++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
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#652

bayFMをお聞きの皆さんこんばんは、堂本剛です。堂本剛とFashion & MusicBook、始まりました。

まずは最初こちら、宮城県のルルちゃんですね。
剛くんこんばんは。私は最近ふとした瞬間にとっても悲しくなって、胸がぎゅっと詰まるような感じになります。親元を離れて高校に通ってるのですが、久しぶりに実家に帰って家族と話してたりする時、通学中普通に外を歩いている時など、様々な場面で急に悲しくなって泣いちゃったこともあるんです。もう消えてしまいたいなと思ったりもします。

昔からずっとそんな感じで、不思議だなと思ってました。誰かに相談したくてもなかなか勇気を出せず、ずっと胸の奥にしまっておいたのですが、剛くんのラジオを聴いていて相談してもいいかなと思えたので、メッセージを送ることにしました。長くなってしまってごめんなさい。剛くんだったらどうするのか伺いたいです。

というメッセージをいただきました。あの、まあ僕もそうだったんですけど、まあ今でもそうなんでしょうけど、自分で言うとね、うそくさく聞こえたりするフレーズでもありますが、すごく繊細な部分が多いので、色々な変化に敏感ですよね。

なのでその気持ちになる前後、いわゆるその気持ちになる前が特にそうかもしれないけど、友達とか先生とかほんと一瞬何となく見た、一緒なんとなく聞いた、そういう景色やエピソードみたいなものが、遅れて急にどっと襲ってくるって言うかね、それで急に悲しくなったりとか怖くなったりとかっていうことが、なんかよくあるなぁ自分も、と思うんですよね。

僕はやっぱり音楽をすることであったり、表現するっていうことを人生で選ぶことができたので、それも一つのスパイスになるなっていう、前向きな気持ちで繊細な自分を生きてるけど、やっぱり世の中にはとっても優しい人っていうのが存在していて、だから自分が世の中に合わせて、もうちょっとここはルーズでいいかなとか、鈍感になった方がいいかなとか、自分の意思でそうなりたいと思ってそうなるぶんにはいいと思うんですよ。

でも周りの関わる人たちが、「しょうもないなお前、そんな性格。」とか「そんなん気にするの」とか。そういう言葉でしか自分を相手しない人、歩み寄るとか、抱き寄せるとか、そういう感覚のない人と接してると、自分が悪いような気持ちにもなってくるよね。

でもそういう人が世の中にいるように、そうじゃない人っていうのも世の中にはいますから。そういう人たちと時間を過ごしてると、自然と悩みって消えていくんですよね。あの悩みはなんだったんだろうなって思えるような友達、仲間、いろんなものが、結果自分のそばにやってきてくれるので、そのためにはポジティブに、前向きに、この今の時代を敏感に感じ取って、自分の一度きりしかない人生を明るいものに変えていくんだという勇気と力っていうものを、日々自分の体内から放出するように、そんな感覚で一歩一歩進んでって欲しいなーっていう風に思いますね。

僕だったらどうするか?って、僕だったらもうそっちに切り替える、ポジティブな方に。疲れるし、悲しい苦しいは、とにかくポジティブに切り替える。コロナの時代にようやくたどり着いたかもしれないけど僕も。ポジティブに切り替える。何が何でもポジティブに切り替えていくっていうことは、やっぱり一つの方法かなと思うかな。

世の中に本当にねこうやって誰にも言えないで苦しんだり、孤独と闘ってるという人たちがたくさんいるなとか、意地になってる人もいっぱいいるなとか、いろんなこと思って書いた曲で、まさかラジオでね、この曲をこんなにもかけると思ってなかったっていう。このラジオでもめちゃくちゃかけまくってる曲なんですけれども、本当にたくさんの人が救われたらいいなとか、今一人で、家で潰れそうになっている人、そんな人を救えたらいいなとか思って作った曲のひとつですので。それでは Everybody say love 聴いてください。

♪ Everybody say love

堂本剛と Fashion & MusicBook、 ここで皆さんのメールご紹介させていただきます。今日はですね、好きな日本語というテーマに届いたメールを紹介したいと思います。今日2月5日はですね、に ほん ご、2と5、日本語と読む語呂合わせからですね、日本語検定の日ということでございます。漢字だけじゃなくて敬語とか文法とか、幅広い領域で出題されると。

今やっぱりメールを打つことがほとんどで、字を書くとかってなかなか減ってきてしまっていて、それをやれる時は僕自身もやるんですけども、書く機会もありますしね、あるんですけど、「あの漢字何やったっけ?」って、すごいど忘れってどうしても起きるのは、なんか嫌ですね。

