堂本剛と「Fashion & Music Book」
bayfmをお聴きの皆さん、こんばんは。堂本剛です。
堂本剛と「Fashion & Music Book」始まりました。
今日はですね。 まず最初に以前僕が11日に「瞬き」というシングルをリリースしまして。
この「瞬き」は僕が誕生日を迎えるこの変わり目にですね。 9日から10日のその変わり目で、いろいろ絞り出したというよりかは自然とわき出たと言うか、まぁそう言うところから出来上がっていった歌なんですけれども。
ゆりえちゃんがですね。 「『瞬き』をすぐ買いに行きました」と。 「特にここ数か月間はくよくよしてて弱い自分を責めて泣いてばっかりで、不安定な毎日だ」と。
「そんな時この曲を『天魔さんがゆく』とかラジオで聴いて早くじっくりと聴きたいと思って予約をしに行きました。 手にした今は病気と闘ってる母のこと、いつも話を聞いてくれる親友のことを思いながら聴いています。 切ないけれど温かい歌詩が弱い自分に染み入ります。 特に最後の『そっと未来を信じている』という歌詩が心に響きました。 もしよろしければ最後にこの言葉を選んだ理由などを伺いたいです。」
と言うことなんですけど、この歌ももちろん僕が書いてる時に思っていたこと、命をまた1年ね、重ねる入り口に立てたなという喜びとか、幸せだなとか、感謝だなとか、思う気持ちと、僕も年取ったら友達も年取るし、親も年を取るし、離れていくっていう事なのかなぁとか。
まあ、ちょっとそういう幸せな時ってネガティブなことも考えて人間バランスとる癖もあると思うんですよね。
いわゆる自分がどこに立っているかということを見つめるために、両極端なものを並べるっていう。 shamanipponはそもそもそういう考えであるんですけれどね。
なんかこうやっぱり「そっと未来を信じてる」っていうのも、最近僕すごく思うのが、「世界が壊れても」とかね、「世の中がもし終わるときが来たら」とか、「僕は君をどうこう」とかいう歌詞よくあるじゃないですか。
なんかリアルになってきたなっていうね、あの、なんか・・いわゆる漫画でも何でもそうですけど、想像してるようなその世紀末的なものっていうか、この世の終わりみたいな、題材で話が進んでいるのも、そういったものが、非常に近い未来な気がして仕方がない瞬間ってなんかあると思うんですよね。
この「瞬き」を書いているときもそうですけど、自分がshamanipponというものを作って、shamannipponっていうアクションを起こそうとか、そういう生活をしようと思って。
やっぱり東京という所にずっと住み、でも自分の故郷は奈良にあり、奈良は古の1300年前の歴史を今に繋いでいるエリアであって、今住んでる場所はまさにこの東京という今の日本を形成してる場所であるっていう、その両極端を感じて生活をすると、自分が今どういう風に住みたいかとか、ホントはどこに住みたいかとか、こんなふうな生活を送ってるとか、そういうものが見えてくる、自分の居場所が見えてくる、だから誕生日の時も幸せを感じながらも不幸せなこと、あるいは幸せじゃないというか悲しいことを対比して、自分は今ここを生きているんだなと思いながら歌詩を書いたんですね。
そうすると最後に「そっと未来を信じてる」そういう言葉が出てきたんですけど。
自分に対しての「頑張れよ、お前」っていう「負けてんなよ」っていう感じのちょっと意味合いも込めて「そっと未来を信じてる」という言葉を言い切ってしまうと言うか、そういうような感じで書きましたけれどもね。
うん、また、そうですね。 いろいろな場所でこの「瞬き」について詳しくお話する時もあると思いますんで、ゆっくりゆっくり話したいなと思いますけれども。
先日あのアッコさんがね、ミュージックステーション観て下さってて、連絡下さって「すごく良い歌詞を書いたな」と。「 ようこんな歌詞書くなぁ」と言ってくらはりました。
で、「こういう歌は、こういう歌詞はね、すぐに人には浸透せーへんかもしれへんけど、すごくおっきなこと、深いこと書いてるからじっくり歌って行きや〜」みたいなこと言ってくらはりましたね。
すごく、あの、そうやって歌詩を聴いてくださったり、またアドバイスくれはったりね、する、アッコさん同じ誕生日ですしね、すごくあの、僕が勝手にご縁を感じてますけれどもね、いつもね、そうやって言って下さったりして、はい、非常に何かみんないろいろよくしてくらはるなあって。
これからもだから、いろいろな想いで歌書いていきますけれどもね、少しずつ少しずつ歌を書くスタンスって言うか、考え方っていうものも少しずつ変えながら生きて行こうかなといろいろ思ってはいます。
