++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
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#552

bayfmをお聞きの皆さんこんばんは、堂本剛です。堂本剛とFashion&MusicBook始まりました。

10代の方から頂いたんですけど、まずゆうなちゃんは
「お手紙を書いたりしますか?」ということで、「手紙はひと文字ひと文字に思いがのるようで私にとって大切なツール。友達の誕生日にはありったけの愛をこめ書いた手紙を渡すようにしてます。私の母は頑張れなど一言でも何か紙に書いて伝えてくれる人で、そのどれもが宝物。いろいろな試練も手紙を持って乗り越えてきました。以前剛くんもお母さんにもらったお手紙のお話をされていましたが、やっぱり手紙は素敵だなと思います。」だったり

まゆさんから
「剛君は音楽は歌詞を聴きますか?それとも音を聴きますか?」ということで、「私は音楽を聴く時に歌詞の響きや音のリズムとかを聴いて、『この部分のこのリズム感好き』となるんですが、

お母さんは同じ曲を聴いていても、『この歌詞、いいよね』と言われて、私は『そんなこと言ってた?』ってなります。その後歌詞ブックとかを見て歌詞を理解したりしています。親子でもこんなに違うんだなと思いました。」っていうのがあったり。

やっぱり10代の頃に作った曲と今作った曲ととか色々聴き比べることもあるじゃないですか。やっぱり感じ取り方っていうのは変わってきたとも言えるし、それは僕の場合は知識が増えてしまったからっていうのあるかもしれないけど、でもなんかこの曲いいよなーって言う、他人様の曲を聴かせてもらった時とかに。なんかこの曲いいよなーって思える時って歌詞がいいかアレンジがいいかみたいな。

歌詞は別に大したこと言ってないなーとか、普通のこと言ってるなー、でもしみるなぁだったり、この歌詞はもうこの人しか書けないよねみたいな感じの歌詞だったりね、あとはアーティスト側がはっきり歌ってるか曖昧にわざと歌うかとかそういうことでも変わってくるかなと思うし。

でも言葉、日本語っていうのはFUNKやってて、より思うんですけどスピードがなかなかないんですよ。もちろん英語の方がやっぱりスピードはあるかなって。アタックとかね、日本語本当にそこがないので難しいですね、作ってて。

でも日本人なんで日本語でなるべくファンクミュージック作るっていうのは一生懸命頑張ってるところ。それはやっぱり日本語っていいなと思ってる部分が大きいのかな。英語喋れないんですよっていうことよりも日本語っていいなっていうことのが大きいからそういう風にしてるって言う所があって。

英語への憧れがものすごく強ければ英語勉強して英語でやればいいなと思うんですけど、まあ英語勉強して損はないと思いますけどね。でもやっぱり日本語いいなぁと思ったりしますね。お母さんのお手紙とかもそうですけど、誰かのメッセージ、ポンて書いてもらったことで頑張れたり、文字に何かこう言葉に宿ってる力っていうのは不思議なもんで人間感じ取れるんだなっていうのあるじゃないですか。

社会に出て仕事してて学生時代の時じゃない時間がどんどん増えてくと、忘れていく感覚ってあると思うんですけど、でも学生時代だからこそ研ぎ澄まされてる感覚とか空いてるスペース空間そこに色々なもの入れられる空間とあるじゃないですか。

そこに僕の音楽とかが入った時に全く僕が予想してたというか僕が欲しかったリアクションもらえる印象が多いなあと思いますね。イコール素直な印象が来るって言う。よく言われたのが4 10 cakeとかそうですけど、ホットケーキしか言入てないけどめっちゃかっこいいみたいな、コメントが来るんですよ。

そうすると非常にありがたいですよね、うん。これってホットケーキの歌なんですかなんなんですかっていう感じよりかは、ホットケーキしか言ってないねんけど何かわからんけどめっちゃかっこいい、のれる、ファンクいいなぁ、これで十分なんですけどね。

僕なんかもだから聴くときはどっちもの感じ聴いちゃってますけど、でもそもそもファンク聴くってなった時に歌詞とか聴いてないですね。タイトル見てなんかこんなこと言ってんのかなみたいな、で後で和訳して、ちょっとなんか乱暴な言葉だったんですねとか、全然知らんと聴いてたわとか、そういうのはありますけど。

