。

そのときの自分を僕は逆にあまり見たくない。ただそのときの自分が、今の僕を見たときにすごく苦しみに耐えてきて良かったとか、このイジメに、やっかみに耐えてよかったみたいな、いろんなことを思いながら、涙をこぼしてみてると思うけど。

僕はそのころの自分をそんなに見たくないなとは思う。でも今、結構客観視はできるんですけどね。人にも言えるし、昔の自分に対して、今こんな風にできてるから大丈夫やとか言いながら問いかけていくってことはすごくいいことですね。

お前が信じていたことは正しかったとおっしゃいましたけど、そういうものは失くしがちじゃないですか。そのpureなときに人はこうあるべきなんだとか、こう信じていけば必ずつながるんだとか、返ってくるんだとか、そんな風に信じ続けることって社会に出て、会社に入ってとなると見失ってしまうとこだと思うんですけど、そこをふまえてなんか正しかってんみたいなことを言えるのはすごいですよね。

箭:そんなうまくできてないけどね

剛:やっぱり器用な人やから瞬時にやってるんですよ。自分て、自分やから人に対して「こんなことできます。人をこんな風に愛することできます。人をこんな風に受け止めることもできます。」と言った時に、人が「えーっ」ということ結構あったりするんです。「何がですか?不思議じゃないでしょ?」「なかなかできひんよ、普通人は」といわれたときに「でも僕はできる」と。

僕は自然にやってきてて、いろんな人に教えてもらってきて、僕はそれを手に入れた。決して自分がすごいとか言ってるわけではなく、「僕はそういうところに立てていることに感謝をしながらそういう風にしてるんだよ」と。それって自分自身はすごくそんなに大げさにはとらえんけど、回りは「これ剛くんやからそういう風に思うん違うかな」みたいなことってあるみたいで。

それが箭内さんにもありますものね。そういうのって昔の中学時代の自分とかに・・

箭:執念深いんだよな、オレ。

剛:いや、大事なことですよね。ほんとにひとつの壁を乗り越えて向こう側に突き抜けて行く感じと言うか、壁を乗り越えていく方法論もあれば、壁伝いに歩いていって抜け道を探す、亀裂を探すやり方もあったりとか、正面からぶっこんでって砕いてまうとか、あると思うんですけど。

どれが正しいのかわかならくなります。ほんとにわからなくなるなって。でもそうやって昔の自分に問いかけるってことは、ほんとに今の時代にとっても大事なことだと思う。時代が昔の時代に対して問いかけたときに、「オレはここまで来てしまった。どうする?」って。

「ここちょっと行きすぎかな」とか、「これちょっと無しかもな」とか昔の自分に戻ってゆくってことも大事なことですしね。箭内さんも自分が今ある状態をすべてを良しとはせずに、昔の自分と照らし合わせながら、「ここは守っていこう」とか、「ここは違うかな」と変えていくわけじゃないですか。10あったら10突き落として行くわけじゃないじゃないですか。

箭:ていうかね。これ話ずれちゃうけど、悔しいことって一番の原動力なんですよ。で、毎日あるんですよなんかしら。

剛:ほんとありますね。

箭:悔しいことがあるうちは、どんどん前に進みたくなるし、それをまた塗り替えてかなければいけないから、いつまでたってもやることがなくならないんだよね。

剛:でもそれすごい幸せな人生だと思いますよ。

箭:ほんと?そんなことはじめて言われた。オレ、人に

剛:だって毎日悔しいこともしんどいですけど、「いや〜今日も楽しかったな」だったら、「もうええか、仕事」とかってね。ちょっとしたことが生じたと、それに対して僕がどうこう思うのは、「まあええか」と思うんですけど。誰かがそれに対して迷ったり混乱したりあーってなるのがいやなんです。

だから、仕事がずっとつまってる。自分が先方を待たしているというのが嫌なんです。ちょっとしたことが人の気持ちとかって大きいじゃないですか。そういうとこはやっぱ考えていかにゃあかんと思うんですけど。

箭:もう随分先行ってんのやな〜。剛くん。

剛:行ってないですよ。(笑い)

箭:もう頑張りますよ。オレも。

剛:いやいやいや

箭:ほんとすげーいいいいよ。堂本剛、やっぱり。

剛:大人の人といっぱい話して、いろんな人の失敗談も聞いてね。だって僕、今年29になるんですよ。

箭:まだ29なの?

