++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
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#222

bayFMをお聞きの皆さん、こんばんは、堂本剛です。さあ、堂本剛とFashion&MusicBook始まりましたが、今日もね、11月に入っちゃったね。急に10月の半ばあたりというか後半にさしかかったくらいからちょっと寒くなってきたね。雨が降ってきたりとか。

今日もえいみーさんから
「前から気になっていたのですが、最近ヨガを始めた。」というお便りもらって、「さらに月が気になっています。月のリズムと合わせて暮らすと心が安定するような気がして、満月、新月を目安に上弦、下弦の動きをじっくり見て月の引力を感じると人間らしく生きられるような気がする。ひらめきや誰かとのシンクロニシティがありそうで楽しい。剛くんもよく月を見ていると思いますが、どんな月が好きですか?ちなみに私は満月です。」ということなんですよね。

うん、実際海の波を作っているのは月ですし、その引力によって、で、月というものは太陽が光るからこそ光っている惑星ですから、だから影ができて欠けたりするんですよね。月自体が光っているというわけではなくて太陽によって光っているという、この神秘的な関係というか。

自分自身も月とか古語でツクとかそういう歌をよく作りますけど、今アルバム作ってるんですけど、その中にも太陽と月の関係性を一方通行の愛情みたいなものを表現するためにちょっと使ったりしています。実際太陽と月が愛し合っているのか愛し合っていないのかは、もちろん定かではないですけどね。

でもなんか本来ならば、こうあるからこうなるべきである、こうなっていくのであるみたいなことがうまくまかり通らなくなっていく今じゃないですか。あたりまえと思っていたことがあたりまえじゃなくなってたりとか、ほんといろんなことがあるから。

何が言いたいかというと、例えばヨガやってますとかね、ヨガってどうしてもその昔のミュージックと連動してゆくと、その太陽神とか太陽がどうとか月がどうとかって言い出すから、昔の人は天体見て生活してたけど今の人は天体というかTV見たりしてしてるわけで、生活の中に重要なものという認識が非常に薄くて、でもすごく重要なものやねんけど、見守ってる親みたいになっちゃってるっていうか。子どもは何も知らずに遊んでいるみたいな感じっていうか、もうちょっと親に感謝するみたいな感覚で見てもいいよね。

ヨガやってくと呼吸法がかわってゆくからもちろん体も変わってきて。その歌のためにいいかなとちょっと気になっていたんです。時間ではなく時を過ごせる気もするし、そうすると歌詩ももっとひらめくとか、メロディもひらめくなとか。

全部音楽のために結局白紙のものに書きますからね、何かのリメイクとか、音楽で言えばカバーとかっていうジャンルありますけど、ドラマもそうですね、リメイク多いですよね。原作があってそれでリメイクするみたいな。オリジナルで書く人、ほんと少なくなってるというか、ドラマでも、音楽でも、舞台でもなんでもそうやけど、何か題材があるものに対して、費やすのは、比較的想像しやすいですよね。だから比較的楽、まあ台本もあって、「それやってください。」「わかりました。」のほうが、歌提供してもらって「これ歌って下さい」「わかりました」より。

でも締め切り何日なんで曲作って下さい、歌詩書いて下さい。ってなるとやっぱ自分から出てくるものがないと始まらないんで、どうしたら自分からメッセージとか訴えが出てくるかなということを考えなきゃいけなくて、そういうスイッチ入れて生活していると、日々の感謝とかそういうものみんな見失いがちかなって。

これからほんとにいろんなことが起きるだろうし、いろんなことを乗り越えていかなきゃいけないと思うから、どうぞ皆さんもちょっとネイチャーな時間とすごくグローバルな時間と過ごしていかはったら、いいんじゃないかなと僕は思うんですけどもね。

それではですね、僕が奈良に帰った時に街灯のない道をですね、月明かりのみで歩く、それがすごい好きなんですけど、いにしえの人たちはこんなふうにして夜道を歩いたのかなというような、その時の月の優しさというか月が示してくれている道というか、未来というか、そういう夜空にさり気なく浮かぶ月を連想して弾いたピアノ「ツク」という曲がありますのでこちら聴いていただきましょう。

