7月29日live最終日エントランス参加レポ
どうみても通常の数倍、500〜600人会場と同数のファンが集合してます。 若草山上空は黒い雨雲で被われ「雷」がとどろき、しかもshipへ近づきつつあるのです。 これだけの音漏れ組の人々が雨を凌げる場所は無いと心配してる時です。
突然拡声器を手にした男性スタッフのアナウンスが始まりました。 今まで立ち入り禁止の砂場に集まるようにの伝えます。 「最終日のこれだけの多くの皆さんに来て頂いたことで特別企画を実行します。 エントランスの中でのLIVE参加おこないます。 モニターによる会場内の映像、音声も解放します。 人数に制限があること、入場がlive開始中になり最初から参加出来ないこと、終了も早めに退室して頂くことを理解した上で4,000円にてご入場可能です」 この降って来た幸運に大喜びに音漏れ組、遠方からの参加者にとってはサプライズ企画に湧きます。 体力の消耗を考えると本当に有り難い企画でした。 結果は抽選で引いた番号によりエントランスへの入場は400人弱、外での音漏れ組は240人ほどになり外組も通常のLIVE日と変わらないスペースを確保しての参加になったようです。
抽選枠に合格しエントランス参加を果たしました。 中央の三台のモニターを何重にも当選者が囲み熱い想いで見つめてます。 中央固定カメラですがステージ全体を映し出してます。 音声は天上のスピーカーでかなりクリアに聞こえます。
入場した時はモニターでは「未来への忘れ物」の曲紹介のMCからの参加でした。
(ここからはいままで初めての想像を打ち破る瞬間をお伝えします)
メンバー紹介が始まりました。いつもと変わらぬメンバー個々のパフォーマンスです。 固定カメラから外れたシーンを追いかけることはありません。 状況の解らない中、開いた左の扉からスティーブさんがひょっこり顔を出します。 最初のエントランス組の歓声が起こります。 咄嗟の出来事で呆気にとられているうちに会場内にスティーブさんは戻られます。
つよ散歩の映像も当然固定カメラから見切りエントランス組にはまったく見えません。 ステージ上のメンバーは映し出されてもスタンディングのオーディエンスの中を歩く剛さんはまったく認識出来ないのです。 そんな状況時、右の扉が突然開きます。 絶叫と興奮でエントランス組の導火線に火がつきます、そしてエントランス全体が揺れます。 まさかの剛さん本人が姿を現したのです。 扉から出ず台の上でSGを休まずプレイを続けて会場内と変わらないオーディエンスの顔を見つめています。 一斉にしかも冷静に駆け寄るエントランスのオーディエンス。 駆け寄らず、この場所に近づいてくれたこで満足してた自分を含める出遅れ組。 扉の陰にいることだけをイメージして扉を見つめます。 でもね・・・顔だけを前に突き出しエントランスの隅々まで見回してくれたのです。 その行動は、全身全霊を込めた「想い」が無くてはできないのです。 エントランスを離れ会場内に戻るころには扉に押し寄せた集団が元の位置に粛々を戻る姿を見てて「まじめで律儀さ」を見ました。 他人の置きっぱなしの荷物を踏みつけることもせず駈け寄る冷静さと同じで場所に立つのです。 再び閉じられる扉。 そんな中にエントランス組に熱い行動する一団がいました。 「シャーマンにっぽん」 「イエーイエーエ-エー」
輪唱レスつきの即興を指示する会場の流れに「エントランスも入れて欲しいコール」が起るのです。 「エントランスは、あーニッポン・ニッポンにしよう」 時の氏神です。 二十代の彼女たちの熱いコールにエントランス全体が続きます。 固く閉ざされた扉を開けさせたのです。
誰もが考えもしなかった奇跡の瞬間です。 会場内のレスコール輪唱にエントランス組の参加が決まります。
扉は再び開け放たれ「あ〜〜ニッポン、ニッポン」この短い叫びにエントランス組は会場組に負けない祈りを込めて叫び続けました。 最高に楽しいことが起こります。
「外にも250人位いる外のみんなも入れよう」 「業務連絡、扉を全部開けてください」 「エントラスのみんなは外の人にも説明してあげてね」
明るい光が夜のship前広場に向かって一直線に放たれます。 全ての扉が開きステージをさえぎるものが無くなった瞬間です。 その状況を眺めている私たちの驚喜は最大MAX. 外に残してきた友、お仲間さんの歓喜の顔が見えた気がします。 このLIVEで一番感動の瞬間です。
「外の人だけでね」 かすかに聞こえてくるのです、外の歌声が。 「ありがとうみんなでセッションしたいね、ヤバイね。 会場にこれなかった人にも伝えてね、会場の人はエントランスの人をエントラスの人は外の人を抱きしめてあげてね、鹿さんもね」 アンコールの大拍手。 「そんなに云うならもう一回開けちゃうことになるかな』 「シャマニッポン・イエーエー」 剛さんメインのメローな歌い上げがエコーを伴い始まります。 それからは会場→エントランス組→音漏れ外組の 「あーニッポン・ニッポン」のウエーブです。
この感動は音漏れ外組→全国自宅参戦組に繋がるんだと思うと嬉しくてたまりません。 すばらしい剛さんの直観力とスタッフの連動力にエントランス組は正面の扉横に待機する男性スタッフ、jmのパスカードを下げたメガネの女性スタッフに最大級の拍手をありがとうを送りました。 女性スタフッフが「二コッ」て微笑んでいます。
「最後の最後にこんなに盛り上がる曲が誕生して嬉しい」 「CD化は難しいかな・・・ニッポンニッポンだけだからね」 LIVEではチョー盛り上がるね。 これから外の扉開けっぽなしでSUNK you歌います」
今回の音漏れ参加のファンの想いが想像以上のカタチをヒトのチカラが実現させたのだと思います。 この感動は会場参加の方、音漏れ外組のリレーレポで初めて完成されます。 是非繋げ頂きたいと願います。 それぞれの場所で感じた感動を教えてください。
最後に追記です。 通常は全メンバー横並び一直線のフィナーレは赤い円形ステージの上で行われました。 剛さんのリクエストです。 一段高い位置に登ったことでステージ上のメンバー全員がエントランス、会場外まで見える高さになったのですよ。 オーディエンス全員を思いやる剛さんの気持ちの深さにどんなにカンシャしてもしきれないです。
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