堂本剛とFashion&Music Book
bayfmをお聴きのみなさん、こんばんは堂本剛です。 堂本剛とFashion&Music Book。
さ、今日5月10日。 僕の誕生日の1ヵ月後というそんな日でございますけどもね。
やぁほんとにね、まぁこないだも話しましたけど、35になったなぁみたいな、なんかそんな感じの。 う〜ん何が変わるかって言っても…まそりゃ多少変わるよなって言うても僕が思ってたよりね、あれですね。
時代とか世間様とか他人様に対してなんかこうゴマする感じって言うんですかね…は、ないですね。
大人になるってそんな事かなとさえ思う事あるじゃないですか、なんかこうね。
「こうなんだよ」って言われたら「ですよね〜」って言っといた方が仕事うまくいくみたいなのあるじゃないですか。 「まぁそれもそうですよね」ぐらいに言ってるタイプなんです。 「でもこういうのもありますけどね」みたいな。
「でもそれはこうなんじゃないか」 「まぁそういう意見も多いと思いますけど、こうこうこうだという意見もあるのも事実だと思いますけどね」みたいにして話していくと何か知らんけどうまくいきますね。 何か自分らしさを殺さずにちゃんと生かして。
でもその人とお仕事するという事はそういう事やと思ってたいんですよ。
何でもこうせいと言われて言うこと聞くからいい子やという事じゃなくて、意見を持った上でその人と話をしてその人と仕事をするっていう。
そこがね、たまに誤解される事多いですね、「こいつ生意気やな」みたいな。
いやでも僕も男やし、男と話しても女と話しても、その人と仕事しているというその意味を生きてたいんですよね、その仕事してる最中も。
だからそういう関係性ができていくって事が理想に、段々年を重ねるたびになって、それが実現しているっていうのがすごく嬉しい事だなぁって思って生きている今日この頃ですけども。
カーナーさんね、20代の方で。
「剛くん初めまして。私は2年前に今の旦那さんと出会って奈良から沖縄へ移住しました。」
いいねぇ沖縄ねぇ。行きたいね。美味しいやん沖縄料理も。 あのユルい沖縄タイムね。 奈良タイムっていうのもあるから、沖縄タイムの方がもっとのんびりやけど、奈良人には合うでしょうね。 「移住する前に奈良の景色を目に焼きつけておこうと思って奈良公園に行かれた」と。 「初めて中に入ったんですが、初めて見る東大寺さんに圧倒されてなぜか涙が出てしまいました。 今でも記憶と共に部屋に写真を置いています。 剛くんは初めて見て泣いた場所はありますか?」ということですけど。
あのー初めて泣いた場所って言えば僕も奈良だと思いますね。 もちろんそれこそ悔し涙とか、色々思い詰めて泣いたっていう、そういう景色とか場所になるんですけど。
なんかその感謝の涙っていうんですかね、ありがとうと思う涙。 それはありがとうの中にやっぱり自分を育ててくれてありがとうとかね、自分はここで生まれたんだとか育った場所だなぁとか。 そんなことを色々考える場所っていうんですかね。
でも結局自分が生まれた所ですから、例えば東京はね、自分がまぁ本当の自分と本当の自分じゃない自分を行ったり来たりしながら自分を形成していった場所というか。
でも結局奈良がこんだけ出てくる訳でしょ今でも、って自分に思ってるんですよね。
だって東京に染まってもええがなって話にもなると思うんですよ、東京で仕事してんねんから。 東京で仕事してるのにわざわざ奈良行って仕事したいと思ったりしてる。 この何年間で実際色々仕事させてもらってますけど。
う〜んだから奈良かなって思いますね、平城宮跡とか。
よく昔ここでいろんな想いに浸ったなぁとかね。 生駒山が見えたりとかね、すごくいいんですよなんかね。
とにかく風が柔らかくてね、空はほんとに広くてね。 ほんとにね手に届きそうな位置にあるような気がしてきたりとかね。 あぁだからここに都の中心を持って来たのかとさえ思うような何かがあってね。
すごくあの自分にとっては心深く感じてる場所なんでね、いつかライブできたらいいなって思いますよね、あの平城宮跡で。
まぁその音のどうこうとか、近隣の方々のご迷惑とか色々考えるととか、ま色々なことがあってなかなか実現には至りませんけど。 まぁいつかできたら嬉しいなって思ってるような。
それってわざわざ自分が作ってる音楽とか奈良で歌いたいと思ってる理由とか、奈良がどうしても影響してる音楽ができてしまうからね。 あの…ポジティブな言葉で、残念ながら滲み出てしまうんだという。 まぁそんなことを色々思いながら生きてますんでね。
