++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
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#201

堂本剛とFashion&Music Book

bayfmをお聴きのみなさん、こんばんは堂本剛です。
堂本剛とFashion&Music Book始まりました。

さ、今日はもう6月の8日ということでございまして、カバーアルバムの『カバ』をだしてもう1か月が経ったと。
あの怒涛の日々が静まり返っているところですけど。

かと言って今ちょっと色々やることがありまして。
曲も作ってますし。
shamanipponのアルバムをいつ出すかとかまだ未定ではありますけども、
制作する方向にはどんどん行ってまして。
こないだね、めっちゃかっこいいインストできましたよ。
これはライブ会場で爆音でかけて、オープニングでガンガン鳴らしてやりたいなと思ってたりするんですけど。

ま、そんな仕事も最近ちょろちょろスタジオ入ってやっておりまして、
いい曲も生まれてますし、ぜひぜひ早くみなさんに届けたいなと思いながら、
自分自身も首を長くして待ちながら作っておりますけども。
ぜひみなさん、そちらも楽しみにしながら待ってて頂けたらなと思いますが。


あの、ひかりちゃんという方が、東京に来て4年目に突入したので思いきってメールしましたという方。

3年前に剛さんの『The Rainbow Star』の歌詩に書かれてあるように「片道だけのチケットと血眼をさ」というね。
これはあの往復チケットもいいねんけど、とりあえず片道だけのチケットと情熱的に血走る血眼。
もう目が充血してもう闘志に燃えて正義感に燃えて、
その片道のチケットを持ってその目的地に飛び込んでいくっていう表現を書いたんですが。

ひかりちゃんは「地元の福岡から夢を実現するために東京に出たんです」って。
「当時『The Rainbow Star』っていう僕の書いた曲がテーマソングで、勇気や力をもらってました」と。

「あれから3年が経って、あの頃目指してた場所と全然違う場所に今私はいます」
これでも大体みんなそう言うね。なんかちょっと違う場所になっちゃうねんね。
近いねんけどね、でも人を思えば思うほどちょっと遠くなっちゃうねんね。

やっぱりね、人のことを思いながら少しちょっと違う場所にいるなと思いながらも、
でも自分の目標物に対してピントを合わせてですね、なるべく1秒でも早くにそこに辿り着こうという。
辿り着いたら意外にあれ!?つまらんなと思うかも知れへんしね。
こればっかりは分かれへんから、今いる場所というものが全てだと、僕は思うようにしておりますが。

「剛さんがよく言われている「人生一度きり」という言葉を支えに、
また夢に向かって進もうとして生きていますよ。
もしよかったらラジオで『The Rainbow Star』をかけてくださいませんか?
剛さんが作った曲の中でも1.2を争うほどの好きな曲です」と言ってくださってます。

まあこの『The Rainbow Star』が生まれた時も、音楽をやるきっかけをジャニーさんがくれて、
ストレートの球じゃなくて変化球を投げろと言われて。
でも変化球投げるけども、ジャニーさんは変化球投げろと言ってる張本人だから納得できるけども、
いいえストレートを投げて下さいよというスタッフもいる訳で、
いろんなことやっぱりね幼いながらもいっぱい考えてて。
でも僕はそんなことを考えるよりも自分の人生一度きりやから、そういう華やかな姿を親に見せたいなとか、
ファンの人たちに本当の自分で本当の輝きを出してる自分、
イメージとかまやかしではなくてそういう自分を見せれたらなって思って生きてたような時ですね。
その入口にいた辺りというか。
だからその虹色に光る希望の星って言うか、そういう意味で『The Rainbow Star』ってタイトル付けたの覚えてますね。

でも自分の真っ直ぐな気持ちって言うものは、頑丈なバッファローの群れをも砕くっていう、そういう信じる力とか強さみたいな。

例えばサイとかが水場に来て、バッファローが5.6匹でも相手にできひん。
1対5.6でも無理なんですね、(サイを)どかすの。
なんやオマエ何見てんねん!な感じで5.6匹がビビって逃げていくみたいな。
でも30.40連れてきてサイ1頭をどかす、みたいなそういう知恵を(バッファローが)持ってたりするねんけど。
で、これやったら完全にヤラれる思ってサイは逃げんのよ。で、水場が空くのよ。
で、みんなでその独り占めしてはったサイを追っ払ってみんなで水飲まはんねんけども。