でもその乱暴な言葉使いたいタイプでもないので、でもやっぱ乱暴な言葉の方がパンチあんなとかやっぱ思いますよ。思うけど、いわゆる汚いなって表現されるような言葉とかはなるべく使いたくないなと思ってそういうのは排除しますけど。僕の感覚にはないから。でも関西弁で例えばあほんだらボケカスとか、何言うてんハゲ、みたいな関西弁あるんですけど関西弁はちょっとリズムいいんですよね。グルーヴあるんですよね、今みたいに。何言うてんねんボケカスみたいな。テレリリリリリリリリみたいな。そういうのが英語ぽかったりするところとかあってわざとなんかこう関西弁ちっくに使ったりするときもありますけどね、日本語をね。あとは関西弁をそこだけポンと入れたりとかしたりとかして遊んだりしますけど。

でもやっぱり何かこう自分が楽しんで作るっていうことが一番だろうなあなんて思って作ってて、まあそういう楽曲を人が聴いてくれた時にどういう印象があるのかなーっていうのをまた楽しみにして作ってるという所ありますけれども。音楽はねいずれにしてもどういう風に聴く聴かないはその人の自由なんで、「絶対こう聴け」はないです。

でもちっちゃいイヤフォンとかちっちゃいスピーカーで聴くよりかは、ヘッドフォンにするとか卓上スピーカーにするとか、そういうふうなことをして聴いたほうがより楽しいのは間違いないです。あの聴こえてなかった音像が急に聴こえてくるようになるんでね、スピーカーで稼いでちゃんとドーンと鳴るんで。あ、こういうことだったのかという。

こないだも言ってました、レイドバックとかそういうような話も「あ、なるほどな」っていうことはもうちょっと理解できるかなっていうふうに面白く聴けるってのもありますからね。そういう風に、再生する機器をどういう風に変えるかでまた変わってくるなっていう風に思いますけど、色々な物事、音楽一つもそうですけど、いろいろな物事っていうのは人それぞれとらえ方が違いますからそれでいいとは思いますけどね。まあいろいろな想いをこめてこちら音楽を終わらせよう聴いてください。

♪音楽を終わらせよう

堂本剛と Fashion & Music Book 今日はですねフリーなメールを送って頂いたものをちょっと読まさせていただこうと思いますが。

「初めてメールさせて頂きます」というちっこさんです。
「私は最近剛さんのラジオを聞き始めた新参者です。先日実家で15年以上前の剛さんのアルバムを見つけました。そのアルバムの中のORIGINAL COLORという曲が当時大好きで懐かしくなって久々に聴きました。15年経っても当時と同じ部分で切なくなったり、いい曲だなと思える音楽を作っているミュージシャンの方たちって本当にすごいなぁと素直に感動しました。

そこで最近はどんな曲を歌っているんだろうと気になったのがきっかけで剛さんのラジオ聞き始めました。その日ラジオで流れたの4 10 cakeという曲でした。衝撃でした。正直いって『堂本剛、この15年の間に何があってん』と思いました。ホットケーキしか言うてへんやん。いやいやこの曲には何か隠れたメッセージがあるはずだ、とかこれはなんかの曲のアンサーソングなんだろうかなど、愚かにも必死で答えを探しましたが、迷宮入りしたので考えるのやめました。考えるのをやめたのに今私の頭の中ではホットケーキが延々と流れています。これほど中毒性の高い曲だったとは完全に私の負けです。結局音楽は色々と頭で考えるのではなく、聴いたまま楽しんだ者勝ちなんだなということを思い知った1曲でした。」と。

良いお勉強をされたという、それは、ORIGINAL COLORいいなーって言ってた人が、久しぶりに聴いてみるかって、4 10 cake聴いたらそれはびっくりしますよね(笑)、そらね。まあ僕もだからもちろんロックとかも好きだし、バラードを歌うのも好きだけど、最近自分の体の不具合のクセとかなんとなくご理解できてる分はちょっと増えてるんで、メロディアスなものも今作ってはいるんですよ。前回とかは、何かこういうの作っても歌えるかなどうかなとか思いながら、レコーディングはいけるかなとか思って作ってるみたいな範囲があったけど。

今はちょっとそのライブでも行けるかなとか思いながらちょっとメロディアスなもの作ってみたり、いわゆる歌詞があって、メロディがあってみたいな、ものもちょっと。ちゃんとしたという言い方も変ですけど。グルーヴでいくというやつじゃないものも作ったりはしてますけれどもね。でもこのORIGINAL COLORとか作ってた時っていうのはまだファンクにも出会えてませんでしたしね。こういう曲も作ろうと思ったら作れるんですけど、なんなんでしょうねえ、いまいち盛り上がらないかもしれないですね、自分がね。何曲かありますよ、似たようなやつ。3曲くらいかな、こういうような感じの曲。

