++堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオレポ++
毎週土曜日 22:00〜22:30 bayFMでオンエア中の
堂本剛と「Fashion & Music Book」ラジオ のレポです
レポをしてくださる方の負担を軽減するためにレポのお手伝いをしてくださる方募集中です。mailtoこさかママ
レポの無断複写・無断転載を禁止します。

#188

堂本剛とFashion&Music Book

bayfmをお聴きのみなさん、こんばんは堂本剛です。
堂本剛とFashion&Music Book始まりました。

今日はですね3月の9日でございますけれども、東日本大震災からもうすぐ2年になるんですね。
2011年の3月の11日でしたけれども、
あの何度か僕のペースで僕のタイミングで東北の方へ行かしてもらって、色々なお話を聞かせてもらったりしながら、
また東京に戻ってなんていうふうにして生活をして、僕なりにね色々考えながら生活をしてきました。


で…僕自身ね、ラジオとかで何度もお話をさせてもらってますが、
当日は僕高い建物に居ましたから、ものすごく揺れまして、すごく怖い思いしたんですけど、
東京にね地震が来たんだというふうに思ったんですが、そうではなかったという事で。

そのあと様々なインターネットとかテレビとかで色々な状況を知り、
そしてファンの人たちが、こんなふうに自分のことを心配してくれているなど
色々なことを理解して把握して、
で、事務所の方に一刻も早く、全国でタレントさんのことを心配している人がたくさんいるだろうから
なんかメールを送ったりするのにした方がいいと思うんですけどと連絡して、
それでようやく色々みなさん動いていかはりましたけども、
なんか意外にこういう時の対応遅い大人の人たちがたくさんいて、
そういう時に自分がどういう状況にあったかにもよるんだなって、すごく思っているんですよ。

実際、車に乗っていてちょっと揺れただけと言う人もいれば、
僕のようにものすごく怖い思いをしたという印象の人もいるんですよね。
だから色々話をしててもね、それだけで温度差がすごかったです。

だからまぁそのやっぱり自分は、
『今日までに出会った仲間たちとファンの人たちと、
「これいいね」って素直に言えるものを作る人生がただそこに在ればいい』
というような人生になったらいいなっていう答えが出たという感じなんですよね。

だからその世界って、別にこの業界にいなくても作れるんだろうし、
この業界にいても作れるんだろうし、ほんとそこがよく分からないんだけど、
人生一度きりで色々なことがやっぱりある。

最近はほんとに天候もさ、急に雪が降ったり急に次の日があったかくなったり
ヒートショックって言葉が出てきたり、若い方でも気を付けてくださいよ。
うちの母も高血圧だったりするんで、すごくいつも気を遣ってるんですけどね。

ほんとに色々なことが何か変わろうとしているから
それにやっぱ付いていかないといけないんだけれども、
今までと同じような感覚に戻っていく人も多いでしょうし、
でもその感覚に戻らないと守れないものもあるんだろうなというのも分かるし、
だから僕はこの東日本大震災と言うものがあった、
そのことを、歴史を、毎日毎日想える人と想えない人がいていいとは思うんです。
やっぱ人それぞれキャパシティが違うから、
人間てやっぱり頭が混乱すると忘れようとしたりするし、
だから色々な人がいていいとは思うんですけど。

まあこの11日でもうすぐ2年だなとか、その日に全ての人が1秒でもなにかこう痛みを共有する、
そんな国であればいいなというふうに、ただ思うんですけどね。

これは難しいですよ、人にとっての正義が僕にとっては悪だったりもするから。
僕にとっての正義が人にとっては悪だったりもするし。
だからね、何が正しくて何が正しくないなんて言う次元ではないんだと思うんですよね。

想いたい人は想えばいいと思うし、想えない人は想えないんだと思うんですよね。
でも何か想えない理由があるんだと思うから、そういう人たちを例えば責めるっていうのもまた違うんだろうなって。
それっていじめなんじゃないかなとも思ったりもするし。

ほんとに難しいですね。
すごく難しいんですけど、でもこうやって月日が経っても思い出して、
関われる時に関わってっていうふうなこと、日本人ならば誰もができるといいよね。

