堂本剛とFashion&Music Book
bayfmをお聴きのみなさんこんばんは、堂本剛です。 「堂本剛とFashion&Music Book」始まりました。
まずはですね、以前メール読まさせていただいたんですけれども。
「以前、3年前に好きになった子に告白したいとメールした17歳高校3年生の女の子です」ということで。 「剛くんにメールを読んでもらった後に勇気を出して友達に、彼の・・・え〜彼の友達とSNSで繋がっていたので、その状況をいろいろねリサーチした結果、彼には彼女がいた」ということで。 「せっかくアドバイスしていただけたのにすみません。でも剛くんにメールを読んでいただけて、引っ込み思案な私は勇気を出すことが出来ました。ありがとうございます。 大学生になったら新たな出会いがあるよう祈ります」と。
あの、ご飯でも食べに行ってね、少しずつこう調べたり探ってみるのもいいんじゃない?みたいな話したんですけれども。
まぁでも難しいとこやけど・・・うんそうね、相手に彼がいるなとか彼女がいるななんていうふうに思ったら、それはそれって考える人もいるしね。 関係あるかいって人もいるしね。それは諦めなきゃって思う人もいるしね。なんかこういろんな考え方があるよね、恋愛って。
恋愛も結婚もそうやけどいろんな考え方があるから、人がやっぱりとやかくどうこう言うことではないよねって思っちゃうね。
だからなんかそうね、大学生になって新たな出会いがあるよう祈りますと。
なんかこう自分らしく過ごしてれば人が気づけば近づいてくるみたいなイメージっていうのかな、そんな方がいろんな人と出会えて楽しいけどなってこと。 あの恋愛どうこう関係なくね。いろんな人と。
だから大学生ライフ、大学生になった時に自分らしく過ごしてたら勝手に周りに友達とかがいっぱい集まってきて、そこに出会いが潜んでる可能性があるっていう、その順番の方がいいよねって思って。
好きな人愛しい人見つかるといいなって思って毎日オシャレして可愛くして生きるよりも、自分こういう人間なんですよねって生きてた方がいっぱい出会える確率上がるんじゃないかなって思ったり。 なんかそんなこと思いました。
だからまあそんなに気持ちを焦らしたりせずね、自分らしく過ごしてたらいいんちゃうかなと思って、うん。 ぜひあのほんまに1回きりしかないからね、楽しい大学生ライフを送っていただければねというふうに思います。
それではこちら『ORIGINAL COLOR』聴いてください。
♪『ORIGINAL COLOR』
堂本剛とFashion&Music Book。
ここではですね、ちょっと久しぶりに僕の楽曲に対してのエピソードをたくさんいただいていたので読まさせていただきますが。
まずはですね、きょうさん。
「毎週ラジオを楽しみに生きている大学生です。突然ですが剛さんは一聴き惚れしたことありますか? 一聴き惚れは一目惚れの耳バージョンらしいでう。思い返してみたところ、私が生まれて初めて一聴き惚れしたのは天魔さんがゆくのエンディングで流れていた剛さんの『瞬き』でした。 1番のサビの最後の『溺れても走る眼差しの色が叶わない恋みたい・・・』という言葉に胸をキュッと掴まれた感覚になったのを覚えています。 いつ聴いてもあのフレーズのところでときめくし、叶わない恋みたいな色ってどんなんだろうって勝手に考えながらぼーっとする感じがなんだかとても癒されます。 剛さんは、聴いたその一瞬で心を掴まれた音楽はありますか?あったらどんな音楽かぜひ知りたいです。これからもラジオを楽しみにしています」ということですけれども。
そうですねぇ。 えっとそれこそ僕ファンク好きって言ってますけど、土屋公平さんが一緒に番組で出てくださった時に、僕の左斜め後ろでちょっとチョーキングしはったんですよ。 そん時にハッとしまして「めちゃめちゃカッコイイ音してるやん!何これ?」って思ったんですよ。
で、その後のパーティーの時に怖かったんですけど歩み寄って行って「すいません」って言って「ちょっと一つお伝えしたいことがあるんです」って言って。 「何?どうしたの?」って言われて「先ほどリハの時にサウンドチェックでギター弾いてられてたあのフレーズとあの音が忘れられないです。ものすごくカッコイイと思ったんです。それをただ伝えたかっただけです」って。 「じゃあ何かあったら連絡しておいで」って言ってくれはって。
それからは実際ギターを教えていただいたりとか・・・っていうところからFUNKっていうものが始まっていってますからね。 うん、僕は師匠って呼んでるんですけども、「いいよ師匠って呼んで」って言ってくれはったんで。
それかなぁ?う〜ん。
なんかねぇ、もしかしたらみなさんより邦楽を僕は聴いてないと思うんですよね、最近ここ何年とね、聴いてないと思うんです、洋楽ばっかり聴いてんねやろなと。 だからその音色でカッコイイと思ってしまって惹かれて入っていくとかね、そういうのやっぱ多いよね。