皆さんの好きな日本語ですが、まずはですね神奈川県のラジオネームすずさやさんです。
剛くん初めまして。初めまして。毎週剛くんのラジオから癒しと安らぎを頂いております。素敵な時間を届けてくださりありがとうございます。

私の好きな日本語は花の終わりを表現する言葉。以前ネットで花の終わりの表現の仕方がそれぞれ違うという内容を見かけて以来、印象強く頭に残っています。

桜は散る、梅はこぼれる、菊は舞う、椿は落ちる、牡丹は崩れる、など枯れるという表現をすれば伝わるところを、あえて花の終わりへと向かう姿を想い、それぞれに似合う言葉を添える日本人の感性がとても素敵だなと思いました。そして花の最後の姿に思いを馳せるような繊細で美しい日本語がとても好きです。

ちなみに私は睡蓮の沈むという表現が、美しさとほんの少し恐ろしさを感じとても印象強く心に残っています。その言葉を聞いただけで光景を目に浮かべることができる、そんな繊細さを持った日本の言葉が大好きです。

なんかあるよね。日本独特のと言うか、日本の方が先ほどルルちゃんの話もあったけど、繊細であって普通というか、これだけその一つの花によって言葉をチョイス、選択するというクリエイトをしていくわけやから、繊細に生きるっていうDNAがあってもいいっていうか当たり前のような気がしますよね。

そしてジンジュさん。韓国の方なんですけれども、私が好きな日本語が、想うです。想像の想ですね。僕もこっちの想うっていう言葉、相手のことを想う時とか、気持ちが何て言うのかな、何気なく思うとか、思い出すとかは田んぼに心の方にしたいほうなんですけれども、何か想いが募っているもの、想いを馳せているもの、込められてるものの、あなたを想うの時と、その想うっていうのは、意味を込めていつも使ってますね。

いろんな言語を勉強する事が趣味の一つですが、ある言語ではよく表現できないことが、ある言語ではもっと明確に表現できるということからその魅力を感じている、と。日本語の中で「想う」という言葉はそんな表現のひとつです。韓国語で想像の想の「想う」と、先ほどお伝えした田んぼに心の「思う」は同じ音と表現を使います。

もちろん他の言葉でも表現できますが、「何々なんだと思う」と「あなたを想う」は韓国語では基本的に同じ言葉を使うので、文脈によってその意味の違いを感じます、と。なんか韓国語教室みたいになってしまってすみません、と。ありがとうございます。なので、日本語では同じ音を使いながら、想う、想という一文字で意味の違いを表現できるので、想うという言葉が好きです。

私がちゃんと理解しているのかよく分かりませんが、田んぼに心の「思う」の中には、自分自身がいるとすれば、想像の想の想うの中には相手がいて、その相手に向かう感情、心みたいなものが込められているようで優しく感じられます、と。

まさにあの僕が言っていたようなこと思ってらっしゃるんですね。ラジオや音楽、歌詩、書などいろんな形で剛さんの想いを証明してくださる度に、その想いがそのまま近づいてくる気がします。その中で人と人との想いが通じ合えるということを教えてくださってありがとうございます。自分にとって慰めと勇気になっています。まだまだ日本語が未熟ですが、剛さんのおかげで新しい言語の世界を接しています。その楽しみを教えてくださったことも感謝しています、と。

まだまだですがと言いながら、このような立派な文章を書けるって、でもほんとすごいと思うんですけど。だって、漢字、ひらがな、カタカナ、使ってらっしゃいますからね。これはいわゆるこの想像の想と、思う田んぼの心の思うの違いを私はこう感じていますということを僕が韓国語で説明してくださいと言われた時に、僕こんなに綺麗にまとめられる自信がないですもんね。本当にすごいなと思っています。

やっぱりその言葉を伝えるってとっても難しいじゃないですか。でもこれをね、丁寧にこんな風にして伝えることができる人ってほんとすごいなと思います。海外の人から日本語のことだったり、日本の色に合わせて思いを伝えてくれたり、綴ってくださることってすごく嬉しい気持ちになりますよね。そしてまたこうやって丁寧にまとめてくださったこと本当に感謝します。ありがとうございます。

そして22歳のハローペティさんですが、
剛くんこんばんは。初めてメールを送ります、と。初めまして。私の好きな日本語は、明日、明日ですね。私は10代の頃ストレスや悩みなどから、夜中に誰にもバレないように真っ暗な部屋で声を殺して泣いていた日々がありました。当時は、明日なんか来なきゃいいのになと思っていたので、明日という「明日」という言葉が嫌いでした。明日は明るい日という意味で明日と書くんだろうなと思っていたんですが、一応調べてみることにしました。そしたら明日とは元は朝という意味で、明日の明るい「明」の部分は明るいではなくて夜が明けるの意味でした。それを知った時に、私はめちゃくちゃ前向きな勘違いをしていたことに気づきました。それからはその前向きな勘違い通りに、明日は明るい日になるかもしれないと思うようにしたら、明日が来るのが楽しみになりました。そして気づいたら明日という言葉が好きになっていました。剛くんも気付いたら好きになっていた言葉はありますか?