剛:29になるんですよ。そうすると何が生じてるかというと、回りみんなバンバン結婚してるんですよ。結婚してるなとか、子ども生まれるねん、そうなんや〜とか、今日もライブのリハやっていて、オレはスタジオのパンやインスタントラーメンとか食べてて、スタッフの一人が愛妻弁当ですよ。パンがだめということではなく、「いいな〜」と。剛「それ前から言おうと思ってたんですけど、ちょっとあまり見せんといてもらえます?」って。

箭:I and 愛妻弁当だものね。

剛:うん。

以下スタッフ(ス)とのやりとりを剛くんが再現
  ス「なんでですか」
  剛「いや、ちょっとなんか、いやでしょ。こっちは。」
  ス「じゃ、今度うちの嫁に剛くんのも作ってって言っときましょうか?」

剛:ってそういういことじゃないんですよ。ええなって思う。ご飯作ってくれて、「これ持って行き」ってええですよね。ああいうの見てるとふと考えません?「あれ?オレどうすんのかな?」仕事ばっかりしてるけど、仕事ばっかりして、応援してくれる人のためにこうでとか、それは楽しいからやるけど、これからもやるけど・・ふとオレどうすんのやろ・・

箭:将来どうすんの?

剛:わかんないですよね。今僕の予定では28に付き合って32に結婚なんですよ。予定としては。

箭:今28?
剛:28。もうすぐ29なんです。ちょっとだけずれるかもしれないですけど。ずっと思ってたんです。26くらいのときから、28くらいちゃう?みたいな。

仕事すごい忙しくて、昔は「結婚したら奈良帰って住もうかな」とか考えてたんですけど、「海外もありやな」とか思ったり、極論、「子どもが出来たら仕事をやめて子どもを育てようかな」、とか。ある程度まで。そうしてから、「オレ今何できるかな」と考えて、「オシ、これやろけ」みたいな感じでやるみたいな。とかもいいかなって漠然と思ってますけど。

でも多分、僕恋愛観女っぽいんですよ。だから女友達と恋愛の相談乗るでしょ。ややこしいって言われるんです。「男の人ってみんなそう?」って言うから。

箭:男としてのアドバイスがほしいのに

剛:

  以下剛くんと女友達とのやり取りの再現
  剛「そうちゃう?」だって「人を愛するんやったらこうやろ」みたいな。「彼氏にこういったらええねん。」
  友「でもあんまり男の人ってそういうこと言って大丈夫かな?」って
  剛「何がやねん。」
  友「ちょっとなんか女ぽくない?発言が」
  剛「そんなことない。人を愛したら、人はこうや」

みたいな話するんですけど、なんかね、恋愛観は女ぽいんですよ。女の人からすると計算しづらい男なんですって。だから女の人が投げてくるボールに対して、僕は気付かないふりをして交わすことも出来ますし、受け止めることも出来ますよ。そのへんがややこしいんですって。だから僕も結婚するときにね、どうなんやろと思ったことがある。

箭:でもさ、それは女の人がさ、変化球投げなきゃいいんだよ。まっすぐ剛くんと向き合えば全然まっすぐで、こんな簡単じゃんていうことだと思うな。

剛:そう、まっすぐが嬉しいですね。ぼくね、すごい簡単なんですよ。だから告白されることも人生の中であったわけで、そのときにポンて

  以下剛くんと女友達とのやり取りの再現
  友「これ言っていいですか」みたいに言われて
  剛「何?どうした」
  友「どうしても好きなんですけど、付き合ってもらっていいですか」とか言われたり。
  剛「ごめん、おれそんな感じで接してなかったから、ちょっと二日くらい考えていい?」って考えて「ゴメンちょっと僕、今やらにゃあかんことあって、それを第一優先してしまうし、ちょっと違うかなって思うねんな〜」みたいな普通に話して
  友「あ、じゃあ大丈夫です」みたいな
  剛「だからといって、どうこう「電話せーへん」とか「やめてくれ」ではないねんけど。「今はそんな気分ではないん。ごめんな」って。「でもそういうふうに思ってもらってオレすごい嬉しいわ。」っていうような感じなんです。


剛:これがすごい変化球投げられると全然受けられない。なにこれみたいな。でも受けますけどね。わかるから。ああこう来てんのかって。でもそれを知った段階で、あーこの人は愛する人にこういう風な形でアプローチをする人なんだなと思うと、ちょっと僕とは違うのかなと思ったりね。その時点で気付いた入りしますけどね。

箭:でもこのラジオみんな聞いていれば。もう大丈夫でしょう。あー、変化球いらねーんだと。

剛:いらないなと。いつかほんまに出会うかもしれないでしょ。期待を高めるようなことコメントしちゃって申し訳ないですけど。何あるかわからへんから人生ね。箭内さんも二十いくつの「えッオレより年下ですか?」みたいな、うそでしょみたいな・・何があるかわからないからそうなんですよ。それが人生ですからね。
僕はとにかく将来の理想は、子どもができたら仕事やめて子育てするとか。