でもほんとにね、東北の地方の方に行って援助したいなとか、
色々自分が何か役に立てばいいなと思って行きたくても行けない人もいるしね。
政治的に経済的にちょっとこう無理なんですって人もいるだろうし。

だから今一番大事なのは、この2年経とうとしてる今、
精神的な成長をできるきっかけがあるといいですよね。

なかなか育った環境によって違うから、人を思いやるっていう態度とかはね一人一人違うから難しいけど。

でも2年経ってもこれだけね、ま僕の話ですけど、
色々深く考えて、あの頃の気持ちとか感じたものをまた思い出して生活に生かしていく。
教訓として色々なことを感じ取りながら仕事をしていくというか。

これから僕もどんなことが、この自分の住んでいる場所住んでいる国に対して、どんなことが貢献できるか分からないですけれど、
ありのままの自分で真っ直ぐ大切な故郷奈良を想い、
第二の故郷というか、自分が育った場所東京の中で色々なことを想い、
生活していくほかないのでね。生活していこうと思いますけれども。

みなさんもぜひ自分らしく一日一日を生きられるように、
自分らしく闘ってほしいなというふうに思っております。

さ、それでは様々な思いを愛をこめてこちらの曲からスタートしたいと思います。
堂本剛で『街』。
聴いてください、どうぞ。

♪街


堂本剛とFashion&Music Book、ここではリスナーのみなさんから頂きましたメールをご紹介いたします。

オーストラリア在住のナミさんなんですけども。

「私は今ワーキングホリデーでオーストラリアのゴールドコーストに来ています。
1月の17日にこちらに来て1年間滞在する予定だと。

先日のラジオで地球一周された方のお話が出ていましたが、
私はそのひとつ前、2011年4月の24日から3か月間、船で地球を一周してきました、と。
私のことを言われているようでとても嬉しくなり、メールしました、と。

あの先日ね、1月の27日よりオーストラリアではサイクロンという大型台風が来て、
日本では体験したことがないような、時速110キロから140キロですって、ヘクトパスカルの風と雨で
1万3000棟以上が屋根を飛ばされて半壊か全壊。
洪水で1万棟以上が浸水と。で2万8000棟以上が停電になったんですって。
で日本ではニュースをしていないみたいで不思議です」

っていう、確かに不思議ですね。しないんですね。

「私のステイ先の家も、昼の12時から夜の10時半くらいまで停電になりました、と。
ニュースの映像を見ると、浸水した様子、家が壊れている様子、全壊した家を見て泣いている子どもや家族の映像などが流れる。
東北の震災と重なりずっと胸が痛かったです。

私は地球一周した後に東北のボランティアにも行っていたので、
東北の人たちの文句も言わず、悲しいところを見せずに明るく振る舞い現実と向き合っている姿や、
厳しい現状などを見てきたので、余計にどうしようもない想いが湧きあがり
ニュースを見ながら涙を流す嵐の2日間でした、と。

私の住んでいる所は木が倒れたりガラスが割れたりしていたくらいで、
大きな被害はなかったのですが、隣町は洪水の被害にあっています、と。
滞在期間中に何か私にできることがあればしたいと思います。」
とおっしゃっていますね。

この方も20代の方なんですけども、すごくしっかりしたね、想いを持ってらっしゃる方で、
あの地球一周をするってね、前にもメール読ませて頂きましたけども、
色々なものやっぱ見て生活していく訳ですから、すごい経験値だなと思うし、
そんな中でまたオーストラリアの方に行かれて、ま、あの東北の方にも行かれたということですけど、
何かこう自分の人生の中で、吸収する容量がものすごく大きい人なんでしょうね。

あのやっぱりね、使命という言葉とは違うんでしょうけど、
何かやっぱりこう、自分がこういう場所に行くっていう意味があるんだろうなとかね、
思わざるを得ない瞬間も多分彼女の中に多いと思うんですけど、
ま、でもそうやって今オーストラリアにいる訳ですから、何か少しでもね、
してあげれたらいいんじゃないかなって思いますよ。

その東北で得た、人に対してこうしてあげれば優しいんじゃないかなっていうような、
その人の心とか、縁とか、そういうものをたくさん吸収されたと思うんでね。
それをまたオーストラリアの方々に対して捧げてあげれば、
その東北で助けてもらった人達も嬉しいんじゃないかなと思うし。

