++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
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#292

bayFMをお聞きのみなさんこんばんは。堂本剛です。
堂本剛とFashion&MusicBook、始まりました。

今日はですね、3月7日になりますけれども、3月11日ね、東日本大震災、うん、ほんとに月日というものは早い感覚で流れてゆくなと。でもその土地で住まれてる方は、未だ解決しないこと、未だ動いていないこと、そういったものと向き合いながら生きていらっしゃるでしょうから、もう4年、まだ4年。これはいわゆる外の人たちというか、そのストーリーを客観的に見る人達が言っている言葉のような気がします。事実としてシンプルに1年、2年、3年、4年が経ったという。そういう表現なんだと思うんですけれどもね。

ちよさんから頂いたんですけれども
「剛さんの阪神大震災の時の話、東日本大震災の、そして豪雨の災害の時などその傷みに寄り添おうとしてくれてることすごく伝わっています。

十人十色ライブ、東北公演、ほんとに優しく柔らかい時間でした。東北公演が決まるまではさまざまな困難があったと思いますし、実現するために剛さんが力を尽くしてくれたことに感謝しています。それにまだ状況が不安定な中でも剛さんが声をかけたときにきっとバンドメンバーさんは2つ返事で来てくださったんだと思います。ありがとうございました。

岩手公演の前夜、『明日はここに剛くんがいるんだなと思いながら会館前にいます。地元の会館に剛くんが来てくれるなんて二度とないだろうな』とつぶやきを見かけました。映像としても記録に残っていなくてもみんなそれぞれの胸に刻んでいます。いつも温かいラジオ届けてくれてほんとにありがとうございます。」

こういう言葉を綴ってくださいましたけれども。十人十色ライブなんですけれども、ひとりでこういう形でやるということももちろん考えてましたけど、もっといろんなかたちで携わり、寄り添いたかったです、僕は。これが正直な気持ちですね。

ひとりで動く時っていうのは、仲間に声をかけて、動くというストーリーはスムーズに動くんですけど、いろいろなことが大きくなってゆくと物事も大きくなってゆく。純粋に寄り添いたいというこのピュアな気持ちが、汚されてしまうようなステージになってしまう可能性だってある。いろんなことをみんなが考える。そのみんなが考えてることをひとつにまとめるということはほんとに難しい状況ではあると思うんですよね。

なので僕はひとりも含めてそうですけどいろんな形で寄り添いたかったなというのはすごく思ってますね。でも僕がこの時に許された道というのはひとりであればこういう機会を設けてもいいんじゃないのかとか、そういう空気感があったんですよね。

実際日取りを決めたり会場押さえたりいろんなことやってゆくとじゃあひとりで動こうということになっていったんですよね。でもそこでやっぱりコンサートの主催する方だったりスタッフの方だったりえらいおっちゃんやったりが「やあそれはもう剛がそう思うんやったらいったった方がええぞ」って「全然かまへん、かまへん。これぐらいやったらなんとでもなるから、これでやったらええやん」そのおっちゃんがいろいろやってくれたのもあってこれは実現しているんですよ、うん。

ライブ、ほんといろいろなところで実現させてくれているのもそのおっちゃんの力もあっていろいろ出来ているんですね。もちろんその人だけの力ではないのかもしれないけどほんとに最後の一手というか、腹くくってくれる役の人って必要なんですよ。その腹くくってくれる人がいることでいろんなことが実現していったんですね。

横浜のENDLIのライブとかも。奈良のshamanipponもそうですけど。この東北に回るといったことに関してはほんとにそういうこともありまして、でもほんとに僕はその人含め皆さんに感謝してライブやる度にもいろいろ思うんですけどね。

うまくいくことうまくいかないこといっぱいありますから。でもそうやって腹くくってくれる人がいるといないとではずいぶん違うなとかいろんなこと思います、うん。この東北ライブはほんとにいろんな問題が出たんでいろいろ言われましたけれども、すごくオレって子どもなんかなとすごく思ったんですけどね。何をごちゃごちゃ言ってんのやろってすごく思ったんですよ。

夢をね、与える仕事だとかよく言うくせにね、なんやろって思ったんですよね。でも過去にも色んな経験をされている中での判断なんで全部わからないわけではないんですよ。こういう時っていろんな力が生まれますから、ピュアなだけでは無理なんですよ。その人達にちゃんとした形で届けるためには、いろんなものが絡んでくるんですよ。で、そこからお客さんを守った上でショーをやるっていうのはすごくね、大変なんですよ。だからわかるんですよ。仰ることも凄くわかんねんけど。

