歌と演奏の感想です。
「この日がどうだった」というのをもはや思い出すことができず、まとめて感想をアップします。 剛さんの歌声はだんだん伸びやかになってきた気がします。 それは天候のせいかもしれません。
[意志] 能面のようなものをかぶった剛さんが舞を舞います。驚きました。すごく素晴らしかったです。ステップ(というのかわかりませんが)が歩いているのではない感じでしなやかだけど力強く、天に向かって手を差し伸べたり手繰り寄せたり。剛さんの神に捧げる祈りの気持ちが表現されていると思いました。
[くにのうた] ホーン隊のイントロが変わりました。ちょっとくずしたような感じ。 みんなshamaファンクサインで応じます。shipの約10倍のキャパですからステージから見た私達のファンクサインは迫力あったかなと思います。
[にひ] 剛さんの色っぽさは神社でも健在。ギターの歪んだ音にうっとりします。
[セッション(キーボード)] キーボード演奏は時空を彷彿させました。そしてこの曲、過去、現在、未来を表現していたように私には思えました。
最初は過去。穏やかにそして厳粛に演奏され過去の歴史の積み重ねを思い起こします。 剛さんの力強いキーボードが光りメンバーさんの音が重なり厚みを帯びてきますます。
そして次の激しい部分へ。ここが現在。きらびやかなレーザーの彩りが逆に混沌としている現在を表しているようでした。
そしてまた最初のフレーズに戻り未来。過去を未来につれてゆき、希望に満ちた安らげる未来を表しているのかなと思いました。
壮大なスケールで素晴らしかったです。
[セッション(ベース)] 剛さんのベースをshipの最終日音漏れでしか聴けなかったので、ここでちゃんと聴けてとても嬉しかったです。弾むようなチョッパーにしびれます(しびれるなんて古い(^_^;))とにかくめっちゃカッコいいです。 剛さん5弦ベースを新調したと思ったのですが、5弦でしたか?いい音でした。
このセッションは太鼓、パーカッション、ドラムの共演が素晴らしかったです。レナードさんの太鼓は神社仏閣ライブにはなくてはならない音だなと思いました。ダッチさんのドラムは初めて聴きましたがものすごい迫力がありました。スティーブさんと合わせてこの3人の共演が素晴らしいセッションでした。
[縁を結いて] 縁を結いては、とてもスローになりキーボードと鈴の音だけでシンプルに演奏されました。 剛さんのブレスまでが聴こえドキドキしました。すごく情感が溢れていました。昨年は想いが強く声が震えていましたが、今年は透明感のある声が夜空にどこまでも伸びて飛んでいく。そんな感じがしました。レーザー光線も綺麗でした。
[新曲(どうしてだろうと繰り返す曲)] 剛さんのどこまでも伸びてゆくフェイクが素晴らしかったです。 今の日本の状況を憂いているかのような曲でした。 アコギではじまりアコギで終わるシンプルな曲なのですが、国と国とがなんで争うんだろう、政党と政党がなんで争うんだろう、人と人とがなんで争うんだろう。いずれは死んでいってしまうのに・・剛さんはそういう名詞を出しては歌っていなかったのですが、私にはそう思えました。平和にひとつになってゆくべきだと。
全くその通りだと思います。いずれは死んでいくのだからこそ有意義にいきていたいものだなと思って聴いていました。
[新曲(必ず〜と繰り返す曲)] 恵子さんとのハーモニーがとても素敵でした。スモークがたかれ神秘的な感じがしました。 剛さんが信じるということをとても大切にしていることがすごく伝わってきました。 命の意味を考え信じることが大切だと歌ったこの曲は夜空に響き、平安神宮にこれなかったお仲間さんの胸にもきっと届いたことだと思います。
この新曲2曲はship即興がベースという話でしたが即興でできたとは思えないくらい素晴らしかったです。
[TUKUFUNKぽいセッション] TUKUFUNK平安神宮2012バージョンという感じのセッションでした。和の感じがすごく出ていてカラフルなレーザーがステージや平安神宮の空を彩り宴の終わりに花を添える感じでした。途中後ろの大極殿の方に向かいギターを弾いていました。
shipとは環境も観客の数も違います。 どんなところでも最高の物を届けようという心意気が伝わって来ました。 コンサバにならず、いろんな形態で常にチャレンジをしてくれる剛さんに私は拍手を送りたいと思います。
剛さん、メンバーの皆さん、スタッフさん、平安神宮の方、関わって下さったすべての方、素晴らしい3日間をありがとうございました。
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