♪ 月-ツク

さ、堂本剛とFashion&MusicBookここではですね、リスナーの皆さんに自分の考えとか、想いとか、そういうものを綴っていただいたメールを紹介するコーナーでございます。いままでにもいろんなお便り頂いていて、いろんな相談を受け、自分なりの答えを出して少しでも皆さんを元気にできたらなというその一心で答えてますけど、答えながらも自分自身も悩むというか、ほんとにこの答えでいいのかなというね、うん、人生一回で自分の生きたいように生きるべきものなんで、ちょっとなかなか難しいですけれどもね、今日もいろいろと答えさせていただきます、僕なりですが。

ラジオネームべりぃさんです。
先日僕は瞬きというCDをリリースしてその際に社会科見学と題しましてですね、レコーディングに参加していただいてそれで歌を歌うっていうことをやりました。300人レコーディングという大規模なレコーディングを行い、非常に楽しかったです。ちょっと無謀かなと思ったんですけど、やって楽しかったなと。やってよかったなと。これが僕の結論でございますが、そのレコーディングに参加させていただきましたという方がね、ラジオネームべりぃさんが、メール送ってくれています。

「私はこのレコーディング参加を応募するにあたってすごく勇気が必要だった。なぜかというと、その理由は現在適応障害の闘病中で、新幹線に乗って東京へ行く事とか、イベントに参加することとかを極力避けていたから。突然10年前くらい、突然吐き気がしたり、めまいとかね、いろんなものが襲ったりして、電車とか演劇中とか音楽鑑賞中とか外食中とかスイッチは様々だ。」と。俗にいうPanicDisorder、パニック症候群。だと思いますけど。僕自身もこれになってますから。

今も、うまく解けないですよね。調子いいとき大丈夫なんですけど、調子悪い時は、ほんとに悪いですね。これが、そのスイッチを入れないために強くなってゆくこともちろん必要なんですけど、仕事がすごく忙しかったりとか寝てないとこのスイッチ入りやすいですよね。疲れてると。

ですから、ライブやるときも、電車で移動せなあかんし、劇場の中入って人がめっちゃいる前でやらなあかんくて、で、ホテル戻ってホテルの窓閉まっててみたいな、とにかく、苦痛の連続したね、僕は。でもやらなきゃいけない。でももしこれを克服できないんだったらほんと失礼なんで、お客さんにね、やめたほうがいいなと思って生活もしてました。覚悟もしてましたし。もちろんお客さんに応えること必要なんですけど、自分がだめになっていっちゃうなと思って。ここから逃げると言う意味ではなくて感謝と敬意を表してやめた方がいいかもなということも思ったりもしていました。

でも、ファンの人から、「剛くんのペースでお仕事されて下さい」というメールとかたくさんいただいて、「あ、もう一度頑張ろう」と思いました。で、事務所の方にも相談したけど、その時もいいろいろ温かい言葉いただいたんで、もう一度頑張ろうという想いにいたった。

だから、自分が何かものをつくる時はファンの人に対して感謝を鳴らしたい。だからファンの人達に対してのサービス精神として、甘い恋の歌を作るということはもちろん自分の役目かもしれないんですけどそれよりも、今生きていることとか、今繋がってること、結ばれているということに対して感謝鳴らしたいなという想いで音楽を作ってしまうのが僕の現状かな。

そういう経験がなければ、多分こういう状況のファンの人達がいるということも無視をして、作品作ってキャーキャー言われてるようなことで良かったかもしれないですね。

自分自身がそういう状況に陥ってしまったというのもあったので、まあこういう癖がついちゃったというか、歌を歌うたんびに、「ああ、生きててよかったな」とか、「あの時あきらめなくてよかったな」とか、「僕にはこの人たちがいる人生、ほんとに幸せだな。」とかまあその先に「今日家族が見に来てるな」とか、まあ頑張って乗り越えようとしたのはよかったとはすごく思いますけど。

でもこうやってね、僕はこの子の気持ちすごくわかります。ほんとに怖かったと思いますよ。うん、電車乗ったり、飛行機乗ったり、イベント会場行ったり、知らん人がいっぱいいるとこ行ったり、初めての経験する時だったり、っていう。でも、やっぱり本人しかわからへんというのはすごく苦しいかもしれへんけど、べりぃさんに対して言えるのは、僕も同じ経験してきてるんで、「痛いくらいにわかってるからね」っていうを伝えたいなと思って読んでいます。

当選してね、レコーディングに行くってなったとしても非常に怖かったと思うんですけど「当選したとしたら、きっと神様と剛くんが『新幹線大丈夫じゃない?行ったら?』って言ってくれているんだっていうふうに考えて、そういうかけでもあるような当選で、メール届いた時にも心臓がバクバクしちゃって、これはあかんなと思ったらしいんですけど、お母さんがその様子を見ていて『スカイツリーを見たいな』とお母さんが言ってくれて一緒に同行してくれることになって、新幹線もレコーディングも緊張感はあったけど楽しく過ごすことができた」と。