奈良でちょっとこう色々な想いに浸って泣いたっていう、そういう思い出があるなという。 そんなことをまた思いながら書いた曲っていうのがね偶然にもありますので、こちら聴いていただきましょう。 堂本剛で『彼方』聴いてください。
♪『彼方』
堂本剛とFashion&Music Book。
ここでは皆さんから頂きましたメールをいくつかご紹介します。 まずはね台湾の方でね、あんちんさん。
「趣味と言えばやはり海外旅行です。日本語がちょっと分かるから日本へ個人旅行に行くのが一番好きだ」と。 「大学卒業してからの7年間で日本の21県、行った」んですって。 「できればこの人生が終わるまでに日本の47都道府県も行ってみたいです」と。 う〜んすごいなぁ。 「もちろん日本の他の国へも観光しに行きたいですよ」と。 で「趣味がやっぱり旅行で特に海外旅行なんです」って。 「日本は台湾と近いから便利です。ヨーロッパも行きたいけどちょっと遠いなとかお尻痛くならないかなとか。 やっぱり日本が一番好きです」と言うてはります。
あのそうね、日本てすごく海外から見るとほんと不思議な国やと思うんですよ、いい意味でもね。 これだけ異国文化を上手く取り入れちゃうんですから。 取り入れすぎちゃって日本文化いなくなっていくっていう点も大いにあると思います。
まぁ音楽もね、海外に憧れて海外の音楽を真似て海外っぽく日本人がやる。 憧れを持つことはいいねんけど、リスペクトの方がなんかいいかなっていうか、尊敬みたいな。 そうするとそこは憧れではなくていいレベルに達する気がするんですよね、芸術とかアートっていうものは。
やっぱり、あの人たちみたいにっていうのはほんとにいいと思うんですよ。 だって自分が何かをやることによって、そう思ってもらえることも大いにある訳で、後輩の子とかもすごい言ってくれてる子もいますけど、ありがたいなと思うんですよ。 なんか自分が色々憧れて、それで「あぁ憧れやったらアカンな、尊敬やな」ってそこに切り替えて。でそこから色々なことをどんどんやってきて。 そうすると後輩の子とかが、剛くんの音楽どうこうでああでこうで色々言ってくれたりとかね。 でね、「書いてもらえたりすることってあるんですか?」と。 「うん別にレコード会社さん同士のごちゃごちゃごちゃごちゃがなければいつでも書きますよ」っていう話をしてたりだとかしましたけど。 でもそうやって言ってくれることがね嬉しいじゃないですか。
まあもちろんね自分が書いた曲を自分で歌うっていうのも一番シンプルなものですけど、でも相手に与えるっていう音楽がまた変わってくるんでね、うん。 まあそういう機会があったらすんなり書きたいなと思ってたりしますけども。 でもそうやって世界がどんどん広がって行くっていうかさ…うん。
まあ何が言いたかったかと言うと、その…尊敬という感情を生きていくと色々なものが変わって見えてくるなって思うんです、関わり方が変わるから。
ぜひ皆さんもこう自分があと一歩、なんかあと一歩先に進みたいねんなとかっていう悩みが多いと思うんですよ。このままやったらアカン気がするみたいな。 そういう時はもしかしたらこれ憧れで止まってないか?みたいなこととかね、考えてみはるんもええかと思いますけども。
でも47行くって日本の人でもね、なかなか難しいと思いますけども。 今でもほんとにね、あの〜残念なことにっていう言葉がいいのか分からないけども、海外の人から日本のことを教わることが多くなった時代だなと思いますね。 これはもうね、日本を代表する色々なアーティストさん、芸術家さんいろんな方いらっしゃるけども、もっともっと伝えればいいのになと思うし。 で、夢を見て今ね取り組んでる人たちももしこのラジオ聴いてくれてはったらね、ちょっとそういう意識持って絵描いたり歌詩書いたり曲作ったり服作ったり、なんか色々していったらいいのになって。
今僕はベースをまた作ろうと思っているんですよ。 あのピックガードの裏に奈良の知り合いで和紙を作ってる人がいるんで、そのピックガードの裏には奈良のその和紙を入れてベースをちょっと作ろかなと思ってるんです。
ほんで意外にそのなんか変に和、和をイメージして作りましたみたいな、ちょっとダサいですよねみたいにならへん手前を頑張って今作ろうとしているんですよね。 『shamanippon、和紙入れました』みたいにならないように、今しようかなと色々相談したりして。
でもまぁそういうなんかこう和に触れるっていうのはね、日本に触れるのは楽しいものだなと。
このあんちんさんからも何かを学んでいるような所もあるなと思いますが。