でもこれだけの大きな天変地異があった後に、アーティストとしてね、ひとりの日本人としてね、動かない、動けない、動かない人を見る、いろんなことをやっているとわけわかんなかったですよね。こんな時こそ歌を歌うなとかそんな話じゃないんですよ。そこに行くというそれだけなんですけど。

で、求められれば歌う。求められれば話だけする。なんでもいいんですよ。
でもなんか、「ジャニーズ、アイドル」ってみんなすごく言うくせに、「そこ意識しなさいというくせに」・・いや、こんな時こそ行きましょうよっていう。

でもまあ全体で考えるとね、僕が行かない方がいいのかもしれないし、誰かが行ってくれはったほうがいいのかもしれないし、いろんなことやっぱりあるんですね。だから自分がつけあがるんじゃなくてね。

この時に自分ができる役割、ジャニーズの中で出来る役割、というものを探して、で、僕はこの形をとったんですけど。
十人十色っていうタイトルで、行きましたけれども。

これからも僕は僕で感謝して生きてゆくということをね、歩いてゆけばいいなと思ってるんですけれども。皆さんも、僕がね全部何もわからないから、生意気に言葉とか想いをほんとに綴りにくいですけども。

僕の人生の中で僕が考えれる時、気持ちを寄り添える時というのは、確実に沢山もうけて過ごしてます、僕はね。その時に皆さんが気づいてなくてもなにかこう繋がっていてほしいなって。空が繋がっているようにね。そんな想いで空を見上げたりいろいろして過ごしてる時間もあるんですけど

3月11日まではあと数日ありますけれども皆さん、いろいろな想いでその日過ごされると想いますけれども、どうか自分らしくこれからも一度きりの人生たくましくきらびやか
に綴っていってほしいなというふうに思います。

それではこちら聴いていただきましょう。

♪瞬き−涙奏

堂本剛とFashion&MusicBook、それではここでみなさんからいただきましたメールをご紹介します。まずはゆばにゃんさんですね。

「剛さんのラジオを聞いているファンになる方、10代の子が増えた理由としてありのままの自分を出せることが難しい今、剛さんの生き方、考え方、歌やファッションにものすごく魅力を感じるのでしょうね。

私は20年前から剛さんのファンですが、その頃からなんとなく今の剛さんがいましたね。だから好きになったんだと思います。雑誌のインタビューなどからはあまり着飾った剛さんではなかった気がします。

ものすごくハイテクになった現代、少し怖さを覚える私は、剛さんと同じ考えで嬉しいなと思います。東日本大震災のときに明かりのありがたさ、携帯のありがたさ、灯油のありがたさなどたった一枚の布団のありがたさそれを神様が改めて考えなおせと言っているのではないかと思いながらずっとニュースを見ました。

剛さんのことが好きすぎるのはずっと変わりません。歌っている剛さんを見て元気をもらってラジオを聞いて自分を見つめなおして面白いこと言ってる剛さんに癒やされて、前に向かって進もうと思わせてくれてありがとう」

と、数々語ってくださっているんですけれどもね、ほんとにね今綴ってくださっているいろんなことが素直に言えない時代ですからね

だから今こうやって素直に生きているんだっていうもしかしたらナチュラルな反発をしてるのかもしれないですけど、反発してる気分あんまりさらさらないんですが。
このほんとの自分というのをね素直に言える環境になったということが一番大きいと思うんですけど。

でもそれを言うためにはまず第一声というか、これが必要なんですよね、うん。
それを僕もいまだに忘れませんけどね、雑誌でインタビューしてもらってね。その人が悟ってくれたんですよね。

「本当に言いたいことって何かあるの?」っていう。そういうような感覚の言葉投げられて。

「僕今もうすごく辛い。ほんと死にたいくらいほんとに辛い」って言って。
「なぜならば本当の自分を表現してはいけないと言われてような気がする」と。
「アイドルとはこういうものだ。ジャニーズとはこういうものだ。うんもちろんそうなんだろうな。」と
「この会社に就職すればこの会社のルールを生きる。それが社会人である。会社員である。みたいな感覚にのっとっていく。そうなんだろうな」と。

