bayFMをお聴きのみなさん、こんばんは。堂本剛です。さぁ、堂本剛とFashion&Music Book、今週も始まりました。 今日はですね、建国記念の日。で、祝日でありましたけれども、2月11日、あともう3日経てばですね、女の子の大好きなバレンタインデーが近いということで、着々といろいろ準備されてることだと思います。
このバレンタインの起源の国でもあるこのイタリアですね。サンバレンティーノさんが眠るサンバレンティーノ教会ではですね、毎年2月にですね、たくさんのカップルが婚約式をうけに集まるということで、台湾の方では2月14日に加えて、太陰暦という太陰暦上ですね、7月7日、ま、日本でいうと七夕ですけどね、7月7日にも特別なバレンタインがあるということで台湾の人は、じゃあ大変なんですね。
でもまぁ2回チャンスがあるということかもしれませんけど。男性が・・、あ、なるほど!7月7日は男性が女性にバラの花束を贈って、本数に意味を込めて。1本やったらオンリーラブと。超ぞっこんですよみたいなね。で、11本がフェイバリット。1番好き。99本ならフォーエバー。一生好き。そして108本なら、マリーミィ、結婚してという。う〜ん。煩悩の数ですね、108つ。 なんか、まぁあるのかな、やっぱり。この数字っていうのも、いわゆるアジアもそうですけども、繋がってる何か、もしかしたら大陸を渡ってこの発想は渡っていったらとかね、そのヒントっていうのはやっぱありますよね。 この7月7日が太陰暦って、この7月7日もっていう、やっぱり日本では天の川。織姫様彦星様っていう風にして空を見上げますから、何かこう形を変えて七夕になったのか?とかね。いろいろこう考えさせるものはありますが。 なんかこう、そういうちょっとこう回路でですね、ちょっとめんどくさいかもしれませんけど、そのめんどくさいことを今年は、みなさんやってみたらいいでしょうね。なんで2月14日って、こんな人わぁわぁ騒ぐんやろ?とかね。7月7日ってなんねやろ?そもそもなんねやろ?とかね。
ちょっとこう遡っていっていろいろこう勉強してみると、自分が置かれてる環境、状況っていうのが、もうちょっとクリアに見えてきて、あれ?もしかしたらここにお金掛ける必要ないんちゃうとか、ここに時間割いてる場合ちゃうやんけとか、そんなんも気付けると思いますけれども。 ま、女の子は、とにもかくにもこの2月14日向けて、今、せっせとチョコレート作ったりしてるのかもしれませんけど。 あややさんがですね、私はバレンタイン幹事なるものを職場で引き受けてしまったということで。 この幹事、なんなんでしょうね?この。いる?こういうのバレンタインやってるの?レコード会社とかも、バレンタインの時にこう・・。 スタッフ:個人的にみなさんにみたいなのはありまして。・・・やる人とやらない人がいる・・・ まぁそうでしょうね。でも、やる方がイイ奴みたいな空気感はやっぱり、おっちゃんらはなりますわな。 嫁ももうそんな家帰って (夫役と妻役の芝居→)「あ、これ、いちお、バレンタイン」 「ああ、ありがと。娘はどうしてるんだ?」 「知らないわよ、なんか外でご飯食べてるって言ってるわよ」 「そうか、男と食べてるのか・・」 「あ、いちお、あとこれあの娘の(チョコ)」 「ありがとう」みたいな。 何もいつもと変わらない日常の中チョコをむさぼるっていうね、うん、そういう人も多いと思いますよ。 ほんまにさぁ、めっちゃかわいらしくさぁ、ほんまになんか僕のこと好きって思ってくれてんねんやっていうのが毎年、色褪せることなくですよ、これ作ってんねん、とか食べて♪とか言われたら、そら、帰りますよ、家に旦那も。毎日ちゃんと家に帰りますよ。 「今晩何食べたい?」 「う〜ん、ハンバーグ食べたいな」 「じゃ、ちょっと、おいしいの作るから、何時に帰ってくるか考えて」 「7時くらいに帰れるかな」 「じゃあ、ちゃんと作って待ってるからまた電話してや」 「うん、分かった。じゃあいってきます」 みたいなんなると、今日はハンバーグやと思って仕事するわけやん。でも、帰ってきて何があるか分からへんとかやったら、 「ごめん、ちょっと今日付き合いでさ、飲みに行かなあかんようになってもうてさ」 「うん、分かった」 っていうのんが、何回かこう生じて最終的に家でご飯食べる回数が減るみたいなね。でも、ご飯作れなダメですよ、そこは。 ほんまは、このチョコレートも作っていただきたい僕としては。手作り。市販のもん何食わしとんねん。って思いますよ。 己がですよ、ね、我がの魂はどこにあるんだって思いません?なんか。逆やったらどうです?私にそんな程度?って思えへん?絶対思うやん。 なんか作ってくれたり、なんかこう手間暇かけてくれたものをくれた方が、嬉しいやんか。そりゃ男も一緒ですよ。