箭:すごいな想像できちゃうな〜それ。

剛:家に楽器置いといて、その子が早く音楽に触れる瞬間を見たいです。思えば思うほど触れなかったりするんですよね。でも久しぶりに箭内さんとお話して。

箭:こんな話で大丈夫かな?あんまりクリエイティブじゃなかったよ。

剛:大丈夫ですよ。かなり人間的な話ができましたし、I and 愛の話じゃないですか。

箭:大丈夫かしら。剛、箭内さんなんかと付き合ってて。あんまりそういうメール送ってこないで下さいね。

剛:大丈夫ですよ。大丈夫。ほんとに。ゲストの方に来ていただいて。箭内さんのような近い存在の方とお話できると、ファンの方もなかなか聞けない本音というか、僕の思っていることとか今多分衝撃的なことを何個か言うてますからね。

箭:いや、オレこれ流れて大丈夫なの?みたいに一瞬思ったりもしたけど。

剛:でもまあ流れることですから。

箭:それを引き出したのはオレとの会話だってことで。

剛:ここだけなんです。ここだけの空気が会話が作り出したものですから。

箭:良かった、役にたったんだ。

剛:もういつもですよ。いつもいろいろやっていただいてますから、ほんとにね。いつになるかわかりませんけど、18くらいのね、いろいろいじめられてきた僕が、今愛を信じてこうやって生きているのと同じで、エイプリルテンも信じ続ければいつか・・ゴールデンとかじゃないかな〜。

箭:ゴールデン?

剛:ゴールデンじゃないですかね〜ゴールデンの一時間。海外とか、結構行くと思いますよ。

箭:オレ将来のことわかんないけど、それは将来やりたいね。

剛:やりたいですね。ちょっとね。ぼくずっとやりたいなって思ってるんですよ。やりたいなって。ということで今日は。

箭:や−、今日は面白かったというか、不思議な時間だった。

剛:不思議な時間ですね。871ENDLI-xにきていただいて。箭内道彦さんに来ていただいて。先週いただきましたIのキーホルダー、ぜひ大切にしたいと思いますけどもね。今後もいろんな場所で御一緒するでしょうし、同じ誕生日同士つながりつつ感じつつ僕でよければなんか言うてください。

箭:いえいえ、僕でよければほんとに。

剛:この時こそお前が必要だというときがあったら、言葉だけでもいいですから使ってください。選択肢のひとつとして使ってください。そのくらいの気持ちで今後もよろしくお願いします。ありがとうございました。

今日のゲストにお迎えしたのは871ENDLI-xに来ていただきました。またお時間ありましたらぜひ来ていただいて、ぜひいろいろお話させていただきたいと思います。ありがとうございました。

箭:ありがとうございます。

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♪244ENDLI-x/kurikaesu春
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今日もいろいろなお話をさせていただきました。年上の男性とお話をすると、自分が一人の男として語る言葉も多く出てくるんだなと不思議に思っているところでございます。

いろんな僕の部分を聞いてくださってる箭内さんでもありますので、またお話たくさんしてもらいたいし、その話をしている僕の中から、みなさんいろいろ気付いて聞いてもらえたり、ちょっと今日は「えっ」ということもあったかもしれないですけど。

僕の18才のころの話とか、いろんな話してゆきならがら、今を僕は見てゆきたいなと。僕もやっと昔の自分を見れるようになったのかなと。それもみなさんの愛があったからこそ自分自身が愛を持つことができたんだなと、つくづく心から感謝しています。ほんとにみなさんありがとうございます。

メッセージ、あなたからの愛も募集しています。メールアドレスはld@fmfuji.co.jp 。FAX03-3373-9700。番組HPもスタートしております。今日の内容は明日アップされますので。なんとなくチェックしていただければと思っています。HPのアドレスはhttp://love-dha.fmfuji.co.jp/です。

ステージに立ったりする瞬間に、自分を客観視しながら、自分が今ほんとの自分であなたの前に立てているんだろうかということをすごく考えたり、くやしくなったり、つらくなったりすることがほんとにたくさんあります。ほんとの僕を誰かに隠されて、僕は今立っているんじゃないかって・・とにかくほんとに自分が愛している人の前で、「愛している」と素直に言えているのだろうかと、いろんなことを切に考えながら歌うこともずっとあった僕ではございますけども、これからはみなさんには見えないところかもしれませんけど、ちゃんと道徳・倫理・愛を持って闘って、ほんとの僕で皆さんの前に立てればなと思ってますので、どうぞみなさん全身で愛を受け止めてほしいなと思います。

今日はHelp Me Help Meを聴きながらお別れしたいと思います。それではみなさん来週お会いしましょう。おやすみなさい。

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♪244ENDLI-x/Help Me Help Me
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2008/03/29 by こさかママ [20]

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