堂本剛とFashion&Music Book
bayfmをお聴きのみなさん、こんばんは堂本剛です。 堂本剛とFashion&Music Book始まりました。
えっとですね、こちらちょっとラジオネーム無い方なんですけどね、メール頂いているので読みますが。 「今東京で何が流行ってますか?」っていうね。 「スイ―ツ・ファッション・穴場スポット・東京ならではの流儀・そこに住んでないと分からないこと、ちょっと教えてもらえませんか?お願いします。」という。
何でこんな情報が欲しいのかはさておき、なぜこれを選んだかというと、 それはそれは各々流行っているものはありますけど、流行りって言えるのかなというよく分からない流行り方っていいますかね。 昔ってもうちょっと音楽とヘアとファッションとかと融合しながら物事がこうぶわって流行っていってたみたいな感じって言うんですか?
でも今スイ―ツっていっても有りすぎやよね。 だから何が流行ってるって言われてもなぁ。 むしろ僕からすると何か流行ってますっけ?みたいなとこがちょっとあるんですよね。 それは流行りと言わないでしょう、騒いでるだけでしょみたいな感がするっていうか。
でもやっぱり息長いってオーガニックとかじゃないですか?すごく息長いのはね。 そのオーガニックの延長線上でエステとかなんか色々なものどんどん枝分かれしていって発展していってるっていうかさ。 そういうのって息長い気がしますよね、科学的なものよりかは。
でもあれですよね、築地の寿司を食べに行くって外国人の人流行ってるんですよね(笑)。 ああいう流行り方おもろいなって思って。 この間ワイドショーでそれやってたんです。 朝…朝じゃない夜か、夜の築地は空いてるから夜の築地行くねんて。 ワサビ、わ〜とかって言いながら食べてるのをネットに上げて、「日本のスシはそんなに美味いのか」ってなって(笑)。 で、みんななんか築地に通ってるらしいですよ。 「夜は比較的空いてるから楽だよね」ってインタビューに答えてましたけど。 いろんな国からもドイツとかも来たはるし、いろんな国から築地に来て面白いですよね。 そういう流行り方をしてますよね。
やっぱり海外の人も日本を意識することすごく多くなってますから、一つ大きい流行りではあるかもしれないですけどね。 だから外国人から日本の良さを教えてもらうってことが流行っちゃってるんじゃないですかね。 どの時代もそうでしたけど、こんなにスピーディーに繋がるっていうことは今の時代でしょうからね、インターネットで繋がって。
まぁ自分の東京じゃないんで、こうであぁでとかっていう感覚も分かるけどね。 自分の故郷にもめっちゃいいとこいっぱいあるから、故郷を勉強して、東京興味あるんやったら東京来てもいいと思うけど。 まあ住む場所によって治安の良い悪いもありますからね。 その辺はどこに住んでてもそうですけど。
東京はやっぱり日本の今最先端というか中心になってる場所ですから、そういうデジタルとかテクノロジーとかグローバル的な最先端ではあると思うけど、 なんかメンタル的最先端はもしかしたら京都とか奈良とか遡っていくと見つけられるんじゃないかななんて思ったりしますけどもね。 そういう意味では日本って面白い国だなって思いますが。
そんな自分の故郷、今住んでいる場所、色々皆さんお有りになると思いますけれどもね。 生活の中で目に焼き付けたい記憶、そういったものが日常にいっぱい転がっているはずなんだけれども、それを記憶じゃなくて記録にしてしまいがちな今なんですけれどもね。 そういう今に何かこう自分が書き綴った、ほんとナチュラルに書き綴った曲なんですけれどもね。 『瞬き』という曲がありまして、こんど9月の11日、もうすぐですねリリースいたします。 まずはこちらを聴いて頂きましょう。堂本剛で『瞬き』聴いてください、どうぞ。
♪瞬き
堂本剛とFashion&Music Book。 ここではリスナーの皆さんから頂きましたメールをご紹介します。
まずはですね、ラジオネーム無い方なんですが。 「記憶ではなく記録ということで、一瞬一瞬の景色をその瞬間自分が何を考え感じたのか、自分の頭の中心の中、機械に頼るのではなくて自分の中を大切にしなきゃいけないなと思いました」と。