でもまだ幼かった僕は、「いや生きてるのだから僕を生きなければいけないんだよ。魂はなにか言ってるような気がするんだ。でも周りや肉体自体はそう生きてはいけないと何か言ってるような気がする。でも魂はずっとお前は生きろといってる。そんな感じがする」って。子どもながらにいろいろせつせつと訴えたんですよね。

それをオブラートに包みながら載せてくれたんですよね。
本来ならばもう載せちゃいけないと言われてるようなものなんだろうなと思います。

ファンの方に「え、この人そんなこと思ってるの」って、「そんなこと伝えていいの?」みたいな。「そんなん家でアホみたいに悩んだらええねん。」みたいなことを真面目に書いてくれたりね。

そういうことがあったりとかしながら、「ああ剛くんもいろいろ悩んでいたんですね」っていうふうに言ってくれるファンの人もいたり、離れていってしまうファンの人もいましたけれども。

いろんな現象がおきて、でも本当の自分を伝えることができてから凄く楽になったんですよね。で、それから今の自分に至るんです。

自分がファンクミュージックというものを目指した、やり始めた時、何故ならばジャニーズっていうところにファンクミュージックやるやつがいーひんから「オレファンクやりたい」という理由と、「ファンクが好き」という理由とその2つがなんか重なってね、うんで、ファンクやったんですよ。

でもこれをやるとまた「あ、あの時と一緒かも」って思ったんです。
本当の自分、今やりたい自分、今生きたい自分を表現すればするほどイメージを生きている人はいなくなっちゃうんだろうなって。

「でもな、剛。お前人生一回やで。お前のやりたいことやれよ。それも親孝行やぞ、お前。」って思ったんですよね。

で、お父さんお母さんの顔がよぎったり、いろんな人の顔がよぎりながら自分の作りたい音楽作る。ファンクミュージックに進む。で、ステージで初めてやったとき、やっぱあたりまえやけどみんなぽかーんとして。「何が始まったんやろ。」って去ってゆく人もいれば、「え、なになになに新しいことなんか始まったんやけどなんやねんやろ?」って食い付いてくれる人もいた。

うん、あの時とまた一緒やなって。

本当の自分というもの。
恋愛をするときに「ぼくはこういう男の人です。男性です。」と言うことは、やっぱり僕は礼儀かなっていうか、猫かぶって嘘ついて女の人と付き合うなんて息苦しいんで、だから恋愛に置き換えるとって思った時に素直な行動かなって思ったんです。

「僕の趣味はこれでね、僕が好きな食べ物はこれでね、僕はよくこんなとこに行くんだよ。」そういうような話を女性に対してアピールしたり話をするのと一緒で、だからまあ自分を生きようということで生きて、うん。

離れていく人も沢山いましたけど、まあ、それでよかったかなっていう。

その人たちがどうでもいいっていう発言じゃないですよ
その人達にもものすごく感謝していますよ。そこ感謝出来ないアホな人間には育ってきてないのでね。

いつかまた出会えたらいいなとも思うし、出会えないかもしれないけど。
死ぬまで最後まで感謝していきますね、というのは僕の中で約束してることなんでね。

いろいろあるなとは思いますね。
そうやって自分というものを出すのはすごく難しいことなんですけど、勇気いることなんですけどね。これからも普通に生きていけたらなと思っております。


みやさん
宮城県に住んでいる25才の方なんですけど
「剛さんのことは小学校の頃から大好きで、これまで何度かライブに行かせてもらっています。その度に元気をいただいて愛をいただいて、時には涙を流していつもとても素敵な時間を過ごすことが出来て幸せな気持ちにさせてもらっています。

そんな素敵な場所で縁あってある男性と出会って、そして彼は一生私のとなりにいてくれる人となりました。そして私は現在妊娠9ヶ月です。剛さんが繋いでくださった愛でひとつまた愛が大きくなりました。今があるのはほんとに剛さんのおかげです。ありがとうございます。

今すごく幸せです。でも幸せな気持ちの反面それ以上の不安があって急に涙が溢れてきたり弱気になったりというような毎日を過ごしています。初めての出産なのでとても怖いんです。でも頑張らないといけないんです。こんな弱い私に何か励ましの一言をいただけませんか?」というメールもいただきました。

ライブ会場でね、知り合いになってご結婚されるというこのストーリーはよく聞くんですけれども何度聞いても嬉しいですね。
僕もライブやっててよかったなとか、音楽やっててよかったなとかいろんなこと思いますけれども。