さ、ということでね、今「瞬き」の話させていただいたので「瞬き」を聴いていただきましょう。
堂本剛で「瞬き」聴いて下さい。
♪瞬き
堂本剛と「Fashion & Music Book」
それではここではですね。皆さんからいただいたメールをできるだけ読もうと思っとりますが。
まずかなえさんですね。
先日、僕京都の平安神宮さんでライブやらさせていただきました。 3日間によるライブだったんですけれども。
最終日はものすごい雨でして。 とんでもない雨量の中、ライブは決行しましたが、ファンの皆さんホントにね、とんでもない雨の中ずっと聴いてくださってて、雨が降っていなかった時でもやはり湿気とかいろいろなもので気分悪くされた方とかもいらっしゃったみたいですごく心配しているんですけども。
皆さんなんかそういう時でもファンの方同士で気づかっていろいろやってくださるお陰で、あの、非常にスタッフも救われておりますね。 いつも本当ありがとうございます。
そんな皆さんの協力のある中で3日間ライブやりまして、このかなえちゃんも
「今年初めて平安神宮さんでのライブに参加しました」と。 「この地の風を感じながら剛さんの歌を想いを聴くことができる幸せ、浮かび上がるシルエットにドキドキしながら時折空を見上げて光の行く先を心に焼き付けたこの想いと瞬間を大切にしていきたい」と。
やっぱりライブ、平安神宮さんでやると、まぁ、星だったり、月だったり、風だったり、いろいろな物を体感しながら音楽感じるのでね。 非常に、ん〜やってる側も独特な空気感ですね。
僕の中ではライブをやると言うよりかは奉納という言葉がありますが、僕自身ができる限りピュアな気持ちで歌、音楽っていうものを神様の前で奏でるという想いでやらさせていただいておりますけれども。
今年も宮司さんとお話いろいろ話をさせていただいた後にライブをやらさせていただきました。 いろいろなお話をさせていただいて、「自分自身、こういうメッセージを今回は投げようと思ってます」という話をさせていただいたんですけれどもね。
「ライブで改めてこの「瞬き」という歌を聴きこの歌というのは剛さんの覚悟なのかなと感じた」と。
「身近にいる大切な人もいずれはいなくなる時がやってくる、当たり前だったことが当たり前でなくなる時がやってくる、それを受け止めていくための覚悟、そして前へ未来へ進んでいくための覚悟、だからこそ誰かの時間を生きるのではなくて自分の時間を生きる、大切なものは自分の中に刻んでいく、私の勝手な解釈ですがライブが終わった後そう感じていました。」
あの、おっしゃる通りで、覚悟を書いているでしょうね。
うん、あの、親のことを想って書いてますからね。
うん、あとはその僕らのこれからの未来ってどうなるかわからないですよ。 5年後とか、それこそ2年後とかにはずいぶんといろんな問題が出て、「これからどうしていけばいいんだろう、僕たち」ってことをリアルに考えなきゃ行けないこともどんどんどんどん起こると思うんですよね。
でも一番大事なのはやっぱりその「自分はこうやって生きていきます」っていう覚悟さえあれば、今まで積み重ねてきた物も守れるし、大切な人も守れると思うんです。場所もね。
でも覚悟は要りますよ、やっぱりね、守るためには。 そんなこととかすごく感じて書いてると思います。
うん、やっぱりお母さんとかとね、いつかはやがては「さよなら」って言わなあかんから。そん時に自分はどういうふうな自分でいれるかみたいなこととか、いろんなこと考えて書いてますからね。
だからあの初日お母さん来てくれたんですよ。平安神宮さんに。 で、なんかそれもあったから初日とね、二日目がちょっとやっぱり歌ってても込み上げて来ちゃってね、最後の歌とかちょっと涙声で歌っちゃったけど。 あの、「皆さん今日はありがとうございました」って言って僕が一礼してて、お客さんが皆拍手してくれてて。
で、なんかそのお客さんに対してお母さんがね、「席立って深々と頭ずっと下げてはりましたよ」ってマネージャーに言われたんですけれども。
お母さんもすごくいつも感謝してるからねファンの人に。 「自分がこうやっていろいろ剛に美味しいもの食べさせてもらったり、こんな時間過ごさせてもらえるのはホントにファンの人の愛があるからやな」って。 「感謝せなあかんな」って言うてね。
お母さんもちょっと体調がね、年重ねると崩しやすいから「お母さん行けるかな。自信ないな」とか言いながら「でも行ってみようかな、やっぱり」って言って来はったんですよ。
「途中しんどくなったらすぐ帰っても大丈夫やし、来る途中しんどいなと思ったら電車降りてまた戻ってもいいよ」とか言っててんけど。 「行くわ」と言って来はって。 そんなのちょっとあったからなんか切ないなと思って。