そしてせん…ちゃん、せん君?じゃないね、せんちゃん。 「私は」って書いてあるからね、君やったらちょっとこれね、あ!ってことでせんちゃんですね。
「剛くん、いつも楽しみに聴いてます。突然なんですが私は今野菜ソムリエの資格に向けて勉強している」と。 「今までよりも意識して野菜や果物を摂るようになったら体調が良くなった気がする。 剛くんはオーガニックの化粧品を使ったりハーブティを飲むという(笑)なぜか女子力が高い日々を過ごしているみたいなので(笑)」 2回来ましたね 「これから女子力を上げるには何をしたらいいかなと剛くんに聞きたくてメールしました。 栄養のあるものを食べてずっと健康でいてください。大好きです、愛してます。」 ということです。
まぁそうですね、女子力を上げる…。 これ自然と日本自体がそっちに振れてるからね、結局は。 だって僕はたまに顔凝ったなぁって思ってやりますけど、ほんと常に美顔器ローラーってあるでしょコロコロするやつ、常にやってる人とかいるんですね。 あとなんかこう何て言うんですかね、ほっぺたの筋肉を上げるためにお風呂で顔のマッサージとか体操したりしてる。 こないだエライおっちゃんがそれ言うてきましたからね僕に。「あれ意外にいいな」って。 「あれ」って言われても僕が提案しているものでもないんですけど、雑誌で読んだんか知らんけど、「やっぱり顔の運動とか大事だな」 確かにあんまり動かさへんやん、顔。 歌っているけどあんまり動かさへんからね、お腹で出してるから。 だからなんかそういうふうに年重ねた人もなってきてんねんなぁみたいな。
まあ今日も夜はスムージーにするんですけどね。
いやなんかね。もちろんその最近のごはんもいいですよ。 ただまあ化学調味料とかね入ってますやんか。 それが悪いとも言わへんけどまあオーガニックだけがいいとも言わへんし。 まあそもそも自分が口に入れるもんやから自分で責任を持って食べたらええやんかっていう考えです、僕はね。
でも言葉書いたりちょっと曲作ったりするんで、自律神経が休まる感じとかさ。 だってずっと僕音楽やってないからさ。 いろんな仕事させてもらうと切り替えが大変なんですよ、ほんまに。 これはもうなんかセリフを覚えて、それをぶわ〜ってやってる間に1日急にポンと空いて撮休の時とかね 。 ドラマやってたら急に撮休の時にレコーディング入ったりとか仮歌録りましょうとか、そんな時があったりとか、それまでに歌詩作ってきてくださいね とか。 で、そこで切り替えるためには、やっぱりなんか風呂入る時に…えっと昨日もあれでしたね、アロマオイルを入れてね。 セージってやつを入れて、2滴くらい入れるとスーっとなってリラックスできるんですよ、うん。そんなんしてみたりとか。
であの4月には桜の木買うてきて、吉野桜を買ってきてそれをフラワーベースにぶっ込んで、ちょっと風呂にインテリアして風呂で桜見るみたいなことやってみたりとかね。
いや僕だけやないと思いますけどね、そんなんやってる人もいると思いますよ絶対。 これまあ女子力か分かりませんけど、ただまあそういうなんか心に対して与えるリラックスって言うんですかね、それ大事やなあという。 だからフラワーアレンジとかするようになってからすごく楽しくなってますしね。
オーガニックフードとか野菜もいいですけど、それちょっと花とかねいいんじゃないかなと。 最近では季節の野菜と季節の花をフラワーベースに入れてインテリアするみたいなこともありますから、そういうのもちょっとやってみはったらいいんじゃないですかね。 ちっちゃいキャベツとか中に入ってるんですよ花に紛れて。 それをインテリアしてプレゼントするみたいな、そういうのもあるのでそんなんちょっと調べてみはってもいいんじゃないかなと。
そして海音さんが、 「持っている資格が製菓衛生士というものと食品衛生責任者」と。 「製菓衛生士はパテシェさんなど製菓に関わる携わる方が持っている国家資格で、食品衛生責任者はお店を経営する時に必要なもの」と。 「小さい頃から、お菓子を作るのが上手だった母から作り方を教えてもらってよく一緒に作っていたので、小さい頃の夢はケーキ屋さん。 自然な流れで専門学校に行き資格も取って、現実今は職業として作ってはいませんが関わりのある仕事に就いている」と。 「とにかくお菓子を作ることが大好きで趣味はお菓子作りです。友達にプレゼントしたり時間がある時には作るようにしています。喜んでもらえるとすごく嬉しいです」