僕自身が自律神経失調症、パニックディスオーダーっていうものに若い頃になって
それが当時はあまり主流の精神病っていうか、そういうものでもなかったから、
ほんと理解は少なかったですよね。
でもそれが何年かして自分で何となく理解しながら、たくさんの人に助けてもらいながら戻った時に
僕の親友がなったんですよ。
その時に、ああ自分はこの人のためになったんだろうかとかって思いながら
その親友を助けてあげることが少しはできたんですけど、何かこう不思議ですよね。

自分の痛みというのは誰かの痛みを救う鍵となるものでもあるから、
今自分の胸の中にある辛いことって、きっといつかね誰かの力になるはずなんですよ。
僕はその時に何かこう自分が傷つけられたり痛んだりするたびにその時の事を思い出して
辛い状況を乗り越えようといつも頑張ってきているんですけど。

なんかこう、東北の方もそうだと思うし、オーストラリアの方もそうだと思うけど、
自分だけでは何かこう自分の問題じゃない問題ももあるから、
どう怒りをぶつけていいのか、どう悲しみを表していいのか分からないという感情になっちゃいますよね。
それってすごく本当に苦痛だと思います。

でワ―ワ―喚けば、あいつうるさいから黙らせろってなっちゃうし、
おとなしくしてたら都合よくされちゃうし、すごく難しいです、闘い方が。
でも絶対諦めないでほしいなってすごく僕思うんですよね。

でもオーストラリアのその報道っていうのが全然飛んで来ない中で、
何なんでしょうね、なんかもうちょっと共有すればいいっていうか。
オーストラリアの方もたくさん今本当に大変やから、一日も早くねいい方向に進むように、
すごく離れた場所で何もできないんですけども、
そういうことがあったんですよってことを今伝えてもらって把握した人がたくさんいると思うんでね。
何か自分の力で何かできるんじゃないかと思う人は、今にもアクションしていると思いますけども、
みんなこのラジオで聞いた人は少なからずオーストラリアに対して想いを投げてると思いますので、
ぜひね、ナミさんもお身体には気を付けて、恐らくボランティアとかもされるんでしょうから、
お気を付けてたくさんの人を助けてあげてほしいなと思います。

たくさんの感謝とたくさんの愛を込めてこちらの曲を聴いて頂きたいと思います。
堂本剛で『縁を結いて』。聴いてください、どうぞ。

♪縁を結いて


堂本剛とFashion&Music Book、今夜の放送はいかがだったでしょうか?
今日はですね東北の東日本大震災からもうすぐ2年が経つということで、
色々なお話を、今の想いを綴らせて頂いたというところでございますが。

最後にね、さきちゃんという方なんですけど、
この方今スペインにいる方でね、僕にメールをくださったんですが、
小学校卒業した時に、お父さんがお生まれになったスペインに引っ越しして、
もうすぐ大学卒業されるんですって。
で、こっちに来た時にスペイン語をね全く話せなくて、
幼なじみとも離ればなれになってしまってかなり辛かったんです。
でもまだ若かったこともあって、言葉もちゃんと覚えてたくさん友達もできましたよと。

先日偶然このラジオの剛くんの言葉を色々聞き、
そしてフランス語を覚えたいけど大変そうというのを言っていたのを聞いたんだと。
スペイン語もフランス語も日本語にはないあの男性名詞、女性名詞というその区別があって、
これは暗記するほかありませんよということなんですね。
でも何事にも練習が一番で続けることが大事で、
剛くんも頑張って勉強すれば、絶対慣れていくと思います。
日本へ来た外国の人が漢字を書けるようになるのと同じだと思います。応援しています。

ま何事も続けていけば必ず実るんだよと。
事は違うんだけども、続けていくことは信じ続けていくこと、想い続けていくこと、愛し続けていくことって大事だなって
なにかこのメールを読んで感じた訳なんです。

「私はスペインに住んでいるので剛くんの全ての活動を知っている訳ではありませんが
今はインターネットのおかげでほとんどのことを見たり読んだりできています。
特に思うのは、私が子どもの頃と比べて剛くんはいろんな面で変わったなということです。
色々な新しいことに挑戦し、自分流を探している剛くんは、アイドルやジャニーズとはまた違った光り方をしています。
世間の常識やルールに惑わされないで、自分なりの道を歩くってすごく素敵ですよね。