好きになっていた言葉というよりかは、好きになっていたものは、以前もお話しさせて頂いたことがあると思いますけれども、その一つが雨ですね。雨は何かじめっとしてるし、暗い気持ちになるというような、なんか子供の時はそう思ってたんですけど、歳を重ねていくうちに、雨が癒してくれるとかね、雨が浄化してくれるとか、なんかそういう存在になってたって言うか。

後は故郷を思い出すんですよね。そして雨が上がった後に、草木の青い匂いとか、ああいう香りがした時も地元を思い出しますね。あと何か分かんないですけど、窓に雨粒がポタポタポタポタと垂れていくような描写だったりとか、そういうの見てると地元を思い出すんですよね。なんでか分かんないです。でも昔は本当にそんなに好きじゃなかったんですけど、雨という存在がたくさん僕のことを救ってくれてるなぁ、僕の心を救ってくれてるなって思っていますね。

そして上海の方ですね、みえさん、28歳の方は、
日本語を勉強し始めて以来、いろんな美しい日本語に出会いました。正直に言うとベストは選択しにくいです。自分の年齢や時代、そして身の回りの環境が要因で好きな日本語がどんどん変わっていきます。

個人的にはコロナ以来は「寄る」、近寄るの寄るですね。或いは「寄る」で組むいろんな単語が好きです。寄るの1番目の注解は「その方向へ移る」です。人と人、実際の距離だけではなくて心の距離も表現できるという日本語です。コロナ時代に巻き込まれ、二人が近づかないとしても心が寄り添うことができます。「寄る」の1番目の意味が組んだ「寄り添う」が漢字自体から温かさを感じ、毎回見ることで心の奥まで響き渡ります。

「寄る」の2番目の注解は目的の所へ行く途中、ついでに他の所を訪ねるです。友達のチョさんは、外国人に対しての水際対策のことで東京での仕事を諦めることを余儀なくされていました。でもこの寄り道、コロナによる遠回りが、長い人生で見たらいい経験になるといいですねと彼女の日本人友達からの言葉で温かく支えました。本来の目的地とは違いますが、寄り道ならではの景色が必ずあります。時代の流れに悲嘆するのではなく、その流れとともに生きてると言う勇気が寄り道の言葉に潜んでいます。

すごくあの本当に染み渡る文章でした。自分も常日頃思っているようなことではあるんですけど、これを改めてこんなにわかりやすく丁寧に説明していただくと、すごく救われました。寄り道をするということ、そこにも必ず何かがある。自分の救うものだったり、自分を癒やすものだったり、いろんなものがある。なんかこういうことってよく人を励ます時に言いがちな言葉だったりすると思うんですけど、本当に思って言うんですが、この文章の説明を聞くとより本当にそうだなって思って、何かこう前向きな気持ちになれる。

こんなにわかりやすく説明できる日本の人っているのかなっていう気持ちにもなりました。そのついでに他のところを訪ねるとかね、なんかこう寄り道ならではの景色が必ずあるっていうのはすごく救われた人多くないですか、今、何か。何か明確なものを頂いていなかったとしてもですよ、なんかこう寄り道ならではの景色っていうのは必ずあるって、この言葉が今沢山の人救ったんじゃないかなと思って。自分も救われたんですけど。そんなふうな想いで読まさせていただきました。

そしてラジオネームさゆりさん、三重県の方ですけれども。
「ありがとう」ですね。魔法の言葉だと思います。元気になれるしなんかいいですよね、と。剛さんにもありがとうの気持ちでいっぱいです。これからも応援させてください、っていうふうに伝えてくださっています。

もうこのラジオで色んな気持ちをこうしてあの伝えて頂いていますけれども、前にも言ったことありますが、こんな日が自分に来ると思って生きてなかったです。ルルちゃんもそうですけれども、たくさんの方がこのラジオに自分の苦しい想いを送ってくださることも多いじゃないですか。その方々と同じような気持ちで過ごしていた自分がね、思い出されるっていうか、その頃の自分に会いに行けたら色々辛いと思うけど、「やさしい気持ちでやさしさに包まれながら生きれる時は来るから、絶対に諦めんなよ」ってタイムスリップして、何か言いに来てもらいたかった、言いに行ってあげたかった、みたいな感情ですけど。