プレゼント、ね、いわゆる、プレゼントですよ、たった今という意味ですよ、プレゼントって。そのプレゼントなんですから、誰かが作ったやつを渡すっていうこの発想がね、 ちょっとこの大和女子たちには見直していただきたいね。うん。 ぜひ、作ってほしい。どんなにまずくても。どんなにまずくても、かわいいなと思うから、うん。一所懸命作ったんやな、俺のために。そしたらちょっとキュンとなるんですよ。
まぁみんな、もう市販のものを買って、今、「・・・」みたいな人いるかもしれませんけど、できればまだちょっと時間あるんで、なんか、今、アプリでもあるじゃないじゃないですか。 なんとかレシピみたいなアプリ。たぶん、今日ぐらいやったら、どんどん出てるでしょ、バレンタインアプリが。おいしいホワイトチョコレートの作り方みたいなとか。そんなん見て、一所懸命作ってくれたらなというふうに思いますが。
そんなにバレンタインについて話しようと思ってなかったんですけどね。ではこちら『Six Pack』聴いていただきましょう、どうぞ! ♪Six Pack 改めまして、こんばんは。堂本剛です。さぁ、堂本剛とFashion&Music Book。ここではですね、頂いたメール。読もうと思ってますけど。
みきちゃん。 剛くんはよく、黒地に白のギターを弾いておられます。あれは、お気に入りのギターなんでしょうか? 所有しているギターは、ひとつひとつ音が違うというふうにもおっしゃってますけれども、どういう違いがありますか? という、最近、音楽の話をしてなかったので、選んだんですけど。 このギターのフェンダーのストラトっていうね、ストラトキャスターっていうギターなんですけど。 いわゆるですね、70年代から前半のあたりはですね、ちょっと元気なんですよ、音が。で、60年代の後半ぐらいですね、は、ちょっと元気さもあるんですけど、ちょっと枯れてるです。で、65年とか、もうちょっと遡っちゃうと、色っぽ過ぎるんですよ。ていうところでギターを選ぶんですね。
それは何故生じるとかいうと、使ってる木材ですね、木材が、やっぱり政治とか、その頃の国の動きとかですね、条例とかですね、そういうもののいろいろな流れの中で、いい木が、ギターに対していい木をチョイスして、ギターを作ることができた時代というのがありますから、そういう時のギターっていうのは、やっぱりイイなという風に、いわゆる生き物の音がしますね。
でも、家具もギターもなんでも一緒ですよ、みたいな時代もありますから、そうなってくると、ほんとは、ギターに向いてんのに家具に行っちゃったりとか、ギターに向いてないけど、家具の方が向いてるのにみたいな木がギターに来ちゃったとか、ま、そういう流れもあったというような話を聞いたことがあるんですよ。
実際、これはね、やっぱりアンプを通さずに鳴らすと、鳴るギターがありましてね。その鳴るギターは実際やっぱり鳴るので。 いわゆるその、電気を通して振動で鳴るわけですから、木が振動すれば音の振動が電気に変えられて飛んでいくっていうものですけれども。 これはアコースティックギターもそうですし、エレキギターでもそうですけど、弾いた時に鳴るものは実際になるっていうのは今までの経験上ありますけれども。 僕は今、だからその60年代後半の方のストラトキャスターをよく弾いてますね。で、そもそも僕はギブソン社のレスポールと呼ばれるものをですね、アメリカンロックというか、いわゆる王道なですね、パナーコードと呼ばれるギターの5弦6弦だけを使って、ディーディーディーディーっというぶっとい音をとにかく鳴らすっていうイメージのもの。 そういうギターに憧れてたんですけど、ファンクミュージック、ブルースにはまっていってしまったので、レスポールは弾くことがなくなり、で、ストラトキャスターにいくってことになるんですけど。
ま、テレキャス、ファンクだとテレキャスっていう選択もあるんですけど、テレキャスもほんとに1本1本性格があるので、この曲の時に弾くと主張しすぎるからストラトにしとこうかなとか、この曲は主張しててもかっこいいから、テレキャス持とうかなとか。
テレキャスの方が基本的にバキバキ音が鳴って、プレイするのはテレキャスの方が、テレキャスターの方が奏法は難しい、ちょっとくせがあるギターなのでね、すごく難しいなとかっていうのはあるんですけど、カッティングの方はテレキャスの方が、かっこいいなと。 チャッチチャッチチャッチチャッチチャラララ、チャッチチャッチチャッチチャッチチャラララ、チャッチチャッチャとかっていう、このカッティングをする時とか、すごくいい、かっこいいなと思いますね。 最近、だからね、自然に身についてるグルーブっていうのがあるんですよね。日本人は能とかですよね。だから、サムライでも能でもなんでもそうですけど、首を動かさずして、まっすぐ歩いたりするじゃないですか。スー、スー、スー、スー、スーって足を擦って首の位置を頭の位置を変えないで行くっていう。これが日本人のやっぱりリズムだったりとか。