っていうバッファローの群れをも、一人の人間の正義とか愛とか感情っていうのは打ち砕くみたいな感覚で書いたんですよ。

2転3転してる発想ですけどね。
サイ1匹を何十頭でどかしたバッファローを人間1人がどかすという。

まあ僕も東京出てきて随分経ちますからね、随分経ちますけども、
東京に出てきた頃から人間性というものは変わらなかったなあというのが僕の発見ではありますけども。
この『The Rainbow Star』を作った時の感情も未だにありますが、懐かしみながらみなさんと一緒に聴いてみたいと思います。

堂本剛でENDLICHERI☆ENDLICHERIのプロジェクトな訳ですね。
『The Rainbow Star』聴いて頂きましょう。

♪『The Rainbow Star』


堂本剛とFashion&Music Book。
ここではリスナーの皆さんから頂きましたメールをご紹介しますが。

まずははるさん。男の子の方で10代の子で。
「早速なんですけども僕の悩み聞いてください」恋愛相談ですよ。
「僕には2年半付き合っている彼女がいるんですが、そろそろ諦めようかと思っているんです」と。
「彼氏役を続けるの」って書いてますね。
えー「元からどちらかというと僕の方が彼女にぞっこんで、常に愛を伝え愛を捧げ続けてきた」と。
「でも彼女は本気で愛を返してくれません。
愛してるって言葉こそくれるもののバレンタインは残りもの。誕生日プレゼントすらくれない。友達と扱いが何ら変わらない。
特別扱い、特別な愛を求める僕は強欲なんでしょうか?」
「最近までは何とかちゃんと愛されていると自分を騙し続けてきましたが、最近それも辛くなってきました。
彼女は間違いなく遊び半分で付き合っているのだということに気付いた今、
もう諦めるべきなのか、まだ頑張れば彼女が振り向く可能性があるのか、ぜひ剛くんのアドバイスを聞かせてください」

これね、女の人お二人いるから(スタッフさんのこと)聞きますけど、恋愛した時に束縛されても大丈夫ですか?
束縛ダメ?大丈夫?
こうやって分かれるやんか。これ男の人も分かれる。

全然いいよと俺なんか全然問題ないわけ。
例えば女の子とごはん食べに行かんといてとか(言われたら)「うんわかった」とか全然言えんねん。
だって自分が、例えば仲間ね、僕やったらバンドメンバーとかお仕事でお世話になった人とか色々いて女の人とか入ってくるやんか。
で、そういうのも嫌がられ始めるとすごいしんどいけどさ、そういう感情はないからそれはしんどいけど、
それってそれを安心させてあげる努力をするべき。

今お店に入ったよとか、何かあったら電話しといでとか。
そら話盛り上がってて出られへん時あるで。
人生相談とか悩み聞いてもらったり聞いてる時は電話鳴っても出られへんけど、
ごめんごめん、ちょっと話をしてたからごめんなとか、電話することはできるやん。
それで彼女が安心するのであればしてあげればいいっていう、ただそれだけのシンプルな発想なわけよ、僕は。

だからそれが好きな人に対してはできるから、でも気持ちが入ってない人に対してもしね、そういう人と付き合った場合の話ですけど、
やったら多分そんなマメに電話もせーへんとかなるんかもしれませんよね。

でも相手が全然電話してこーへんかったらそれに合わせるはずなんですよ、あ、そうしといた方がええのかなって。
相手ももごはん食べに行った時に、誰と食べようと知らんけど電話せーへんから電話したらあかんのかなって思って多分電話せーへんと思うんですよね。

だから僕結構相手に合わせるタイプやからどっちでもいいっちゃどっちでもいいねんけど。
でもやっぱりああ自分のこと好いてくれてるなあってみたいな感じはほしいから、
それがないと感じたら僕は別れるかなあって思ったりするんですよ。

うん、少しでも自分のために良くないとか、しんどいもう嫌いかも、好きじゃないかもと思うんであればやめた方が楽じゃないかな?
だって絶対恋愛してへんかったら人生楽しくないとか、そんな話でもないからね人生って。

でもまだ10代やし若いから、この人じゃなくても違う人好きになれるかもしれへんから。
なれへんかもしれへんけど、自分の可能性をあんまり殺さない方がいいかもね。
自分で自分の可能性殺して悩むタイプの人多いけどそれはもったいないから。
その可能性は殺さずに人生一回やからね。
迷ってるくらいやったらやめるみたいなこともあるし。