だからそのミッシェル・ンデゲオチェロって前はマドンナとかがバンドに入れてましたけど女性ベーシスト。 彼女のベースとか好きですね。なんかこうベースももちろん好きなんですけど世界観みたいなものとか。 なんか好き放題って言うと語弊があるけど「私です」って言うてるんですよね、作品が全部。 それがなんかいいですねって思って。
どんどんどんどんいろんなん聴いてって、音色で引っ張られていくってあるよね、うん。 「何なん?このフレーズ」とか「どうやって指動かしてこうしたん?」みたいな「ヤバない?」とかそんなんすごい多いですね。 そういうのが僕はちょっとあるかなぁっていうのがありますね。
えっと、はるちんさんが、10代の方ですけれども
「最近『春涙』という曲を聴くようになって、最近ファンになったばっかりだから昔の曲を遡れずにいましたけど、最近では昔の曲も良く聴くようになりました。 『春涙』の歌詩がすごく大好きでこの曲を聴くと一度きりの人生今を生きることに感謝しながらこの時を大切にしなければと改めて感じることが出来ます。 特に私が一番好きなところは最後の10行くらいの心臓の音みたいなところが大好きです。生きているなと感じられます。 この最後に込められた想いとかが気になってメールさせていただきました。過去にも話したことがあるかもしれないけれどもよかったら聞きたいです」というふうに送ってくださいまして。
あのぉこれも結局さぁ最初『会いたいよ』って言葉から始まるねんけどさぁ、『願う桜の木の下で』っていう。
なんかこう桜見てるとさぁ若い頃ってさぁただ綺麗やなで終わってたんよね。 でもその母のやっぱり一言「あと何度一緒に見れんのかな」って言われた時にもう胸えぐられる感じになって。
今ではこの『春涙』とかもそうですけど、なんかこうケンシロウが亡くなったのが11日だから、まぁ桜一緒に見れて良かったなと思ったんですよ。 タイソンも含めてね、一緒に見れたなぁ良かったなぁって思ってたり、なんかいろいろしてる矢先に亡くなっちゃったから。
桜の季節に亡くなったんでね、だからなんかこう桜をパッと見た時にケンシロウをやっぱ思い出すようになっちゃったんですよ、結局は。 だからなんかこう桜をこう見てると「会いたいな」って思ったりしちゃう。
だからこの『春涙』って曲も何かそんなこと思って書いてなかったのにね、結局そうなっていったりすることもあるなぁみたいな。
でこのね心臓の音を録るって結構難しかったんですよね。 マイクでただこうやっても心臓の音って入らへんから、とにかくみんなでいろいろ駆使してね、その時にあるいろんなもの駆使してとにかく心臓の音録るっていう。 僕はだから床に寝ましてだすね、マイク近づけてで、密閉して、とにかく心臓の音だけを録りたいって言うて。
なんかこう鼓動の音ってすごい何て言うのかな独特じゃないですか。 すっごい低い音やしね、マイクで録ったりすると。 「ドックン!ドックン!」ではないからさ、「トックントックン」みたいな。
自分で自分の心臓の音聞いて自分が生きてるなみたいなことを確認したかったって言い方変なんですけど。 もちろん生きてるんですけど「あ、生きてるな」って思いたかった・・・うん。
あとは生きているということに感謝をしたかったりとか そんなこととか思いながらそれで音を録るとかということをして。 そんなことしたなぁっていうね歌だったりしますけれどもね。
さ、ということでまぁいろいろ、みなさんそれぞれね、 僕ですらそうですけれども、そんなつもりで書いてなかったりとか、そういうエピソードでできた訳じゃないって曲だったりとかいろいろありますけれども。 なんか曲ってほんと不思議ですよね。人によって変わっていくし。
多分僕は今『春涙』は歌えないでしょうね。 泣いてしまって。
自分で作った歌で泣くってなんやねんあいつって感じになっちゃうくらい。
これはなんかいろいろ、詩の言葉の流れとかいろいろ考えて結構考え尽くして書いた感じがあったんで、 なんかこうありふれた言葉を使うっていうことを一回やってみてもいいかなって思ってやったのと、本来ならば並べない言葉と言葉を並べるみたいなのをちょっと意識して書いたんですけど。 「会いたいよ」なんて使い古されまくってる言葉ですからね、それ一番最初に持ってきてってしてみたりとか。
まあこれアレンジしてくれたのが十川ともじさんで。
なんやろな、やっぱりあの人の優しさみたいなんがあるよなぁアレンジに。 よく話もしてるからどういう人間像かっていうのも理解してくれてるっていうのもあるけど、 またいつか自分が涙せずに歌える時が来たら歌ってみようかななんて思ったりしてます。
それでは『春涙』聴いてください。
♪『春涙』
堂本剛とFashion&Music Book、みなさんいかがだったでしょうか。
えー今日は僕の楽曲に対していただいたエピソードなどを読まさせていただきました。