SHAMANIPPONでは、いわゆる日本人だからこその、どうしようもないグルーブ、逃げ切れないグルーブあるじゃないですか、タンタッタータリティーテテッテテッテテー(←うまく文字にできません)みたい雰囲気のもの、それをなんて言うのかな、わざわざ意識はしませんけど、出てしまったらいいじゃないですかそれっていう感じを根本的に置いてですね、あと、大和言葉とかですね、古語ですね、古い言葉、「縁を結いて」とかもそう、「縁」とかもそうですけど、そういうものを用いるんです。
で、最先端技術で音をとりますけど、少し周波数とかを変えてですね、いわゆる今の音なんですけど、この時代いつなのかな?という感じの音に仕立て上げようと今必死になってましてね。
いわゆる今のを作るっていうことはもうやめてるんです僕、とにもかくにも。 その雅楽っていうところからヒントを得たりね。 まず昔の人が音を鳴らすには理由があって鳴らしてるっていうところが大っきいですから。祈りとか、神に感謝するとかね。そういうところから音を鳴らすっていう根本的な理由が大っきくあったわけですけど。
これまた恋の歌を歌うのとはまた、全然違う話やと思います。楽器を鳴らす、音を鳴らすっていうことではそういうスピリッツがあって。 昔も恋文とか歌った歌とかいうのは、いろいろありますけども、それは楽器を弾いたわけじゃないですから、文字を書いたわけですね。それをみんな歌と言ったわけですね。詩を歌と言ったわけです、ポエムをね、歌といったわけですけど。
実際、いわゆる声を出して、歌を歌う。これ歌というから、ややこしいんやけども、これ基本的には「音」ですから。声っていうものもね。だから、「音」を鳴らすには、それなりの理由を自分にあてがわないと僕は駄目だと思うんですよ。だから楽器を選ぶ時もちゃんと意味をもって選んで来てるんですよ。
最近は60年代後半のギターを弾いてますけども、なんて言うんですかね、そういうこだわりとかですね、わざわざそういうことを考えて、そういうことをやること、今だからSHAMANIPPONのアルバム作っている時、そういう時間すごく多いですね。 今の音を作るのは簡単ですよ、ものすごく。で、そういう音もかっこいいと思うんです。でも、今、日本人がですよ、ね、この日本で音を鳴らす以上ですよ、なんかこう想いを込めましょうよと思うし、なんかこう、余計な曲は切っていけばいい。っていうかね。 作ったけど、これちょっと違うなと思ったら、どんどん切っていくというか。これしかないねん、みたいなものをとにかく出せると思うんですよ。
俺が思ってることは、とにかくこうやねんみたいな。そういうアルバムをほんとに聴きたいなと思いますね。僕がこの国で生きる人間として。 この国で未来を想像したり、夢を描こうと思うと、ものを生み出す人、作ってる人たちに、ちゃんと理由と想いを述べてもらえたらすごく嬉しいなと思うんですよ。 これはラジオもそうだしね、テレビもそう、雑誌もお芝居でもなんでもそうやねんけど。なんかこうね、欲しいと思っちゃってるんです、僕はね。
だから僕がもしほんとにこの国で受け取り手として生きてたとしたら、こういうものをリリースしてくれるアーティストがいてくれたら、すごい救われるし、すごい楽しいだろうなと勝手に想像して、いろいろこう考えていった結果、SHAMANIPPONという国を作ろうみたいなって、そうそう。それで、SHAMANIPPOをじゃあ、やろうって、ミュージシャンに話をしたら、「あ、面白いやん」ってなって、どんどん事を進んでいくみたいなね。
でもね、楽しいですよ、そういうこだわり。あいつ何言ってんねんっていうみたいなことを、めんどくさいけど、やるんですよ。これからはね、めんどくさいことをやらないとですね、生きていけないですよ、ほんと。 ショートカットの時代ですよ。なんでも簡略されるんですよ。楽なこと楽なことなんですよ。便利なこと便利なことなんですよ。 それでも生きてけますよ。生きてけるけど、それはもう自分ひとりで生きていくと決めた時はそれでいいと思いますよ。
だからやっぱり人間というのは、いろんな人たちによって生きてますから、またその自分のアクションがいろんな人たちを救う可能性なんて、いっぱい秘めているのが人生ですからね。 やったら僕はなんか、わざわざ、こうして生きていくっていう方がいいなと人間ぽいなと思いますよね。だから人間に生まれた以上、これはめんどくさいことやけど、わざわざこれやるってのが、大事かなと思うよね。