それでラジオで結婚しますみたいな話されてたカップルさんのかける曲、ちょっとそれ違うんじゃないのみたいな話をしてたじゃない?それで、だったら作ってくださいっていう話があったんで、ウエディングの時にかけれるファンクは作りました。そこで本当はウエディングの「あなたと出会えてよかったね」みたいな感じのそれっぽいやつ書いたりもしたんですけどバラード。いい歌やなって思ってたんですけど、なんかスタジオとかできゃっきゃ言いながらやってたら、なんかウエディングのファンクになっちゃいました。

バラードはまた引き出しの中にしまわれてる状態っていうか、まぁ自分が歌ってもいいし、どなたかに歌っていただいてもいいしいってこともあるかもしれないしね、わかんないけど。そうそうそういうのがね、作ったりもしましたね。そういうの作る時に、作りやすさはありますけどね、自分のなんかこう出てくる言葉とそういうロックバラードとかバラードと合わせる時に、スピードがそんなにそこまでいらないからバラードだと。パンって輪郭のある言葉は選ぶけどでもそのパってスピードはBPMが遅いぶんそこまで考えなくていいから自由に作りやすい、逆に言えば。

ファンクとかブラックミュージック、ソウルとかってなってくるとちょっと「ドゥツパッドゥツパッドゥツパッドゥツパッ」ってなるから、そうするとやっぱやらかい言葉だと抜けてかないしスピードがないから乗れないですよね。よくプッシュする、こないだレイドバックの話しましたけどその逆もあって、そのテンポのちょうどいいところよりもちょっとだけ前に前のめりになるのプッシュって言うんですけど。プッシュしながらボーカルだけがプッシュして歌うとかそういうようなことすると音の点をよけれるんで、ボーカル抜けるんです。レイドバックも一緒なんですよ。音、打点と一緒、ドラムのキックもスネアもハットもベースもギターも全部鍵盤も鳴ってるところに声が重なるよりかはプッシュしてそれを点をよけて先に顔を出すとか、後で顔出すとかすると、ボーカルは聴こえやすくなったりとかもするんで、そういうふうにしてテクニック使って色々歌ったりするんですけど。

でもロックバラードとかだとそういう作業はそんなに必要じゃなくなってくることも多いので、結構大きく自由に歌えるなっていう僕は印象があるなっていう。まあ作りたくないわけではないんですけどね、さぁ作ろうかのときになんかそうならないんですよね。久しぶりに作ったということで言えば、ジャニーさん亡くなったなーっていうことで作ったロックバラードが久しぶりに、までもあれちょっとエッジ効かせて歌ってるから、ちょっとソウルよりなヴォーカルにはなってるけど。Precious Loverって曲作ったんですけどそれライブで歌ったりとかしましたけどあの曲はいい曲やなー我ながら。あれもちょっとリリースしたいなと思ってるんですけど。でもあの曲を歌いながらよく泣かずに歌ってたなーと思いますね。

でまさかのね、東大寺でね、街歌って、泣くつもりなかったのにね。本当になかったのよ、何にも。でも急に10代の頃の自分が書いた歌詩が、この40代の自分を崩してったんですよね。

このカラダまだまだ行けるさ
ゲームはまだ終わっちゃいないさ

この歌詩がドーンてきちゃったんですよね。あの当時書いてたのはメンタル的に苦しくて自律神経もおかしくなってみたいな。本当にしんどかった時に書いてる言葉なんですね。でも今は体の耳患ったなっていうところとかのなんかいろいろをリンクしちゃって、若い時の自分に慰められてるような感じもして、なんかいろんな感じに急になっちゃってね、曲というもの本当不思議やなーと自分を通しても思いますよね。

あとね10代の子でね、あおちゃんがですね
「母親が泣いてる時にねどうしたらいいでしょうか。この前普段起きる時間より早く目が覚めた時、リビングの方から母親が泣いてる声が聞こえてきました。ちっちゃい子が泣くみたいな声をあげて泣いていて、時々父親の声も聞こえていたから一人で泣いてるわけじゃないのには安心したけれども、このままリビングに行って『どうしたの?』って聞いたら寝てて気づかないことにするのどっちがいいのかなとか迷いました。母は泣いているのは年に1度くらいの頻度で見ています。泣いている内容が分かる時もあれは、どうして泣いてるのかわからない時もある。理由がわかる時はだいたい仕事でうまくいかないなど。なんて声をかけたらいいのか子供に泣いてるとこ見られたくないんじゃないか、色々考えてしまう。結局声をかけられていません。剛さんならどうしますか?」