「剛くんのお仕事、場所、こんなところなんやなとしみじみしながら空間を楽しんだ。ちょっと歌手になった気分を味わえてこんな人生経験は今後ないな。五感すべてを使ってまたとない時間を記憶して帰った。そしてずっと避けていたことに挑戦しようとか背中を押してくださったことに感謝をして今は自信に繋がりました。剛くんのイベント企画に感謝です。」というふうに言ってくれてますね。「剛くんのファンで同じ症状で悩んでいる方がいらっしゃったらと思った想いもあわせてメールしました。」というふうに書いてくれてます。

なんていうのかな、自分というものをちゃんと生きていけばいいと思う。で、無理できるときは無理すればいいし、無理できひんときは、できるかぎり無理しない、ていうシンプルなことをやればいいだろうし。
あとは、逃げるっていうことだけはやめてほしいかな。逃げるとか諦めるとか。うん、そういうことは、やめてほしいかな。自分を守るとか、自分に優しさを与えるっていう解釈にかえてそういう時間を過ごしたらいいんじゃないかな。

ほんとにすごく怖い気持ちを乗り越えて、来てくれたこと、非常に感謝します。
僕もそういうふうに乗り越えてもらえるようにいろんな活動を自分の中でしているというところも非常にありますのでね、

こういうエピソードを聞きますと自分もさらにまた頑張ろうと思うし、自分がしんどくなった時にべりぃさんのメールを思い出したりとかしてああ、そんなこと思ってる場合じゃないなと思って頑張れる気もするし、ステージに立っていてもどこにいても同じような境遇にいる人がいて理解してくれているという境遇の人が見てくれているんだなというふうに思うと逆に僕も勇気づけられていろんなものが怖くなくなってゆく。

うん、こういう関係性をファンの人と一緒に生きてゆきたかったというのが昔の自分はすごくあるから、今それが叶ってるからすごく嬉しいなと思います。好きな人に伝えられないもどかしさもストレスだった、好きな人に理解してもらえない。離れていってしまう、ファンの人だったり、そういう物悲しい時間をずっと過ごしてましたから。

自分のことを理解してくれるのは、家族、仲間ていうくらいでしかなかったっていうか。ステージに上って、今目の前にいてくれてる人っていうのは、こんな僕でも愛そうとしてくれる、こんな僕の何かを察してくれてる人なんだろうなみたいな気持ちで立ってましたね。去っていってしまった人は多分もう会えなくなっちゃうかなとか、でも自分の人生に少しでも関わってくれたことに感謝して未来を生きなきゃいけないなと思ってずっと歌ったりいろいろしてましたね。今、はそれをさらに違う力に変えてね作品を生み出そうと思っています。

で、もう一枚
こずえさんなんですけど
「大人の社会科見学行きました。初のレコーディングをしてみてとても緊張した。でも、剛さんとかスタッフさんたちが盛り上げてくれたおかげですごく楽しんでレコーディングできました。その後に剛さんが私達の前に来て、未来のこと、命のこと、アルバム、ライブのことなど剛さんは私達にたくさんの言の葉を投げてくれました。本当にこのような体験は一生に一度しかないということで、私の唯一の自慢であります。

私事ですが、来年7年付き合った彼と結婚することが決まった。彼は付き合った当初剛さんのことはあまり知らなかったので、私は一緒に剛さんのCDを聴いたりライブも行きました。今では彼も剛さんのファンです。この前結婚指輪を買いにお店に行ったら京都からのお店の老舗で「結」という指輪を見つけました。私達二人は直感的にこの指輪にしようと決めたのです。剛さんの曲「縁を結いて」の「結」の文字が入っていたので惹かれました。この指輪をつけて結婚式ができることが嬉しいです。式では、剛さんの曲を流したいと思っています。願わくば来年のアルバムの中でウェディングを発表してくれることを祈りつつ式の準備をしてゆきたいと思います。これからもお体に気をつけて曲を作って下さい。」と言ってくださっています。

レコーディングの時にも言ってたんですけど、福島の男の子とか、「結婚するんです」とか、いろんなレコーディングのときにもそんな話もしてたんですけど、実際ラジオを通して、ファンの方が結婚するっていうこと非常に多くなってきているなと。だからウエディングソングなら書けるかなみたいな気分をちょっともらったんですよね。

