堂本剛 ライブレポ
2010 ライブのレポートです。たくさんの書き込みをお待ちしています。
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素晴らしい音楽のファンタジー

7日、満天の星空の下、これほど理想的な野外ライブは初めてでした。
神主さんが出てこられ、「お祓いいたします。」とステージと観客席をお祓いされて、
午後6時30分、一番星が煌く夜空に向けてステージからスモークがモクモクと上がって来ました。あたり一面がみるみるうちに白く包まれると、ステージ下には数本の松明が灯され、ピンクの照明がスモークにあてられると、白とピンクが混ざり合い、雲のように広がりました。風で流れていく様子はまさに夜空に流れる雲そのものでした。
とても幻想的で古代の世界へワープしたような雰囲気に包まれ、ふと気付くとうす暗いステージに剛さんとバンドメンバーが立ち、ピアノの音から始まりました。
最初の曲は「美我空」。ピアノの音にそれぞれの楽器が重なり、大きな音のうねりとなって壮大な演奏になりました。赤いシャツ、赤いパンツにゴールドの眩しい光を放つショートジャケットを着て、ギターをかき鳴らす剛さん。照明はピンクブルー多彩のなり、ゴールドのレーザーがオーロラのように波打ち、演奏はどんどん盛り上がっていきました。ステージ両脇に設えられた長方形にスクリーンには動く幾何学模様の映像が映され、なんとその映像は左右の額殿と神楽殿の建物をスクリーンにして映し出され、壮大な音とビジュアルの中、ライブが始まりました。

赤とゴールドのレーザー光線が放たれ、Let's Get Funkasy赤いライトの中、いつもよりテンポの演奏と歌にちょっと戸惑いながらも、観客は手を振り上げノリノリで盛り上がりました。テンポのあるカッコいいリフが続き、その中にE☆Eもあり、テンションあがりました。
Love is the keyはいつもよりスローなアレンジが新鮮で、ここでテンポを緩める構成にこの曲の説得力を深めた気がしました。

CCK、これもいつもより早いテンポで、回数を打つ剛さんの指示もあっという間ながら、会場は自然と曲に合わせて跳んでいました。締めくくりは剛さんのダンス。キレのあるステップが凄くかっこよかったです。剛さんのダンス、これも見たいので、大満足でした。

ライブも盛り上がってきた中盤、静かになったステージから、繊細ながらも力強いピアノのしらべ、青紫と白の照明があてられ、キーボードを弾く剛さん、「時空」が演奏されました。2本の黄緑色のレーザー光線が後方へ向けてたれ、曲に合わせてピンクから赤に変わり、まるで時空を旅しているような光りの演出に酔いしれました。壮大な日本の歴史を感じるこの曲の素晴らしさ、剛さん想いが凄く伝わり、とてもドラマチックで感動でした。

青い光りの中、ピアノのイントロが静かに流れて、「空」が始まりました。剛さんの声はどこまでも優しく柔らかく、観客を包みこむように美しく響き渡りました。今回初参加のジャズピアニストSwing-oさん、繊細なピアノながらも時折男性的な力強い音を奏でて、剛さんの柔らかな美声がより美しく空に響き渡り、とても感動しました。私の中では今までで一番美しい歌声だと思いました。凄くよかったです。剛さんの歌唱力って、どこまで進化していくのでしょうか。
曲が終わり、ステージが暗転して、4本の太い白光が夜空宇宙へ向けて放たれ、圧巻でした。ピアノのイントロが鳴り、「Help me」全身全霊で歌う剛さん、その切なくもの悲しい歌声に聞惚れていました。白光は曲に合わせて、3本になったり4本になったりと大きく動き、赤いレーザー光線が下手にまっすぐ放たれ、歌はどんどん盛り上がっていきました。ふと上を見上げると光線の高い位置に光り輝くものが現れ、星かしらと思ったら、そうではなく、動く生物で剛さんの歌声に吸い寄せられてきたのでしょうか?眩い光を放ち、何匹もの生物がまるで曲の演出のように曲に合わせて飛び、とても幻想的で綺麗でした。あれはいったいなんだったのだろうと未だに思います。

即興曲、今ここで浮かんできた歌詞を歌にしますという剛さん。
竹内さんのギターから始まったのですが、剛さん、音を止め「それはないよ、それはないよ〜竹ちゃん」と笑いながらダメだしをして、竹ちゃんって悪ぶってるけど、ほんとは優しい人で、あとで「ごめんな、ごめんな」って言うんですよ。って。仕切り直し、今度はうまくいって剛さんが歌い始めました。
残念ながら歌詞はあまり覚えてないのですが、優しく歌詞でとても良い曲でした。

最後のファンクセッション、ジャズ色が濃くて、凄く大人っぽいセッションでした。かなりハイレベルな音で、リハ時間が少なかったと剛さんが言っていたけど、これがその結果なのかと本当にびっくりな演奏でした。
CHERI Eライブの時と同じく、メンバーとの掛け合いがあったり、メンバーとの楽しい絡みの場面もありました。
とにかく、今までとはちょっと違ったジャズで大人な演奏で新鮮でした。
終わった後、剛さんが「二日間楽しい時間でした。またここでやりたい」」と言ってくれて、とても嬉しかったです。
最後は皆で本殿に向かい、2礼2拍1礼をして終わりました。
急なライブながら、天気にも恵まれて大成功に終えて本当によかったと思いました。大満足な平安神宮ライブでした。
進化し続ける剛さんのライブ、次が今から楽しみで待ち遠しいです。

オリーブ  2010/10/07 [174]

この記事へのコメント
こさかママ 2010/10/10/22:44:23 [180]
オリーブさん
詳しい描写で情景が浮かんできます。ありがとうございます。
素敵な秋の夜でしたね。

そうそうアップテンポの曲に挟まれた感のLove is the Key新鮮でしたね。
そして最後のジャムセッション。うんうん、ジャジーでとても大人っぽかったです。キーボードとホーンのセッションとか〜

考えてみればライブが決まってから1ヶ月しかなかったわけですよね。全体で音を何度合わせることできたのでしょう。楽譜がないということなら余計にお互いが会って息を合わせないと難しい気がするのですが、これがプロってことなのでしょうか。いずれにしろすごく心地よかったです。
ポワロ 2010/10/23/17:46:32 [201]
オリーブさん、今ごろで申し訳ないですが、ゆっくり読ませていただきました。ありがとうございました。
オープニングから詳しく情景描写してくださって、私も一緒になってドキドキしながら音出しを待っている気分になりました。素敵で幻想的な色使いだったんですね、さすが剛君!
即興曲、ダメ出しすることもあるんですね、ビックリ。でも、なんか、微笑ましくてあったかい気持ちになりました。
歌唱力については、ホントに何処まで進化していくんだか…これからもずっとついていきたい!レポを読ませていただいて、そう強く思いました。

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