僕ならね、普通に「どうしたん?」って言うかな。「どうした?なんかあったん?」て。「いやこうこうこうで」って言うかもしんないし言わないかもしれない。「まぁ別に言いたくないんやったら言わんでもいいけど、何かあんのやったらいつまでも子供とか思ってんと聞けることは聞けるやろから何かあったら言いな」みたいな感じとか。あの先週も話ししたけど、やっぱ大切な人とこの人にこう言っとけばよかったっていうことがいっぱいあるの、人生は。だから自分が今この言葉言ってあげることでこの人救ってあげれるんじゃないかっていう言葉は大いに言っていった方が僕はいいと思うわけ。

そういうところで自分も産声あげて、最初泣いて、泣き声から対面してるわけじゃない親とは。親だってそりゃ泣くときあるよ。僕も何度も見てるからね。その時には厳しく、泣いてるけど厳しく言う時もある。「それはお母さんがこういう風に思ってるからそうなるだけ。いつまでもその気持ちはわかるけど、そういう風な気持ちでずっと生きてるとまたそうやって傷つくよって。だからそうじゃなくってこういう風にこうなんだなっていうふうに考え方を整えて、思い直すことで、今よりも強くなれるし今よりも優しくなれると思うから、そういう考えっていうのは出来る限りなくしていった方がいいんじゃない」みたいな。っていう言い方で、ポンて突き放すような感じで愛情投げる時もあるし。

「そうかそうやったんか、大変やったな。でもお母さんがそうやって泣いてるって事は、今生きてるって事やもんな」みたいな。そうやって親子の中で親が自分の前で泣いてるっていう事はとてもショッキングなことではあるねんけど、でもそれって素直に見せてくれてるって言う事で嬉しいなと思えることもあるから、まああんまり泣いてるお母さん見たくはないけど、泣きたいなとか思うときは素直に言えばいいし、「『自分今こんなこと思ってる』みたいなことがあったら普通に言えば?って僕は別に何言っても何もいい意味でも悪い意味でも何も思わへんから普通に言えば?」みたいな感じで話することもあるし。

やっぱり年を重ねていくとね、自分の体に自信がなくなってきたりとかね、自分を責めたりするのよ、今まではこうやって記憶できてたのに、「あぁ忘れちゃった」とか。「またお母さん忘れてた、ごめんね」って。自分がこうこうしたいのにこうできないっていうところの悲しみにぶち当たって泣く涙もどんどん増えてくるのよ。それを「本当に年寄りは」とかそういうようなことを言うわけがなくてね、僕は。「それはもう年取ったんやからしゃーないよ」って。「でもそれで自分が悲しいなって泣くんやったら、メモを書くとか絶対忘れへんようになんかするとかっていうことをお母さんもしないと繰り返すだけやんか。」ていうような言い方をしたり。

もしあれやったらギター教えようか?指動かしたりとかさ、なんかしてたりとか。お母さん歌うの好きやから、ピアノとかやればいいのになと思ったりもするんですけど、楽器はなかなか手につけないから、まあ・・と思ってるけど。なんか楽器弾いたりするってすごくいいのになぁとか思ったりしてね。まあどの家族にもあるよ、そういう親がちょっとね弱い姿見せるって言う。でもそれを大きく強い力強い姿勢で包んであげるとまた家族の新しい愛の形っての始まるから、まあそういう風にできるなと思う時だけすればいいのかなあなんていう風に思ったりします。

ということで皆さんからの様々なメールお待ちしておりますのでメールの方は
tsuyoshi@bayfm.co.jp です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。今夜はですねI've found my voiceを聴いていただきながらお別れしましょうかね。これも何度も言ってますけれども、知人の相談乗ったりとかしてる中でやっぱり自分の人生、自分はこう生きたいんだっていうことがあるけれどもなかなかそこに行けないんだよみたいな。そういう人いっぱいいるよね。

でも今行けるんじゃない?みたいな時は行きなよみたいなね。行きたくてもやっぱり行けないいろんな事情みんなあるから、そんな誰もが叶えられるわけではないだろうけど、でももうそんな逆境とかにも負けずに突き進むっていう、なんかこう力強いパワーをみなぎらせることができたら行きなさいよっていう。

何よりもその自分の足で歩いて行けるそこに向かって歩いて行けるっていうことができなかったとしても自分の心の声を聞いてそういう自分を育てていくっていうことはとても大事なことなんじゃないかなとかいろんな思いを込めてこのI've found my voiceという曲を書きましたんで、こちらを聴きながらお別れしたいと思います。堂本剛とFashion&MusicBook、お相手は堂本剛でした。それでは皆さんまたお会いしましょう。おやすみなさい。

♪I've found my voice
2020/03/07 by こさかママ [575]

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* 03/07 #552

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