僕も女性じゃないから全部判ってあげれないのと(笑)結婚すらしてませんからね。
これという言葉をちゃんと言えないとは思うんですけど。
その痛みとか不安とかいろいろなものと闘うとなると余裕ないと思いますけども、自分の生きてきた中で一番好きなワンシーンとかね、情景背景みたいなものをね、ずっと頭に描きながらその場に挑むとかですね。好きな音楽をちっちゃくかけて過ごすとかね。

いろんなことしながら、体のね、女性の体のその時に持っているストレスだったり、リラックスだったりみたいなものって反映していくってよく聞きますしね。だから出来る限りね、自分がリラックスする方向に。で、お子さんがあまりにもお母さんが不安がってたら怖がってたら、赤ちゃんのほうも怖くなるやろうしね。だから早くに会いに来てって思いながら過ごすのが一番いいんじゃないかなと。

こういうときこそほんとにシンプルでいいような気がするんですよね。
これもやってあれもやってあれもやってこれもやってこれもやって・・。
今はあのなくなりましたけどね、数としてはなくなりましたけどね、自然にね分娩するとかね。おうちでやる。助産師さんにきてもらって。みたいなことっていうのは昔はよくあった。

最近ね、あえてやってる方もいたり、海で出産したりプールの中で出産したり、色んな出産方法があると思うんですけれどもうん。そういうものもいろいろ調べてみるのもいいんじゃないですかね。家って安心しますよね(笑)なんか病室よりもしかしたら・・分娩台とかよりもとか。プールでとか。いろんな方法が今ありますから。

「あなたはねこんな時にこんなしてこうやって生まれたんだよ」ってあとで話し出来たり。
ぼくなんかは普通に病院で産まれましたけど。
お母さんが「4/9、4と9縁起悪いわ言うて10に絶対ずらしたんねん」って言ってちょっとふんばったっていうエピソードと、お医者さんがたまたま散髪行っちやって、髪切りに行っちゃって、予定よりも早く僕が出ようとしたみたいなんですよね。

で、髪の毛切りに行っちゃってるんでどうしよどうしよみたいなとかいろいろあってお母さんがこらえてこらえて、で先生戻ってきてのぽーんやったんで、傷だらけで出てきてるんですよ。うん、で目が真っ赤っかで出てきててお母さんの病室に来た時に僕は包帯ぐるぐるに巻かれてたみたいです。

お母さんはその姿見てどきっとして、「あれうちの子何かあったんやろか」ってすごいどきどきしたの覚えてるって。そうやってね誕生日の時とかにね、お母さんが自分をどうやって育ててくれたかとかね、そんな話を聞いているとね、胸が凄く熱くなりますよね、うん。お母さん自身もやっぱり涙ながらにいつも話しはるんですけどね、うん。

こうやっていま僕がしゃべっているラジオの言葉がね、自分がとても良いことを言ってる人だとは思ってないけれども、自分は今こういうことを思ってるんだっていうことを言っているこの人の言の葉をね、もし僕がね結婚しちゃってね、子ども生まれるっていう人生を想像できないんですけど、もしほんとに生きた場合にこのラジオのいろいろな言葉っていうのが、自分の子どもにとっていいものになったりもするかもしれないじゃないですか。それは作ってる音楽もそうなんですよね。

なんか苦手やなと思いながらこれやってる自分やったりとかね、ひとつひとつがそういうことにもなるんだなと。これは親を通してやっぱ思うですよね。

その時お母さんがなんも思わんと買ってたこれが、今の僕にとってはすごい大切なものになるとか、だから結婚してるしてない関係なくね、やっぱり自分が生きているということは誰かのために誰かの力になるはずなんだとこれは疑わなくてもいいことなんじゃないかなと。

これは誰にだってあることなんじゃないかなと僕は思います。そんなことをまた今日いろいろお話させてもらいながらうん、感じたなというそんな時間になりました。

みなさんからのさまざまなメールお待ちしております。

メールの方はtsuyoshi@bayfm.co.jp
FAXの方は043-351-8011
はがきの方は〒261-7127 bayfm
までどうぞよろしくお願い申し上げます。

さ、それでは今夜はこちら、「きみがいま」を聴きながらお別れしたいと思います。
堂本剛とFashion&MusicBook、お相手は堂本剛でした。それではみなさん、またお会いしましょう。おやすみなさい。

♪きみがいま
2015/03/07 by こさかママ [299]

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* 03/07 #292

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