あのー瞬きいうね、曲、9月の11日にリリースするんですけれども、その瞬きを作った歌詩の中にもね、スクエア…四角、四角いもの。 『スクエアへと恋をした日常が温もりとか人らしさをどこかへ連れ去ろうとする』っていう歌詩とかを書いてるんですけれども、 『その目に映したいくつもの写真を記憶できない儚さを愛していたい』みたいな、そういう歌詩を書いたんですね。
あの…ほんとにさぁよくあるんです。 例えばライブやっててもさ、例えば去年奈良でライブやってた時もそうやったけど、まぁちょっと色々有りすぎたんです、あのライブやるまではですね。 で、最初の方はすごい暗い顔しててね、ほんとに間に合うんかな?上手くいくんかな?って。 でもまぁ僕の持ち前の暗さと明るさを混ぜて適当なことを言いながら、大丈夫大丈夫、かまへんかまへんみたいな感じで色々やってたんですよね。
で、なんかこう休みの日とか、予定のあるミュージシャンは東京へ戻って、僕も東京へよく戻ってたんですけど。 で、あのパーカッショニストのスティーヴエトウさんがね、何もないんで奈良にいますとかっていう日も多かったんですよ。 で、奈良で何か今日はスタッフとごはん食べに行きましたとか、今日ここに行ってきましたよとか、奈良はいいですねなんて言いながら色々レポしてくれるんです、僕にね。 で、その店僕帰ったらまた行きましょねとかそんな話ずっとしてたんですけど。
そんな時にあの…部屋飲みをスタッフのみんなとして、で、みんながね、その剛くんのことをね、すごく好きやってほんまにすごく言ってましたよと。 まぁこの歳なんで、ウソかホントかくらいは分かると。その言ってる言葉のね。 あなたはんとに愛されてますね、と。だからあなたは自分の事信じていいですよってメールくれたんです。 でなんかそういうメールをくれる仲間が自分の中にいるってすごくいいなあってね。
それってまたメールでそういうものをもらう時代じゃないですか。 昔は直接。で、電話、メールってどんどん変わってきて。 でもメールでもすごく重みのあるメールだなぁ、重みのある文章だな、感情だなって。 メールでもそうやって伝わって来るのもあるし。 実際会った時にメールありがとうございましたって言って、またその時の話をしてもらって、そのあとみんなでバーベキューしてとかまた仕事して。
そんなこと色々やりながら、まあすごくその…何が言いたかったかというと、目に焼き付けるっていうことが簡単にできた…っていうと変なんですけど、ものすごく簡単にできちゃったんですよね、今も覚えてますから色々。 それだけしんどかったから、いっぱい。 しんどかった分みんなが笑ってる姿とか、わーっとなってるシーンっていうのはすごく簡単に焼き付いちゃうもんなんだなみたいな。
ってことはその時を一生懸命闘って生きれば、記憶することが多くなるのかもなって。 正に時間っていうか時を1分1秒惜しんでそこ生活してましたから残るんだなぁとか。
メールにも書いてあるんですけどね、「便利になった時代だからこそもっと人の心の繋がりを大切にしなければいけないんだなぁって思った」って。 「悲しい事件も多くなった時代だなとか。でも温まる物事の中には共通してるのは人の心だなと思います。気付かせてくれてありがとう、剛さん」と言ってくれてるんですけど。
どの時代もそうだと僕は思うんですけど、事柄が変わってきてはいますよね。 あとはニュースで報道するようになったっていうのがあるかもしれないですけども。 昔だって色々あったけれども報道していなかったかもしれないし、そういう節もあるんじゃないかなと。 今は報道してなくてもすぐ世の中に伝わっちゃうから報道するのかもしれないしね。
でもほんと何か去年の奈良のいろんな日っていうか、こんなん食べたとか、あの時こんなしょうもないことしてたなとか。 まあいろんなことを、人の表情というものを一つ一つこんなにも覚えれるんだなあっていう。 ちょうどまぁ人間力っていうのをテーマにしてやってたライブでもありましたから、そういうのが研ぎ澄まされていたのかもしれませんけどね。
そしてもう1枚なんですけどね、まいこーさんですね。
