レポを書くつもりもなく、書ける記憶も無いのですが、今回のライブは思うところが沢山あったので、少しでも伝わればと思い、初のレポ(感想かな〜)書いてみます。
3日間のライブは言うまでもなく、その日ごとに様々なドラマがあり、本当に忘れられないライブになりました。
初日、2011/9/2 朝から台風の影響で天気は不安定、数時間ごとにコンサート事務局からライブ開催についての詳細がメールで送られてきます。 とりあえず決行の方向で時間が過ぎていきますが、降ったり止んだり。 そして、開演寸前です、雨が止んで雲が流れていきます。 やっぱり奇跡が起こりました!
平安神宮の空に穴が空いた!
そして始まった一日目。 セットリストは知ってのとおりです〜
用意していただろう演出のすべては出来なかったようですが(これは最終日のステージを観て気づいたことです。) 剛さんの後方からのレーザー光線の中で動くスモークが、強い追い風に乗って ものすごいスピードで流れて行って、まるで空の様子を長い時間録画して、それを早送りで流している映像のようでこの日この状況でしか見ることができない景色でした。 その景色に包まれる剛さんはそこに居るんだけど、プロモーションビデオのように美しかったです。
剛さんを中心に景色が流れていく・・・まさに『台風の目』
今回の選曲はこの日のためのアレンジで、イントロを聴いてもすぐにどの曲なのかわからなくて、全部新曲なのか?と思うほどでした。 『和』のテイストがすごく感じられました。 とくに、セッションの演奏で『今回は和風だな〜三味線に聴こえる〜』 と思いました。
この日鳥肌がたったのが 十川さんのピアノとの『空』でした。 剛さんが、最初の歌詞の『ちぃ・・』と発した瞬間にひゃ〜!! と・・・!
神の声を聴いたようにどきっ!っとした一瞬でした。 やっぱり剛さんの歌はものすごいパワーがあるんだな〜と実感。 この日一番の印象深い本当に素晴らしい美しい『空』の歌声でした。
初日の様子は台風の風が剛さんの後ろから吹く『追い風』だったことと、 たまにちらついた『霧雨』(縁を結いてで降った大粒の雨もありますが(^_^;)がキラキラと降ってくる星のようで、レーザー光線で幻想的な演出を創りだしていて、自然との共演。 音もそうで、たまにマイクが拾う風の音だったり。
2011/9/3 中止の決定
サイトのお仲間さんたちと平安神宮で待ち合わせ。 それぞれがライブ成功を神殿にお祈りしてみんなが集まったところで 中止決定のメール・・・
第一声はやっぱり、え〜やってほしい!
だったけど、誰一人として、怒ったり、責めたりする人はいなかった。 残念な気持ちはあったけど、剛さんが一番つらい思いをしているだろうし、誰よりも強く歌いたいと思っていたでしょう。
夕方公式のFUNK-LOVEからのメッセージが届き、涙・涙・涙・・・ 程なく、Twitterでのお告げあり。 またしても、涙・涙・涙・・・
そして、メッセージにあった
『公演は中止になってしまいましたが、午後の七時、みんな同じ空の下、心は繋がっていると思います。』
の一言で行きました、午後七時平安神宮
雨は降っていました。 きっと公演があったとしても雨は降り続いていました。 風も強かったです。 中止の決断は正しかったのです。
最終日 2011/9/4
朝から平安神宮にお参りに行ってきました。
9時過ぎくらいです、沢山のスタッフさんが会場を作っていました。 決行の方向です。
夕方まだ一般の方が参拝できる時間に平安神宮に行ったら、リハーサルをおこなっていました。 その時のスタッフさんのアナウンスです。 『座長(剛さん)の意向です。ステージテント緩めでいきたいとのことです。』 ってきこえました。 たぶん、これは想像ですが、雨は降らないだろう、なるべく完全な状態で公演を行いたかったんだろうな。 願いも込めて。
入場直後のステージ。 暗くてわかりづらいですが、各楽器エリアに屋根、テントがはってあります。 初日同様のステージ。
しばらくして開演直前に(雨は降らないとの覚悟?)なのか、慌ただしく全ての屋根、テントが取り外されました。 私も覚悟を決めて、剛さんがいるから雨は降らないとカッパを脱ぎすてます。
この日最前列の神席。 しっかり見届けなければ。
初日になかった炎の演出のための機材がステージしたに数台。 撮影のためのカメラのレール。 カメラマンの機材(申し訳ありませんがこれがけっこう視界を遮ってくれました、ぜひとも映像化してほしいですね(^_^;)