まぁあの奈良やったらお茶の有名なとこね、月ヶ瀬とかあるんですけど、そういう所の茶葉をほうじ茶とかなんですけどね、それを牛乳を沸かしてそのまんま茶葉をぶっ込むんですよ。 で茶葉をぶっ込んでまぁ2分から2分半ぐらいとか寝かして、沸騰手前のミルクに入れて。 それをそのまま1回漉してってやつをそのままカップに入れて飲んだりするとほうじ茶ラテみたいになるんですけど、そういうなんかこう飲み方もありますよね。 それするとちょっと贅沢な感があったりとか。 ま、カフェラテ飲むよりほうじ茶ラテ飲んでる方が古風やなみたいな雰囲気が出てきたり、奈良の器に盛ってまた飲むとそれで奈良を思い出すしみたいな感じで。 そんなんとかもしてますけど、これはもうほんとに一人でただ時間を過ごす時にそれをする感じでね。すごく気持ちのいいもんですけど。
まあでもこういう食品衛生士っていう資格あるとねお店できるよね。 まあ自分がいつかほんまにやる時がくるのか分かれへんけど、この一生かけてどっかでねぇ。 奈良の食材を使ってとかそんなんできたらいいなぁとか思ったりはするけど。 でも奈良のものがベースで、それに日本のいろいろな美味しいものをアンテナショップとしてね、集めてそこでお店とかできたらええやろなみたいな。
う〜ん、とうとう疑惑が出るでしょうけどね。「オーガニックにこだわりました」とか「美白に最適」とかそんなポップに書くんでしょうからね 「やっぱそうなん違うのあれ…」「とうとう来てるぞこれ」みたいなね、うん。 メニューもピンク色のにしてしまうとね、残念ながらそっちなんじゃないかと…感もありますからね。
ま、いつかもしね僕のフードショップ『おねぇ?』って最後クエスチョンマーク入れてね、『フードショップおねぇ』がもしできたら。 まぁでも『フードショップONE』にするとONEやからONE?みたいになるよね(笑)、『フードショップONE』。 これでも誰か開くんちゃう?これ今聴いてるおねぇの人もしおったら。 その場合ちょっと何パーかいただくということになりますけどもね、これ発案僕ですから。
さ、ということでございまして、ここではですね世界のアーティストさん日本のアーティストさんも含めてね、愛の暴動を起こして突き進めみたいなそんな想いを込めて作った曲があるんでこちら聴いていただきましょう。 『愛 get 暴動 世界!!!』聴いてください。
♪『愛 get 暴動 世界!!! 』
堂本剛とFashion&Music Book、今夜の放送いかがだったでしょうか。
今日はですねなだらかな沖縄に移住されたという方のお話とかもありましたけれども、今日も日本、自分の故郷の話が多少多かったように思いますが。 まあでもほんまに日をめくるごとにそういう想いが強くなりますね。
だからう〜んこないだもメールでありましたけども、その語学の話ね。 自分がだって英語喋りたいなぁフランス語喋りたいなぁみたいなそういう好奇心はあるんですけど、 でも「伝えたいことじゃあ何なんですか?」って友達に言われた時に、日本の事伝えたいとか故郷のこと伝えたいとか、理由がそれだったんですよね。 単純にコミュニケーションとりたいって事じゃないが故に「それ結構勉強せなダメですね、やっぱ」って言われて、「ですよね〜」って言うてたんですけどね。
でもこういう文化の元、今自分たちはこんなふうに生きてて、だから自分はこんなふうな音楽作ってるとか、こんなふうなファッションに興味あるとかそんな話をしたいんですね。 そうすると向こうの国の文化とかもまた教えてもらったりしながら、深くコミュニケーションがとれるじゃないですか。 それがいいみたいなんですけどね。 まあでも一生かけてゆっくり覚えていこうかなと思ってますけども。
さあ、ということでございまして皆様からの様々なメールをお待ちしておりますよ。
(宛先紹介)
それではですね今夜はですね、今を生きる自分らしく生きている人、自分らしく生きていれない人、いられていない人、色々いらっしゃると思いますけども、 そんな人たち全てに向けて作りました『きみがいま』という曲がありますのでこちらを聴きながらお別れしたいと思います。
堂本剛とFashion&Music Book、お相手は堂本剛でした。 それでは皆さん、またお会いしましょう、おやすみなさい。
♪『きみがいま』
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2014/05/10
by あやめ [255]
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