ぜひこれは自分と向き合って考えてねって言うしかないねんけど、
でもすごくなんかしんどそうやし、もう俺やったらもうやめるかなみたいな感じやけど。

でもやっぱり好きやな思ったらそれで行ったり来たりしたらいいんじゃない?
うーんやっぱ好きなんやなって気付くのもいいし、恋愛やしそれも。
ぜひ今の自分の素直な気持ちに従ってみたらいいかなと思います。


そしてね、三重に住んでる子なんですけど、あやかちゃん26歳の子。
「眠る前にラジオ聴いてたら想いが溢れてメールしました」ってことで。
「小さい頃から夢があるんです」って。
「でも中学校からお母様が病気になられて、家の借金など家庭の問題から夢を諦めた」と。
「それから自分のことは考えられなくて、大好きな家族のために頑張っていて、
でもいつの間にか心の病にかかって、鬱とか無気力とか統合失調症などにも苦しんだ」と。

でも心の病っていうのはすごくほんとに大きな大きな病気というか、
治るものなんだけれども治る保証がないみたいな葛藤の中闘っていくものなんですけどね。
非常に大変なものですね、この統合失調症だったり鬱とか無気力とか。

「10年が経った今、お母さんの病気が少し良くなってくると同時に家庭が少し落ち着いたんです」って。
「いい方向へと変わり始めた。それと同時に私自身も自分のこと考えることが多くなって、
やりたいことを考えた時にやっぱり心の中で諦めきれていなかった夢があって。
それは歌手になるという夢で、どんな時も毎日部屋で一人歌っています」と。

僕がASKAさんの『はじまりはいつも雨』を買って家でずっと歌ってた時のようでしょうね。

「私には経験もなければ作詞作曲楽器もできない、歌うことしかできない。そしてもう26。
周りからは諦めの言葉しか聞こえない。だからこの想いは今も抱えたまま封印している」と。
「でも剛さんの歌や言葉を聞くたびに想いが溢れてなぜか涙が出てきます。
私自身、夢に経験や年齢は関係ないと信じたいけれどもやっぱり現実の目が恐い。
自信がなくなり初めの一歩を踏み出せずにいます。
剛さん、言葉を頂けませんか?お願いします」と。

まあ僕が思うになんですが、こういう言い方するのもなんですが、30過ぎたおっさんがアイドルって言われたりするんですよね、僕の人生。
でもそのアイドルかアイドルでないかってことは周りが決めはることで、
ジャニーズ事務所入ってたらアイドルみたいなだけだって思うんですよね、
僕は僕で普通に生きてるだけですから。
でもそのイメージとか世間はそう言うってものは、これはね、かなり大きなもので、
自分がそう思ってても一向にそうならないっていうか。

だからその26で、例えばシンガーソングライターとしてデビューしました。
でもこれは僕思うんですけども、いろんなタイプの人いるんで全然諦めることではないですよ。
ただ音楽の世界は厳しいですよ、すごく。

言葉は選びませんけど胸くそ悪いこといっぱいありますよ。
ほんとに腹立たしいこといっぱいある。数えだしたらキリがない。
でもそれはどの世界もそう。
その胸くそ悪いことをどれだけ愛せるかをやっぱり生きるしかないんですよ。
で、やっぱりファンの人があっての自分だとか自分の音楽だとか。でもその家族がいるからとか仲間がいるからとか。
そういう当たり前なことを失わなければこんな業界でもやっていけると僕は思いますよ。

でもその当たり前を失っている人たちとも仕事しなければいけないという覚悟はしなければいけないですよ。

でもほんとに諦められない夢であれば、僕はぶっ込んだ方がいいと思います。
で、ぶっ込んで、ああもうあかんわと思ったら諦められるでしょ。
或いはぶっ込んで良かったと思う時がある訳でしょ。

僕なんかはね、この人が音楽をぶっ込んでいつか一緒に仕事できる時とか、
歌番組一緒に出たりとかできる時があったらちょっと嬉しいなと思うけどね。
彼女が夢見た世界っていうものが、僕にとってはすごく人生の中で意味深い時間になったりもするからね。
「あの時メール読んで頂いた…」「あ〜!」みたいなことがあると、
人生また楽しいなぁ何があるか分かれへんなぁってことを教えてもらう相手にもなるしね。

でも僕が今こう言ったからといって、じゃあ夢を追いかけますではなくて、
ほんとにその胸くそ悪いなってことはどの業界にもあるから、それを愛するっていう自信がある世界なんであれば、
年齢関係ないからぜひぶっ込んでほしいなと思いますね。