だからさっきのオープニングの話ですけどね、手作りなんですよ、チョコレートは。絶対手作りですよ。人が作った甘ったるいもん、食べてられませんよ、こっちはね(笑) 丹精込めたね、丹精込めたものを、やっぱりこうもらう、うん。という話でですね、このままエンディングにいきましょうかね。ちょっとね、しゃべり過ぎたねっていうね。 僕、ギターの話ちょっとしようと思っただけなんですけど、ちょっと話おっきなっちゃったんで。 バレンタインを無理やり引き戻しちゃったっていうね(笑)なんかこうこの日は大事やっていう話してたら、そうそうバレインタインの話してたなと思って、バレンタインもやっぱり、人の想いが、めちゃめちゃ動く日なわけやから、相当なエネルギーですよ。 メールもいただいてるんですけど、平安神宮で去年ライブやったんです。で、それが映画化になるという流れにどんどんになっていきまして、平安結祈というタイトルがつき、上映されることになったわけです。
で、このせきさという方はですね、台湾の方なんですよ。どうしても剛さんの平安神宮のライブ映像を台湾で放送できるように、お願いしたい。と言ってくださってるんですけども。 実際、僕もほんとに今年どんな風にして生きていこうかって、みんないろいろ考えながら生きてると思うんですけど、東北の震災にですね、1年が経とうとしてるんですよね。 このライブをしたのは去年ですから、去年は奈良の方も台風の被害ありましたし、和歌山もそうですけど。その前に福島だったり新潟だったり水の災害であったりとか、タイの方でもあったりとか、いろんなことがありましたよね。
で、その東北の震災があったときに台湾の方も、すごくいろいろ支援してくださったとか。もちろん台湾以外の国でも、いろいろな国が日本に対して支援して下さいましたけれども。その台湾の方もすごく早くね、いろいろこう動いてくれたとか、いろいろな情報を知ってましたから、その自分の国に対してね、いろいろな支援をして下さった全ての人たちに感謝しようという気持ちを込めて、この平安神宮のライブに立ってたんですよ。
なので、本気でそういうふうにありがとうと思って感謝して立ちましたので、この今、おっしゃってくださってることが、なにかこう少しでも実現したらいいなとか思ったりするんですけどね。 まぁ、言ってみることだなということになる可能性もありますから、ちょっと言ってみようかな。「海外で流すっていう気ないんですか?」って、「お、ええな」ってなったら、ぜひ、せきさん見に行ってください。
なんかメールでは「3回見に行きます」とかね、いろいろありまして、ほんとにありがとうございます。 まぁ、3回でも4回でもね、5回でも6回でも7回でも8回でも、まぁ9回でも、10回でも観てほしいなと思いますけどもね。 あと、姉は剛くんのファンではないんですけれども、姉の方が行こうって言われたんですっていうことだったりとか。 まぁそれを機にね、姉もね、まぁ、1回2回、3回、ないし4、5、6、7、8、理想としては9、10ですね。10回行ってもうた。結果、10回行ってもうたっていう。うん。「結果10回現象」ね。これはやっぱ期待したいですよね、「結果10回現象」は。 ぜひですね、みなさん、「結果10回現象」目指してですね、映画館にGO!ということで、よろしくお願いしたいと思いますが。 (ガタンと音)まぁ、携帯が落ちたというね、アクシデントがありますけれども。
みなさんに様々なメールを送っていただきたいな思っておりますので、 メールの方は・・・ tsuyoshi@bayfm.co.jp FAXの方は ・・・ 0433518011 はがきの方は・・・ 〒261-7127 bayFM さ、先程からずっと言ってますけれども、堂本剛平安神宮公演2011限定特別上映平安結祈。 こちらは2月24日〜3月11日の期間限定で、全国のTOHOシネマズ他、60館以上で上映されるということでございます。
それではこの国の、そして世界のですね、全ての人々が毎日のように幸せな時間でね、結ばれるようにと、そういう想いを込めて作りましたので、こちら『縁を結いて』を聴いていただきながらお別れしたいと思います。 また来週お会いしましょう、さようなら。 ♪縁を結いて
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2012/02/11
by jun [134]
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