オーラスの日、私は抽選にも漏れ外のカコ−ミライと書かれたサークルの後ろのアスファルトに座ってました。(最初にスタッフさんから音漏れ組はサークルの後ろで聴いてくださいといわれていました。) お尻から焼けたアスファルトの熱を感じながら暮れゆく赤い空を時おり眺め剛さんの歌声にひたすら耳を傾けてました。
時おり中であがる歓声は何が起こっているかほとんどわからないのですが、つよ散歩のときは、会場でなく、エントランスからものすごい歓声が。ああ、これは剛さんが、エントランスにまで散歩に来てくれたんだって思いました。
いつの間にか日もとっぷりと暮れて歌われる十川さんとの縁を結いてはほんと切なくてたまらなかったです。参加できた日の剛さんを心の中で再生し、今の歌声に重ねて聴いていました。
ところどころ聞こえるMCの内容からSWING-Oさんが来てくれたのを知りました。彼との即興では「あぁ、僕の街よ」と自分の街を歌いあげてました。「空を見ていた」とも。私も剛さんの街の空を見上げながら聴いてました。奈良の夜空に響く剛さんの歌声は言葉にならないくらい素晴らしかったです。
そのうち「あーニッポンニッポン」と歌う曲に。すごくのりのいい曲で外の音漏れ組も立ち上がりセッション。
剛さんが「今日はエントランスにも入れない人が250人いる」と外組を気遣ってくれる声がしました。そしていきなり外の扉が開かれたのです。
私たちは狂喜しました。まさか、ここで扉を開けてくれるとは思わなかった。エントランス内にはたくさんの人がモニタを囲んでいました。そして皆が後ろの外組を見て外への扉が開かれたことを喜んでくれました。
外組のマナーが驚くほどよかったです。扉が開かれた時あのカコーミライのサークルには柵もなくスタッフもいませんでしたが、誰一人としてあのサークルより前に足を踏み入れる者はいなくサークルの後ろに何十にも円弧を描くように並び外組の「くに」を作ってました。
剛さんのMCもとてもよく聞こえるようになりました。 あんなに周辺への音を気遣っていた剛さんなのに、私たちにこんなに素敵な配慮をしてくれたことにもう涙涙でした。 そして「あーニッポンニッポン」のセッション。盛り上がりました。
SUNK youは剛さんはじめ関わった全ての人に感謝の気持ちを込めて大合唱しました。途中楽器の音が小さくなり剛さんとファンだけの歌声に。大きく手を振りながら歌った歌は、感動的でした。
SUNK youのとき多分マネさんだと思うのですが、右手でカメラを持ち皆を撮りながら左手で大きく手を振りながらSUNK youの振りをしていました。マネさんも感動していたのだと思います。
最初は「音漏れ組は途中で退場になります」というスタッフさんからのアナウンスだったのですが、「最後まで扉を開放しておきます」と剛さんから言葉をいただきました。最後までこの空間にいられる喜びで一杯でした。最後のお知らせとくにのうたもはっきり聴くことができました。SUNK youは感謝とともにいつも素敵な航海がもうすぐ終わってしまうという切なさが溢れているのですが、その後のくにのうたが次の航海への幕開けのような感じで希望に満ち溢れていました。
会場とエントランスの扉、エントランスと外の扉を開放して放たれた堂本剛さんの歌声は確かに平城宮跡の空に、そして来れなかったファンの街の空に届いたと思います。
ほんとにほんとに剛さんの優しさと心遣いに感動しました。剛さん、メンバーのみなさん、中で参加できた人、エントランスの人、外の音漏組がひとつになっていました。剛さんが外組を気にしてくれていることMCでちゃんと伝わってきました。
剛さんが「関わったみんなに感謝しています」というときに、みんな近くのスタッフさんに向かってたくさんの拍手とありがとうの言葉をを送りました。スタッフさんもとてもにこやかでした。
5時間に及ぶオーラス。外組だったにもかかわらず全然長いと感じなかったです。 終わってしまう寂しさよりも次に繋がる希望のほうが大きくて剛さんがとっても楽しそうな様子を感じることができ満足感でいっぱいです。
こんなに素敵な人のファンでいられることが本当に幸せです。これからもずっと剛さんのこと信じてついていきたいと思いました。
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