ステージ左端に初日にはなかった和太鼓があります。 すぐにレナード様の出演だ〜とわかります。対面にはスティーブ様のパーカッションセット。 私の席はステ様の目の前でした。
舞台向かって右側から、パーカッションのステ様、ホーン隊・ふさはらさん、川島さん、SASUKEさん、ピアノ十川さん 、コーラスの平岡さん、ベースケンケン、ドラム豪大さん、 (ここから死角でした)ギター竹ちゃんと名越さんはさっぱり見えなくて・・。キーボード、スウィンゴさん 、和太鼓レナードさん。 中心に剛さんがいらっしゃいました。
思ったとおり、演奏が始まると明らかにレーザー光線の数が多い! 綺麗!ステージに近かったのでレーザーの先の様子が全部はわからなかったですが、緑の扇子が発信源から頭上に広がって 私の頭の上に緑いろの屋根ができました。 そして波のようにゆらゆらゆらぎ、そこに時折ちらついた霧雨がキラキラと降ってくる星のようでした。
この日夜空にはあいにく星はありませんでしたが、雨粒が星のかわりに光って綺麗でした。
美我空の演奏中、たいまつがたかれ、ちょうどその炎ごしに剛さんが見えていたのですが、ゆらゆらと空気を動かす陽炎の 向こうに映る剛さんも幻想的で男前でした。 和装にベースがものすごく似合っていて、本当に剛さんは神社の建物の朱色と馴染んで神々しいのです。 なぜなんでしょうね。
時空の演奏中に少し強めの雨が降ってきました。 キーボードを演奏する剛さんが途中でふっと上を見ました。空をしっかり仰ぐというふうではなく、 演奏中たまらずふっと一瞬空を見た、というか雨の様子を見たのか、雨雲を見たのか、空に向かって、 もう少しの間泣かずに見守ってほしいと祈っていたのか。 私にはそんな瞬間に思えてとても印象深い瞬間でした。
そしてその後は雨がしだいにおとなしくなっていきます。
にらみを利かせたのかな?
十川さんのピアノで歌った『空』は初日にも鳥肌がたつくらい、でしたが、 この日も同じく本当に息のあった二人の空でした。
ENDLICHERI☆ENDLICHERI 平安神宮バージョンですね。とにかくスティーブさんがアクティブで全身で演奏していて、いろんな音(演奏) をしていました。そしてあの動きを見てスティーブさんが細いわけがよーくわかったのでした(*^_^*) 楽しかったです。
縁を結いて 言葉がでません。自分が息をするのを忘れるくらい集中して聴きます。 大サビの部分CDとすこしキーがちがっていたのかな? すこし低かったように感じました。 後半少し剛さんの様子がちがってきます、、、 頑張って声をだしているように、、、 ラストはもう完全に涙声でした。
私もだめです・・・。 涙。
色々想像しちゃって感情移入。
胸をおさえ涙を拭きながら、さっと後ろを向いてギターを取る。
すぐにセッションが始まりました。
ここも初日と違うところです。初日はいったんはけて、再入場。 空が泣くからを歌ってセッションでした。
泣いてしまってからすぐのセッションの剛さんのギターの音はとても悲しく、力強く音は出ていたけど、 号泣しているんじゃないかというように聞こえて。 剛さんはギターで泣いている、叫んでいると思ってしまい、いつもはノリノリのセッションも しばらく呆然と立ち尽くしてしまいました・・・。 辛かった。
しだいに落ち着いてきたので、メンバーさんの演奏を楽しみました。
今回のライブは剛さんも東北の復興や日本の復興に祈りを捧げるという強い想いがあったとおもいます。 なのに、新たな被害、剛さんの大切な奈良、天川村や十津川村などの被害を目の当たりにしてしまった。 自然と向き合いたいと思いながらも、自然の猛威に逆らえない、どうにもできない、ただだまって受け入れるしか無い。 人間の無力さ、儚さ。 今の時代に生かされている自分たちは何をしなければいけないのか。 MCで一人残って剛さんが語ったこと。 皆さんが書いてくださっているので、書きませんが。
考えてみたいと思います。 未来人のために、未来の心のために。
震災後の縁を結いて。 台風の被害のあとのNijiの詩。
戻ることが未来。
繋がっているのでしょうか・・・?
2011年9月2.3.4 台風12号とともに京都ですごした堂本剛・平安神宮ライブでの様々なドラマでした。
まともなレポではありませんが、記憶を残しておきたくて、書いてみました。
いったいこれ書くのに何時間かかったんだろう・・・。
皆様の労力あらためて感謝です。 ありがとうございました。
以上私の初レポでした。
reoreo
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