そんなふうな気持ちになるそのお言葉いっぱいもらってて、この剛さんにもありがとうの気持ちでいっぱいですって言ってもらって、僕も皆さんにありがとうの気持ちで本当にいっぱいですといつも思って生きてます。

今日は皆さんの好きな日本語、印象に残った日本語ということで色々とお便り読まさせていただきました。日本語ってやっぱりいろんな繊細な言葉だなと思いますよね。今日に至るまでに言葉は色々と変わってはきているものの、日本語の持つ香りとか色彩っていうものは、言葉の発音とか雰囲気が変わってもそこにやっぱりちゃんと生きづいてるって言うのが、なんかすごいなと思うんですよね。

言葉で色彩とか香りとか、輝き、香料(光量?)みたいなものとか、温度とか角ばってるとか丸いとかひらひらしてるとか、ひらひら自体もそうですけど、そういうような言葉の中にあるその香りみたいなものとか色彩みたいなものってのは本当につまってるよなと思って。すごいことなんですよね。普段日頃なんとなく使ってたりしているけど、やっぱこれはすごいことなんやけどなーっていうふうにすごく思うんで、日本語で歌詩を書くことの面白さ、日本語を伝える歌を作る面白さとかってやっぱすごくあって。

でもやっぱりこう奥深いが故に使い方もまた難しかったりもするなっていうのはありますけれども、皆さん今日放送を聞いていただいて、今一度改めて日本語にそれこそ寄り添ってみて、日本語を紐解いていきながら、こういう言葉があるんだなとか、これって自分ぽい言葉だなとか、この言葉ってなんかお母さんぽいな、お父さんぽいよなとか、お兄ちゃんぽいな、お姉ちゃんぽいな、弟っぽいな、妹っぽいな、おじいちゃんぽいな、おばちゃんぽいなみたいな感じで、いろいろ日本語をまた探索する旅というのもちょっと面白いんじゃないかなという風に思いますんでね。

今日は日本語にちなんだですね、日でもありますので、是非皆さんそういう風にラジオ終わった後も眠くないような人はそういう風に過ごしてみてもいいかもしれませんね。まあ別にあの明日過ごされてもいいんですけれどもね。なんか今日をきっかけにそうやって日本語をもう一度改めて学ぶという事に、好奇心・興味を持っていただけたらなという風にも思うそんな回でございました。

皆さんからのですね、様々なメールお待ちしておりますのでどんどん送っていただければなと思います。

メールの方は
tsuyoshi@bayfm.co.jp
です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

今日はちょっとファンキーなやつかけてないって言うか、Everybody say love はかけてますけれども。GO TO FUNK ウォーキングデッドの総指揮官の方が聴いてくれるっていう状況があるんだなーって言うね。あんだけウォーキングデッド観た甲斐あったわと思ってこっちも。

タッタラララタッタラララって言って。それこそNARALIENとかのアルバム作ってる時に、これあの本当後付けのエピソードではなくて、タッタラララタッタラララタッタララララーってオープニングって言うんですかね、の曲あるじゃないですか、ウォーキングデッドの。あれを不意打ちで弾くっていう、しょうもない遊びをよくやってたんですよ。僕がちょっと「うーーんどうしようかな」ってギターのリフとかちょっと考えてたりすると、gakushiくんがタッタラララタッタラララタッタラララって弾いてくれて「あ、ひらめいた!」ってよく遊んでたんですよ、ほんとに。全然ひらめいてないんですけどね。そういう遊びを、しょうもないことよくやってたんで、こんな繋がり方すると思ってなかったちょっと面白いなって話なんですけどね。

いつか機会があったらね、それこそゾンビファンクとかね、ゾンビのファンクバンド作りたいですけれどもね。「いいよ、やろう」って言われたら、もうすぐやりますけれども。なんか本当にこのアルバムいろんな人聴いてくれてるなって印象があるんですけれどもね。たくさんの方に海外の方にもたくさん聴いてもらえたらなという想いも込めて、今日はですねGO TO FUNK を聴きながらお別れしたいと思います。堂本剛とFashion & MusicBook、お相手は堂本剛でした。それでは皆さんまたお会いしましょう、おやすみなさい。

♪GO TO FUNK
2022/02/05 by こさかママ [677]

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* 02/05 #652

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