えー最後にですね、せいじ君ね、孤独FUNK
「悩みがあります。聞いてください」と。 「20代に入ってから急に涙もろくなった。理由が分からないけどふと涙が出るんです。 某おつかい番組を見ても涙が出るし、自分の意見を人に述べるときにもふと思いが強すぎて涙が出ます。 男が泣くって恥ずかしいことなんですかね?ある人から「男のくせに」とか「泣いていちゃ分からない、伝わらない、弱い」みたいなことを言われました。 うちの母もよく泣きます。剛さんの歌を聴いてすぐ涙し、些細なことでも泣きます。 そんな母の背中を見ていたからなのか分からないんだけれども僕は泣くことに対して抵抗もない。素直な感情がそうさせるんだと思います。 恥ずかしくもなんともないです。けれども周りからそう言われると自分が間違っているのかもと思い始めてこのお便りを書きました」と。 「僕の心を救ってくださった歌、剛さんの『愛詩雨』を聴きたいです。お願いします」とお便りいただいているんですけど。
お母さんがそのまずよく泣く理由?多分過去に原因もあると思うんですよね。
僕も涙もろくなりましたけど、やっぱり原因は過去にあるもんね。 人にたくさん傷つけられたとか、意地悪いっぱいされましたからね。
だから正直者は馬鹿を見るとか、まじめすぎるとか、素直すぎるとか、そういうことっていうのは社会でやっていけない。 所謂その弱いって今言ってたけど、弱い奴やなって言われるような感じ? でもそれって母の背中を見て育ったから、まじめであることとか素直であることとか、身に沁み込んでしまってること。
まぁみんなの言う「そんなんじゃ社会でやっていけないよ」。 でも社会に自分側の人間が多ければやっていけんのに、そうじゃない人たちの比率の方が多いからやってけない・・・ってことなんだろなみたいな感覚もあったし。
今は純粋だったりまじめを貫いて生きてる人に出会うとすごく応援したくなる、変わってほしくないなと思う。
でも変わらないとやっていけなかったり、変わらないと傷付いちゃうから、乗り越えていけないから。
で、僕も実際変わろうとしたしね。 すごい子どもっぽく言うと悪い奴になろうって。でもあっぷあっぷになるんですよね。 なんか言葉も行動も変やから自分じゃないから。 かと言って僕がまじめですとか純粋ですとか強調してる訳ではなくて、僕の中にその悪はないっていう ただそれだけが引っかかって無理やったんですね。
で、このメールにあった『愛詩雨』って曲とかは、大きく分けるとほんとに2回目の人を全て拒絶。 誰を信じていいか分からないし、誰も僕のこと気にしてくれなくて結構ですっていう、もうほっといてくださいって思った時に書いた歌。
すごいしんどいです、これ聴く時は。
でもほんとに辛かった時、辛い時ってこういうもんやろなぁみたいなね。 まだ30歳なって10年経ってませんけど、この10年の間って言い方しますけど、いろいろやっぱあったなぁって思ってね、うん。
だからそうやって努力は必ず報われるってね、前もメールいただいていたけど、結構努力してんねんけどなぁって思う事の方が多いかな。
もし神さま仏さまがいるとするならば、何言うてんねやろな?僕にとか。 こんな言い方変やけど、何で僕がこうなんねやろ?と思うこととか、こんなにこうしてんのになぁとかさ、人生っていろいろ思うことあるなぁってね、うん。
そんなことを僕は曲に落とし込んでいってるんだなって感じがしますけれどもね。
まぁまた今はこの耳の状況があるんで、この状況だからこそ何か浮かぶような曲みたいなのを書けたらなって思って。
まだちょっと楽器そこまでいじってないんですけど、昨日ベースとアコギとちょっと久しぶりに弾いたりして、うん。 今やっぱ耳が癒されるからアドナインス系のコード選んで弾いたりとかして、そしたらちょっと癒されるし気持ちいいな。 あ〜10代のころアドナイスのコード弾いたりして曲作ってたなぁってなんかそんなこと思いながら昨日もギター弾いてたんですけれどもね。
ま、いろいろなことがやっぱりこうありますね。
みなさんもまた引き続き、この曲聴いてこんな思いが走りましたとかね、こんな思いになっていますとかね、もしありましたらまた送っていただければなあと言うふうに思っております。
(あて先紹介)
さ、ということでございまして、先ほどお便りにもありましたので今夜はですね『愛詩雨』を聴きながらお別れしたいと思います。
堂本剛とFashion&Music Book、お相手は堂本剛でした。 それではみなさんまたお会いしましょう。 おやすみなさい。
♪『 愛詩雨』
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2018/02/17
by あやめ [463]
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