二日目はうって変わって良いお天気でした。今日は足元も固くジャンプもしやすそう、なんて思いながら入場しました。(あとでそう思ったのは大きな間違いだったことに気がつくのですが・・)
昨日も今日も指定の場所?につよしんぐのお仲間さんがたくさん集まって下さいました。午前中に鹿寄せをしたのですが、それには参加できなかったお仲間さんもたくさん来てくださいました。こうやってライブ前に一言でもご挨拶できるのっていいなって思います。ネットでは繋がっているけど実際にお会いして目を見て「こんにちは。ライブ、楽しみましょうね。」って言葉を交わすだけでお互いの中に温かいものが流れ合うような気がします。来てくださった方、ありがとうございました。
今日の剛さんの衣装は昨日と同じ。帯のようなベルトの結び方がちょっと違いました。ネックレスでなく△のペンダントをしていました。手の甲には模様か文字が書かれていました。何本かの指にマニキュアをしていたようです。今日の剛さん、目がとても綺麗でした。キラキラでした。(私はそんなに前列ではなかったので双眼鏡での確認ですが。(^_^;)前の方の人はもっと強く感じたと思います。)凛とした感じなのですが口調はとても穏やかでした。
今日は曲の前にその曲の解説をしてくれました。
誰にもじゃまされずにありのままで歌ってゆきたい。奈良の空の下でまっすぐに歌えることが嬉しいと説明して「空」を歌ってくれました。歌声は伸びやかでしたが、すごく切なく私の胸に響きました。私は1曲目から涙をぬぐっていました。
「誰一人欠けても今ここにいない」ということを話していました。確かに、自分の先祖の誰かがいなかったら自分はいなかったでしょう。それは剛さんにとっても同じこと。奇跡のような確率で私たちは出会って共鳴し合っているんだと思います。そして「僕はここにいます。全ての人を愛しています」と言ってくれました。
さらに「みんな、僕のことをちゃんと伝えてくれている。心から感謝しています。」と。 ラジオレポやライブレポやツイッターなどで剛さんのことを伝えていること、剛さんに届いているんだなって思うととても嬉しいです。
命の美しさ、年を重ねる素晴らしさ、孤独も素晴らしいことだと。自分の体験を交えて話してくれました。なので最初の「空」「ソメイヨシノ」「春涙」この3つの命の歌はすごく深みのある歌声として響きました。めちゃめちゃ切なかったです。
これからは本物しか残らない。失う前に素直に感じていたいと。残された自分は決して不幸というわけではなく、そこを生きなさいということだと。昨日も同じ話を最後にしてくれましたが、31歳とは思えない精神のもと日々を過ごしているのだろうって思いました。人は誰だって別れに向かって生きているのだと思います。残された人生をどうやって生きるかに人の価値があるのだろうと思いました。
その後聴いた春涙は心に沁みすぎました。甘い声が空に舞い上がります。こんなに私の心を震わせるなんて反則だよ、剛さん。
そしていろいろできないこともあるけどできることもあるのが嬉しい。自分で決めて自分で感じなさい。求めるのではなく感謝しなさいと言ってました。自分で道を切り開いてきた剛さんだからこその言葉だなって思います。
そして皆さんと一度きりの時間を愛で染めてゆくことが生きていくこと・・また名言が飛び出しました。
奈良は空や宇宙がキーワード。野外ライブは自然の移り変わりを楽しんでほしいということでした。 その時は確かにと思ったのですが、実は次のCCKとBlueBerryをやっているうちにとっぷり日が暮れてしまっていて空の色の移り変わりにほとんど気が付かずもったいないことをしたと思いました。(T_T)
剛さんは今日も私たちを何度も飛ばせました。この歌の前に「ピンヒールの人は壊れるかもだから気をつけて」って言ってました。「私はピンヒールじゃないから大丈夫♪」なんて思ってめっちゃBlueBerryで飛んでいました。そしたら途中から右のサンダルの感触がおかしくなりました。壊れてしまったようです。「ウソだろ〜(T_T)」と思いながら飛ぶのをやめてそれ以降は飛ぶ真似状態に。剛さんの言ったこと本当だったよ・・ライブには丈夫な靴を履いていかないとだめですね。昨日は下が砂利で柔らかかったのですが、今日は石畳だったので靴に負担がかかったのかもです。
BlueBerryのあと「みんなと外で一体になれるものを考えてこの曲を選曲した」と話してくれました。「1回やるとまたやりたい気持ちになる。生きていることを一緒に体感できたらいい」と話してました。
剛さんの素晴らしい歌声に、セクシーな腰振りに、お茶目なしぐさに、Sな指示に翻弄されながら、靴まで壊してめいっぱい生きてること実感してるよって思いました。
続いて時空。この曲は奈良をイメージして作ったと。(元は今年のお正月奈良公演に展示された曼荼羅のBGMでしたものね。)亡くなった人の魂を呼び起こすイメージだそうです。厳かな感じです。お友達とも話したのですが、これ、平城宮跡の空の下に似合う曲だなって思います。
このあたりから曲解説はなくなりました。時間が押してしまったのかもしれません。 SayAnything、これだけの日を跨いできたのだからと続きます。これだけの日を跨いできたのだからの歌詞替えの部分がすごく好きです。今の剛さんの想っていること、歌いたいこと、私たちに教えたいことがそのまま飛んできます。
FUNKセッションのあとの挨拶では、ミュージシャン、スタッフ、薬師寺のご住職、全ての人に感謝していました。成長しながら時間を過ごせることが嬉しいと。
そして奈良をゆっくり探索してほしいと。今の日本に足りない何かを見つけられると言ってました。回りに流されずに自分を持てということでした。そして愛していますと言って深くお礼をしてはけていきました。
一日一日、一瞬一瞬が2度とやってこないということ。全ての人に感謝して私の今があること、心にとめて過ごしてゆきたいと思いました。剛さん、ミュージシャンの皆さん、スタッフの皆さん、薬師寺のみなさん、素敵な時間をありがとうございました。
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