平安神宮ライブは気持ちのよい秋空の2日間でした。開演に先立って、最初に神職さんによるお祓いがありました。開演時にはとっぷり日が暮れていました。ひんやりとした空気と虫の音が野外を感じさせます。
今日の剛さんはピカピカでした。赤のシャツ、七分丈の赤のパンツ、模様の入ったレギンス、赤のブーツに金のスパンコールの短めのジャケットを羽織っていました。ベルトは太い赤いベルトと白い細いベルト。この金のジャケットはライトが落ちたときにも青く発光していた気がするのです。電飾なのかしら!?
どの曲もアレンジがかなり変わっていました。 とくにLet's Get FUNKASY!!!はアレンジが変わったのもそうですが、かなり早い感じがしました。おもちゃ箱の中身を全部出しちゃった・・みたいな感覚で聴いていました。 続くLove is the Keyは歌が始まる前のイントロが実は好きなのですが今日はいきなりはじまった感じがしました。でも歌自体はとても雰囲気があって良かったです。
ブルーベリーのジャンプもとても早かったです。今日は剛さんの指示が見える位置にいたので後ろの人に数を伝えようと思ったのですが、早すぎてあまりうまくできませんでした。(>_<)
ここまで聴いて、知ってる曲ばかりなのに、いままでのどのライブとも全く違うライブだなって思いました。十川さんがいらっしゃらないことはわかってましたが、キーボード以外の音もみんな違っているように感じました。京都だからなのでしょうか?
最初のMCでは「急に決まったライブだった」と。そして「とりあえず光っておこう」と光らせたらしいです。MCになってステージが少し明るくなりましたが、剛さんの顔はひげをたくわえてとても男らしかったです。
今日は何度も「ナチュラルに生きる」と言ってました。「支えてくれる人がいるからもっとナチュラルになれる」って。ラジオとかでお話してくれたシステムについても言及してました。ライブについてはいろいろ決めてしまうとライブじゃないと。自然の中で何かやるということは無防備で怖いとも。でも自分を信じろと。そして辛いことにも向き合うことが生きていることだと。この一言が胸に来ました。
後半は剛さんのキーボードによる時空からはじまりました。この曲大好きです。レーザーがうねってそこに乗っているスモークが波のように映し出されます。厳かで壮大で幻想的な時間と空間が演出されていました。最後に赤い細いレーザーが空に向かって突き抜けたのが印象的でした。会場に来れなかった人のところまで一直線に想いを飛ばそう・・そういう感じの赤い糸に思えました。
続いてSWING-Oさんのキーボードだけの空。これがシンプルで素晴らしかったです。剛さんの声が半端なく伸びて文字通り空を突き抜けていきました。この曲は野外で聴きたい曲ですね。
続くHelp Meもはじめはキーボードのみ。徐々に他の楽器が入ってきて音が厚く太くなってきます。心に沁みる歌詞でした。 この2曲は座ってじっくり聴きました。
最後の即興は何も考えてなくてその時降ってくる言葉を歌にするということで「どんなことが降ってくるのか楽しみ」と。
切ない愛のメロディでした。剛さんが先に天に昇ることはありえないと突っ込みつつも涙していました。
歌の通り、剛さんが全ての国の言葉を話せたら、争いはなくなるのかもしれないって思います。いや、言葉が通じなくてもこの音楽を聴いてもらえればソウルは通じるのではないかなって思います。剛さんの愛、また大きくなったな・・って感じました。
剛さんはラジオで自分のやりたいことをするためにはまだまだ高い壁をいくつも乗り越えないといけないって言ってました。私はまず世界の人よりもその高い壁を作っている人にこの歌を聴いてもらいたいと思いました。高い壁を作っている人、システムも所詮は人の作った産物です。そういう人の元へ剛さんの魂がなぜ届かないのか不思議でなりません。
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