私は今、大学を卒業したら何をしようか悩んでいます。
やりたいことがありすぎてどこから始めたらいいか悩んでいます、迷います。
でも好きなことがたくさんあるのはすごくラッキーなことだと思います。
あと数か月間、一つ目の道を選んで楽しめたらいいなと思っています。
今やりたいことの一つは、日本に帰って大人になった自分の目で見て心で感じることだと。
昔は気付かなかったことがたくさんあると思うし、私にとって日本とスペインとは何なのかを考えてみたいなというふうに思います。

剛くん、言葉の勉強のほかに何かやりたいことはありますか?
もしいつかフランスでコンサートをやることになったら必ず行きます。
剛くんは私にとってすごく興味深くてもっと知りたくなる人です。
遠くからですがいつも剛くんの音楽を聞いて考えさせられて元気をもらっています。
こっちからも応援していますし、もし日本へ行けたら何らかの形でお会いできたら嬉しいです。
念願の初コンサートに行けるかも。ではまた。」

ということで、この離れた土地に自分の音楽が飛んで行きながら
そこに住んでる日本の方に、助けてもらってますっていうふうに言ってもらえる。
こんな人生もほんとに嬉しいなって思いますね。

いつかほんとにさきちゃんの近くでライブができる日が来るかもしれないし、
もしかしたらさきちゃんが帰って来ちゃって日本で会えるかもしれないし。
でもこうやって遠く離れた所で興味持ってるんだと言ってもらえる人生なんてすごく嬉しいなって思うので
ぜひほんといつかね、会場で会いましょう。


さ、という事でございまして、自分の中でですね、最近また色々考えるっていうか、
そのshamanipponっていうね、言葉を作り、shamanipponっていうくにを作るって言って色々クリエーションをしてますけれども、なんかやっぱり想像するとか信じるっていうか、
そういう力っていうのかな、それも特殊な力だと僕は思うんですけども、
でもシャーマンの所謂その第六感みたいなものも特殊な力としなくてもいいのになって思うくらい。
だって同じ人ですからね。

でも人を想うこととかね、故郷を愛することとかね、自分を信じることとかね、
そういうことも何かこう人間の持っている人間力だと思うし
僕は何かそれをシャーマン力と言ってもいいくらいの、
すごいその形にはない力っていうか、シャーマン力なんじゃないかな、人間力じゃないかなって思いますけども。

「くにのうた」っていうのを作ったんですけど、
これもくにって、前もファンの方は知ってもらってると思うんですけども、
昔の日本の人々が住む時に使ってたスタイルっていうか、
まん中に点を書いて、その点の周りに点でマルを書くっていう状態。
まん中の点はリーダー的存在の人で、周りの点々はそれを慕う人たち。
でもその間には権力も何も存在しなくて、ただ仲がいいという。
それをくにと言う、ひらがなで書くくにと言うスタイルというんだという話を聞いたことがありまして、
ああ、すごくいいなぁって思ったんです。
仲のいい友達同士もこんな感じやなあって。

だから所謂カントリーを作りたいって発想ではないんです。
shamanipponっていうひらがなのくにを作りたい。
shamanipponっていうあったかい関係性を作りたいなっていう、
そういうあったかさの中で繋がっていくnipponみたいな、
そういうものを何か目指したいなと思って、「shamanipponくにのうた」っていうのを作ったんですけども。

ま、今日はみなさんに元気を与えられるか勇気を与えられるか、
ちょっとこの曲を聴いてうーんと思う人もいるかもしれませんが、
今夜は「shamanipponくにのうた」を聴きながらお別れしたいと思います。

堂本剛とFashion&Music Book、お相手は堂本剛でした。
それではみなさん、またお会いしましょう。
おやすみなさい。

♪くにのうた








2013/03/09 by あやめ [193]

No. PASS
<<2013年03月>>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

* 03/09 #188

記事検索

OR AND
スペースで区切って複数指定可能
レポ投稿
PASS
++HOME++

[Admin] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.06