でね、もし平安神宮さんのライブが今後もいろいろ重なっていく時、あるいは自分が年をめっちゃ取ってから平安神宮さんに立った時とか、今日のこの気持ちを思い出すんだろうなとかいろいろ考えていたら、勝手にこう胸が熱くなってきてっていう…。
うん、あの曲をあの場所で歌うっていうのは非常になんかこう切ないものがありましたけれども。
そんな覚悟という物を書いたなというふうに思いますね。
そしてね、おしゃまるさんがね。 初日にこの方もいらっしゃって。今回で4回目なんですって。
「新しい演出にかなり鳥肌が立ちました。レーザービームとかシャボン玉とか、様々な演出を楽しみながら剛君の歌を聴きました。 そして衣装もとても素敵でしたよ。少し遠くではありましたが、赤いテレテレっとした素材のパンツはピタッとしているとなんか色気も感じました。 上着のスパンコールもキラキラしていて可愛かったです。
ご用意してる衣装は自前ですか?それともオーダーメイドですか?」ということなんですけれども。
古着とかをいろいろまとめまして、コーディネートしました。 今回も赤を基調として立ちたかったので、赤メインにしたんですね。
で、こちらにね、えもちゃんがね、
「剛さんの歌声と演奏を聴くほど私の中にある邪悪な気持ちがすっとなくなったような、上手く言えませんがそんな感じです」と言ってくれてはって。
僕がね、「空をずっと見つめている瞬間ありましたよね」と。 「その姿がとても儚げで自然と涙が出てきました。 今でもその姿が目に焼き付いて離れません。 その時何を想って空を見上げてたんですか?」というふうに言ってくれてはりますけど。
あの、今回ね、ちょっと「一瞬」とか「瞬間」というテーマでライブを構成したかったんですね。
それでなんかこう、作り話みたいなもんですけど、shamannipponから僕らがあのshipに乗ってやって来てですね、それで皆に、地球にいる皆を救うみたいな、で、皆もshamannipponにおいでみたいなことを何か訴えるようなストーリーって言うか、ちょっとUFOのイメージもあって。
衣装もだから今回は和テイストというよりかはちょっと宇宙テイストにしたんですよ。 で、FUNK寄りにしたんですよね。ナンバーもFUNKナンバーを前半に持って来まして。
でもその「一瞬」というテーマを訴えながら、FUNKをやりましたけれども。
あの、上見上げていた時は去年ね、UFOを結構見たという人が多くて、今年テーマUFOなんで、そういうね、shamannipponからやってきた僕ら、みたいな感じがちょっと僕の中の構成の中にあったんで。
「ちょっと今回UFO来ちゃったらどうしようかな」みたいな話してたんですよ。 「そこそこ大きい感じで来て上から光がふぁ〜って出て、僕照らされて、浮いてったらごめんな」って話をしてたんですよ。 で、「そん時はもうそん時やからなんとか皆後は頼んだわ」みたいな。 「わかりました」って皆話してて。
で、間違って十川さんが上がってったりしたら面白いねとかそんな話してたんですね。 上から見てたらちょっとなかなかわからへんからさ、「堂本剛ってどれ?」みたいな。 「あれか」って言ってばぁーって十川さん上がってって、どうでもいいを話しながら楽しんでたんですよ。
あん時はでも何て言うかな、僕ん中に宇宙人っていうかUFOっていうかさ、ちょっと古代のイメージあるんですよ。
飛鳥っていう場所も「空港」みたいな意味があるって聞いたことがあるんですよね。なんか。そうそうペルシャ語でとか、本来はこうでみたいな。 でももしそれがそうだとしたらあそこにUFOけっこう来てたんちゃう?みたいな話とか聞いたことあるんですよ。
で、古代エジプトの壁画でもUFOのなんかこう象形文字みたいなのがあったりするんですよね。
俗にいうグレイっていう顔の宇宙人の顔も掘られてたりして。 で、たぶんおそらく昔ね、UFOばんばん飛んでたんちゃうかなって思ったんですよ。なんか。
で、僕は古の話もしたいし、今のこの2013年の話もしたいし、これから先の話ももちろんしたい人間なんですけど、何かね、UFOというものが結果文明が進んで人間が作るものですから古に飛んでてもおかしくないわけじゃないですか。逆算すると。
ということはだからUFOは古のものと言う考え方もできて、だからああいう平安神宮さんのような歴史的場所にも別に不思議な話ではないので、だからああいうスタイルでオープニングもやったんですよ。 なんかずっーと上見てるとどんどん吸い込まれていくっていうか空に。 空に近づいてってるみたいで。