さっきのファンの人の話じゃないですけど。そういうファンの人たちがいて、そういう年齢になってきているっていうか。そこは何か共有したいっていうね。みんなの恋愛に対して応援できるような歌っていうものももちろん作りたいけども、なんか今の日本生きてると、そういう歌を作る以前に作らなきゃいけないものがあるような気がしてなかなかそういうものが作れない。作ってみるけど、なんかやっぱちょっとよく分からないものになるっていう。まあストックの中には2曲ぐらいかな、ラブソング作ったけど、いい歌やけど、うーん、なんかなって感じがちょっとする。いつか作ったのでいつか出すつもりではいるけど、もうちょっと日本が未来に進んだ時に出せたらなって思うけど。

ウエディングの曲というのは、実際作って、プリプロっていうレコーディングする前の打ち込みの音で声だけ入れて歌詩もなんとなく綴りながら作ってみて、非常にいい曲ができていると我ながら思っていますが、そうね、なんかの形で絶対リリースしようと、早い段階でリリースしようかなとは思っていますけど。こういう曲を出すと、だいたい「剛くん結婚するからこんな曲出すんちゃう?」みたいな周りが騒ぎ出してめんどくさいっていうね。まあそういう時間を過ごさなあかん覚悟をしながら書いてます。

自分自身も想像がなかなか難しいですからね。結婚するという覚悟とか子供が生まれる決意とか覚悟みたいなものを体感してないですから。うん、そんな時に自分は、親になった自分はどんな気持ちになるんだろうみたいなこといろいろ考えるけれども、まあ、お母さんて僕が生まれてきた時にどんな気持ちやったんやろなということを考えながら今書いています。それが今一番スムーズに書けたんで。

最初全然書けなかったんですよ。なんか何書いていいのかわからへんという。でもお母さんが自分に対し今まで捧げてくれた愛情ってこんなことあったな、年取って今こんなこと言わはるな、こうやな、みたいなね。うん、そういうようなことをすごく書いてます、頑張って。だから、なるべく早く形にはしておいて、リリース時期を考えるっていういろいろちょっと試行錯誤していますのでね。ぜひ待っていていただけたらなというふうに思っております。

それではですね、今日はこのままエンディングに向かいますが、
みなさんのメールまだまだお待ちしておりますのでどんどん送っていただけたらなと思っております。
メールの方は
tsuyoshi@bayfm.co.jp

FAXの方は
043-351-8011

はがきの方は
〒261-7127 bayfm

までどうぞよろしくお願い申し上げます。

堂本剛の近況ですけれども、
もうチケットも完売していましていらっしゃれる方、いらっしゃれない方、決まってしまっているような状況ではあると思いますけれども、第24回堂本剛独演会「小喜利の私」、こちら真っ最中でございますが、

10/29 大阪松竹座からスタートしまして明日、あさってもこちらで行っております。明日に関しましては、2回公演ですね。お昼12時と、17時の公演ですね。そしてあさってが12時の公演ということでございます。で26,27,28の3日間、東京の新橋演舞場で行われて、初日と2日目が2回公演ですね。で、最終日が1回公演という。

ま、これも急に来ましたけれどもね。このスケジュールで行きたいねんけどっていう。はい、わかりましたっていうことでまあこの長い期間やってます。なんでこんな長い間やらなあかねんっていう笑いながら言わなあかんくらい長いもんですけど。まあとりあえずなんか美味しいもの食べて過ごそうかなと思ってます。

さあということで、今日は先ほど縁を結いてのお話もありました。自分の過去の話もいろいろしましたけれどもうん、人生って当たり前のこといいますけど一度きりの中でいろんな人と別れ、出逢ったり、また再会したりね。いろんなことがあるのが人生だと思いますが。そういう人生の嘆きというか愛しい部分、漢字の「哀」ひらがなの「しい」と書いて哀しいという表現もありますが、愛しいような哀しいような人生、そういうものを感謝の念を込めて、僕達の日々がいい未来へと辿り着くように願いをこめて作った縁を結いてという曲がありますので今日はこちらを聴いていただきながらお別れしたいと思います。

堂本剛とFashion&MusicBookお相手は堂本剛でした。
それではみなさんまたお会いしましょう。おやすみなさい。

♪縁を結いて
2013/11/02 by こさかママ [228]

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* 11/02 #222

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