「瞬きリリース決定おめでとうございます」ってことで。 「収録曲にはねshamaファンが待ちに待った『縁groovin'』、あの曲再びですね」と。 まあこれはshamanippon shipでアンコールとかで即興で作った曲をそのまま仕上げていって実際リリースにまで今至ってるんですけど この曲のほかにも『Clap your mind』って曲がありまして、これもshipで生まれた曲で、それをちゃんとブラッシュアップして収録してますんでこちらも楽しみにしてほしいなと思いますが。
あと一つね、電気の電と書いて『いなづま』って曲書いたんですけど、「これにはまた一つお勉強させていただきました」と。 えー「自分なりの解釈をして色々考えましたよ」と。「色々調べてどういった閃きからこの電という曲がいなづまという曲が生まれたんですか?」と書いてあるんですけども。
これはあの、ちょうどそのドラマのこともあったしね、 そっと命に対して手を合わせているような曲を剛に作ってほしいということで監督から話は頂いていたんですよ。 で命の歌は自分はよく書きたいと思って書いてる方だから、じゃあ締め切りまでになんかふわっと出たものをブラッシュアップして持っていきますねなんて話してて、
で、さっきも話したけどやっぱり大切な仲間の大切な人とか、この年になるといろんな方が亡くなるんですよね、うん。 やっぱり人間って消えてゆくんだなあっていう実感が湧いてくるっていうんですかね。 生きるっていうことをすごく懸命に目指して一生懸命そこを煌びやかに磨きかけて生きるんですけど、と同時に死と言うものを考えていく。 まあそんなことがやっぱりよく起こるというか、そういう年齢になってるんだろうなって。
で、その…言葉ではとても追いつけないこの痛みを愛そうっていう歌詩から始まるんですけど、 なんかこう言葉をその時の気持ちをね、大切な人が亡くなった時の気持ちをなにか話そうとしても、こう足が縺れるように喉が縺れるっていうか、心と言葉が上手く噛み合わなくて縺れていっちゃうっていうか、感情の方が先走っていっちゃうみたいなね。 そういう痛みだなっていうか。
まあ電が落ちたような焦げた心を生きているっていう歌詩を書いてるんですけど、急に大切な人がいなくなった時の衝動っていうか、それも電のような捉え方でいなづまって書いているっていうのもあるし、 あとはそれよりも焦げた心、真っ黒なってんねんけど、焦げてんねんけど、ヒリヒリしてんねんけど、その心で遺された人は生きていくっていう…。 なんかそういうことを書きたかったっていうか。
だからあの天に昇っていた人に対しての感謝と言う楽曲でももちろんあるねんけども、 その遺された人が今も強く生きているっていうメッセージをその雷、電というものに何かこう込めたかったというか。 で、まぁ「いなづま」って普通稲に妻って書いて稲妻って書き方もあったんですけども、日本古来から伝わるなんで稲と妻になったかとか諸説色々あって、なんか電気の電の方が、うーんなんか歌うべきテーマな気がしたっていうか。 焦げた心を奮わせて僕らは生きてるんだっていう。 生きていかなければいけないんだっていうね、そういう自分の中には電気の電でいなづまってしたことによって全てがピントが合うっていうか。 3つ4つ言いたいことがこの電気の電の「いなづま」で全部言える感じがする。 そんな感じもあってこの漢字を選んで「いなづま」にしたんですけど。
この曲ちょっと少しですけどもね、皆さんに聴いてもらおうかなっていうふうに思います。 それじゃあ9月の11日リリースの堂本剛のシングル『瞬き』より『電』聴いてください、どうぞ。
♪電
堂本剛とFashion&Music Book、今夜の放送いかがだったでしょうか。
今日はですね、『電』という曲を聴いて頂きましたけれどもね、 この曲もね、なんかまぁいろんな気持ちになって作りましたね。 遺された人、見送った人ていうのはなにかこうね、ほんとに強い心と弱い心を抱き合わせて生きなきゃいけないからね、強く…みんなすごいなって思う。 そういう人たちに明るい曲でエールを送るというよりかは、こういうしっとりとしたダイレクトなメッセージでエールを送れたらいいなって思って書いた曲なんですけどもね 皆さんにどういうふうに届いたかなって、またご意見とかね感想とかをメールで頂けたらすごく嬉しいなっていうふうに思います。