で、なんか僕の今住んでいる現状って儚いなぁって、いろいろ。
いろんなこと考えていかなきゃあかんから、どの時代もどんな人もそうやけど、自分が知らなかったことが知るようなことがいっぱい起こるやん。 でもそれをどうもできひんかったりさ、ホントのことわからへんかったりさ。 でね、オリンピックあるよ〜なんて話を聞いたりさ、ホンマにあるんかなあとかさ、いろんなこと考えてた。僕らはどこに向かうんだろう。そんなこと考えながらUFO来いひんな〜と考えてたんですよね。
それではですね、「赤いSinger」という曲があってこれも歌ったんですけれどもライブでも。これは自分の心臓の歌なんですけど。
やっぱりこうさ、人を好きになったりとかするとさ、胸がどきどきどきってしてさ、その人見るだけで。 でもさ表情はさ「全然好きじゃないんですけど」みたいな感じで過ごしたりもできるやんか、うん、なんかそんな今やなぁみたいな。例えて言うならば。
だって本当はこんな風にしたいとか、こんな風に生きていくほうが安心とか安全とか、そういうようなこと考えてる人いっぱいいると思うのね。
でも仕事の場所もここやからとか こうやから、仕方ないから、こうやから、そこで生きてかなきゃとかいう覚悟を生きてる人もいっぱいいるだろうし。
でもホントはね、自分の胸が高鳴る方というか、自分の心臓がやっぱり安らかに、いいリズムで鼓動できるような場所っていうかそこに辿り着きたいというのは皆一緒やと思うしね。
何かいろいろなメッセージというか自分というものをしっかり持って今を生きて行こうよということを訴えた歌なんですけれども。
こちらもライブで歌わせていただきました。 堂本剛で「赤いSinger」聴いて下さい。 ♪赤いSinger
堂本剛と「Fashion & Music Book」 今夜の放送いかがだったでしょうか?
皆さんいつもホントにすなおに素直に言葉を投げてくれるんで、すごく何ていうんですかね、自分にとって、皆さんよくね「気付かせていただきました」と言ってくれるんですけど、 僕自身もすごく気づかせてもらう事多くてですね。
なんか、それこそ、昔の古語とかそういったもの「こんなのあるの知ってますか?」とか「こうですよ」「ああですよ」なんて言って皆がshamanipponアクションをいろいろ起こしてて「こんなことって昔あったんですね」とかそんなこと皆言いながらメールくれたりするんでね。
「あ、そんなんあるんや」と自分逆に教えてもらったりしながら覗いていって「こんなんねんな」と勉強してまた歌詩に反映されてったりとか、だから皆で作ってる感じもあったりして。
で、やっぱりあの最近よく考えているのは前もチラっと言ったと思いますけど、ファンの方同士が「結婚しましたと」かね、「付き合いました」とかね。そういう話すごい多いなと思って。
で、僕、薄っぺらいラブソングやっぱり書きたくないんでね。
君がどうでああでこうでああでそうでそうでみたいのは書きたくないんで、ずっと書いてないですけれども。
やっぱりこの命の歌をもちろんずっと作ってて、でも結婚式とかでかけるのに、ん〜もうちょっとね、なんか、もうちょっとやらかいもんを書いてあげておくといいのかなあとか、最近ちょっと考えてるんですよね。
でも「君のことを命ごと愛してる」とか言い方変ですけど、ぐらいのおっきいラブソングやったら書きたいなと思うんですよね。 まだ全然書いてないんですけど。何かそういうものを書いてあげるとファンの人達が結婚した時になんかかけてもらえたりして、それがしっくりくるんだろうなとか。
そんなことちょっと最近考えているんですけれども。そういうふうな気持ちにさせてくれているのはファンの方ですからね。
「結婚します」とか「付き合いました」とかすごいよく聞くから、そっかじゃぁ、僕がそこで僕がファンの人達を祝福するラブソングを書いてあげればいいのかみたいな。 そういうようななんか気持ちがあったりね。
最近してたり、いろんな気持ちをくれるなってことをちょっとお伝えしたかったのでお話しましたが。
それでは最後にですね、「縁-groovin'」この曲を聴いていただきながらお別れしたいと思います。
堂本剛と「Fashion & Music Book」お相手は堂本剛でした。
それでは皆さんまたお会いしましょう。おやすみなさい。 ♪縁-groovin'
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2013/09/28
by らいあん [223]
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