で、すぐに芽が出なくても急にブレイクしたりするとかそんなんも人生ですから、
めっちゃ年重ねてから世界回ったりとかいろいろな人生あるんですよ、音楽って人間って。

だからあの、真矢みきさんじゃないですけど、諦めないで!ですよね。
林さんじゃないですけど、いつやるの?今でしょ。ってことだと思いますよ、僕はほんと。
ふんだんに使いましたけど、ひたすらに僕の知識をふんだんに使いましたけど。
でもあの林さんもさぁ急にブレイクしてる訳やん。
大変やであの人生。24時間でガラっと変わるねんでいきなり。

何が起こるか分かれへんから、ぜひ人生おもろいなと思いながら一回足突っ込んでみるのもいいんじゃないですか?
そして会えたらいいですね。そしたらまたドラマティックで面白いなと思いますけど。
まあぜひ頑張ってほしいなと。
今日メール読ませて頂いた方もメール読めなかった方もそうですが、ぜひみなさん頑張ってほしいなと思っております。


さ、様々な人の痛みとか葛藤、そういうものが少しでも癒えますように。
そういう願いを込めまして『I'm you You're me』聴いて頂きましょう。どうぞ。

♪『I'm you You're me』


堂本剛とFashion&Music Book、今夜の放送はいかがでしたでしょうか?
今日はね、ちょっとあのー夢の話とかね恋の話とかも少しさせて頂きましたけれども、
みなさん本当にいつも包み隠さず送ってくださってますので、
ぜひぜひまだまだ何でも構いませんのでね、メールの方お待ちしております。

(宛先告知)

どうぞよろしくお願い申し上げます。


そして最後にすみれちゃんですよ。
「剛さま、またお便りしました。80歳のすみれです」と。
「待ちかねたアルバム発売。手に入りましたので早速視聴しました」と。
「ASKAさん、尾崎豊さん他の方々のCDと聴き比べ、同じ曲なのに剛さんの歌声、そして歌詞などでの感情での違いだとか
優しさだとか憂いとか希望とか、そういったものを丁寧に発声され、
まだまだ何回もこれからも聴きながら曲と向き合いたい」と。
「また剛さんの曲をしっとりと聴いております。
更に『街』の違いを、新鮮さを感じております。
もうすぐ発売のshamanipponライブを振り返りながら待っております。
まだまだ応援させてください」というふうに。

79歳だったすみれちゃんが80歳に年を重ねられたということで、もう非常に嬉しいですね。
80歳の人が応援してくれる人生もまあ貴重ですよ、本当に僕の人生。

僕だって10代の子がメールくれてて80歳の人もメールくれてて同じようなこと言ってくれて、
なんて幸せな人生やという話ですよ。

こないだも番組の企画でね、中学校へ行きましたけども、母校に。
そしたら同級生になってくださいと訳の分からんボール放り込まれてね。
「いや俺34やから、おっさんやから。自分と違うから中学校通われへんから」
「いや大丈夫ですよ、通えますよ、通いましょう。34に見えないですから通いましょうよ」って。
何を根拠にこいつ言ってくるねんって思いながら、まあでもかわいかったけど。
そのー10代の子も普通に話してくれるしさ、なんか嬉しいなぁってその時も感じていたんですが。

やっぱり年を重ねていくとどうしてもその年齢層の人たちとの話っていうのが多くなっていくけど、
幸せにも色々な方に自分のことこう思っていますよとか
音楽のことこう思っていますよとか教えてくれはるんで、生きがいも随分と増しますし。

これからもね、すみれちゃん同様、色々な方々に性別問わずにね、国問わずに意見してもらえたら僕もほんとに成長できるなと。
今後ともぜひよろしくお願い申し上げます。


それではみなさんのね、今日まで積み重ねてきた一瞬一瞬っていうか一秒一秒っていうか、
そういったものが決して間違ったものではなくて、
そしていつも僕ら人間というのは何かこう悩んだ時に空を見て、空に救われたなとか、
そういうような空があってくれたことによって、感謝しなければいけないこといっぱいあるなみたいな
そういうような想いを込めて作った『埃』って曲がありますので、
こちら『埃』を聴きながらお別れしたいと思います。

堂本剛とFashion&Music Book。お相手は堂本剛でした。
それではみなさん、またお会いしましょう。おやすみなさい。

♪『埃』
2013/06/08 by あやめ [206]

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