さて堂本剛の近況ですが、ほんと間もなくですね、堂本剛の京都の平安神宮でのライブが9月の13日の金曜日から3日間ですね、13・14・15、金土日と行われます。 全ての日が19時開演。夜の7時開演でございまして、夜の20時30分終了の予定です。 1時間半あたりのライブになります。 場所は京都の平安神宮さんです。 特設舞台で雨天決行となっておりますので皆さんぜひですね健康に気を付けて、 そしてレインコートや傘など様々アイテムを持って来て頂けたらすごくこちらも安心できるなというふうに思います。 皆さんのね健康状態も含めてちゃんと管理したいと思っておりますのでね、ご自身でも色々対策を練りながら気を付けていらしてください。
そして9月の21日から23日ですね。国立代々木競技場第一体育館で行われますライブイベント、テレビ朝日ドリームフェスティバル。 こちらの21日の初日にですね、私堂本剛出演いたしますので、ぜひチケット手に入った方は遊びにいらしてください。
そしてドラマ『天魔さんがゆく』の主演を務めさせて頂いております。 TBS月曜深夜12時28分、0時28分ですので皆さんお時間のある方はご覧になってください。
ということで最後にですね、この9月11日にリリースいたします堂本剛の『瞬き』。 この『瞬き』というニューシングルなんですけども、このニューシングルの中にですね1曲『Tearful merody』って曲があります。 まあtearfulっていう英語自体が造語に近い感じになっていますけれども、いわゆる涙目というか涙が溜まっている涙目。
涙ぐんでる目っていうかそういうメロディ。 なんかそんな涙が溢れて仕方ない、溢れそうで溢れない。滲んでいくっていうか零れる手前。 眼球が涙で溢れている溺れているような状態というか、そういうメロディ。 そういう時間、そういう愛おしいあなた、そういう愛おしい景色、そういう愛おしい命、人生。 なんかそういうものに浸っている主人公の歌ですかね。
僕自身はうーん、これもやっぱり誕生日近くで書いてますんで母の事ちょっと思って書いてたりしますけどもね。
僕ちっちゃい頃、この芸能界に入る前にちょっと仕事してましたから、ちっちゃい頃にね。 その時にお母さんがすごくね世話してくれてお母さんといっつも一緒にいろんな地方飛んでお仕事したりやってたんで、そういうのがやっぱり大きいんでしょうね。
そのちっちゃい頃から一緒にいるから二人でいる時間のことの方が多かったんで、だからほんとにちょっとお母さんがうたた寝してる感じの顔とか見たりとかすると、 この人には感謝せなあかんことだらけやなぁとか、こうやなぁああやなぁみたいな。 そういうの見てるとなんか切なくなってきてね。
こういう連鎖っていうのかな、こういう連鎖を人間はいつも生きてるんだなぁって。 お母さんだっておじいちゃんおばあちゃん亡くなる前も看病してね、ほんで身体も疲れながら自分も点滴打って、病院でまた看病して病院で点滴打ってとか、そんなんしてたからね。 で、そんなんしながらおじいちゃんとおばあちゃん見送って、涙して。
なんかそういうのんとかの連鎖でしょ。 そのお母さんを見て僕はまた涙ぐみみたいな。 こういう連鎖で人間は生きてるんだなって。 そんなこと色々考えながら『Tearful merody』っていうタイトル付けたんですけどね。
あのこれは恋人同士の甘い歌っていうふうにも取れるようなものにもなってますんで、恋人いらっしゃる方は恋人浮かべながら聴いてもらってもいいかななんていうふうにも思います。
ということでございまして今夜はですね、9月の11日にリリースいたします堂本剛のですね『瞬き』というニューシングルの中に入っておりますが『Tearful merody』って曲があります。 こちらを聴いて頂きながらお別れしたいと思います。
堂本剛とFashion&Music Book、また皆さんお会いしましょう、おやすみなさい。
♪Tearful merody
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2013/09/07
by あやめ [220]
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