開演2時間前は土砂降りでした。大雨の中剛さんの足跡をたどりながらライブの成功を神様にお願いしていました。奇跡は2度は起きないのかもと思いつつ、その時を待っていました。開演1時間前に空が明るくなり雨がやみました。そしてライブがはじまると西の空から日が差し始めました。なんということなのでしょう。奇跡は去年に続いて起きました。
ライブの始まりを知らせる鐘がお寺に鳴り響きました。メンバーさんがひとりずつ入ってきました。そして剛さんが最後に入場します。弥勒如来様に深深と礼をしてステージに出てきた剛さんは、金髪でした!!正確に言うと下が黒で、その上に金髪がふわっと乗っかっている感じ。上半身はエンジのフリルのついたシャツと黒の半そで。これは、着物のような合わせになっていました。下半身はショッキングピンクのゆったりしたパンツで帯のようなものを腰に結んでいました。その上に帯留めのような感じで蛍光イエローのベルト。何連かの黒い長い数珠のようなネックレス。めっちゃファンキーな衣装に客席は大歓声です。
・空〜美しい我の空 飛鳥と同じ途中からの歌いだしでした。ややかすれているものの声の伸びは半端なかったです。
・ソメイヨシノ いくぶんポップにアレンジされていました。途中、剛さんいつもなら歌うところを歌いませんでした。「あれっ?」って思いました。高い声、今日は出にくいのかな?って。
・MC 去年に続きご縁があって今年も薬師寺で歌えることになった。数々の命が繋がっているということに感謝して歌いたいということでした。ソメイヨシノの途中こみあげてくるものがあって歌えなかったと。その口調はとても穏やかでした。
命のすばらしさ、人の心の難しさ、人間として成長してゆきたい、奈良に恩返しをしたい、自分の胸の内を穏やかに語ってくれました。 そして自分で考えてゆきたいと。
今日も奇跡的に雨がやんだことから薬師寺さんは竜王様にお願いすると雨が降らないのだが、皆さんの日ごろの行いがよかったからだという話から僕のファンはみんなマナーが良いとご住職に言われたそうです。そして私たちにとても感謝していると頭を下げてくれました。感謝しているのは私たちの方だよ。って思います。
その後メンバーの紹介がありました。
・春涙 素晴らしい歌声が空に響きます。この曲は私の中でも特に思い入れのある曲なのでまた聴くことができとても嬉しかったです。
・Love is the key ギターを手に歌いました。声がめちゃめちゃ色っぽかったです。
・CCK ・Blue Berry CCKのイントロが始まると客席に歓声がわきあがりました。わぁ、お寺でハイヤーやるんだって。剛さんの衣装を見たときに今年は去年よりもすごいんだとは思いましたが・・ やっぱりライブではこういう曲が盛り上がりますね。半端ない一体感です。誰も何も言わないのに振りもきちんと揃っていて、これが剛さんと私たちが繋がっているってことなんだろうなって思いながらハイヤーしていました。
続いてのBlueBerry。言うまでもなく盛り上がりました。剛さん、弥勒様の前でめちゃめちゃ腰振ってます。めっちゃセクシーでめっちゃお茶目です。私たちの足元は雨上がりなのでぐちゃぐちゃなのですが、かなりたくさんジャンプさせられましたよ。剛さんはほとんど跳んでなくいたずらっこのようにミュージシャンに回数を指示し私たちに跳ばせてました。
・MC ですがそのあとのMCで「跳んだね〜」と。(^_^;)BlueBerryをやるかどうかは迷ったそうです。だけど「やった」って。
剛さん曰く野外の許可がなかなか出ないそうです。「剛のファンは雨で帰っちゃったりしないのか」って言われるらしい。今まで、剛さんの野外ライブで雨に降られたのってKinKiの横浜スタジアムだけだと思うのですが、その時ファンが帰ったりしたのでしょうか?私はそのライブには参加していませんが、参加した人の話によると、開演1時間くらいでひどい雷雨になりコンサートは中止になったけどファンは帰ろうとしなかった。KinKiも歌いたがっていた。危険という判断で中止になったのは正しい判断だと思うけど雨で帰ったりしなかったはずなのに、なぜ「ファンが帰るかも」という憶測で許可を出さないのでしょうか?おかしいと思う。野外ライブに参加しようと思うファンは皆腹をくくっていると思う。自然の中で剛さんを感じたいから参加を決めてるわけなのだから。
話題がそれてしまいました。すみません。
あと剛さんは今日は奈良をマネージャーとぷらぷらしたそうです。で、またファンの人たちと会ったということでした。ちょっとした握手会になったそうです。偶然会えるなんてとても羨ましいなって思っていましたが、終演後その握手をしてもらった人たちが私の知り合いだったということを知りめっちゃ羨ましかったです。そしてしっかり彼女たちと握手をしましたよ。(剛さんと間接握手ですね〜)
今日の奈良とかは剛さんのファンで溢れているだろうに敢えて街にに繰り出そうという剛さんがとても素敵だなって思います。私たちと同じように歩いて呼吸して生きてるんだって思うだけで幸せを感じます。剛さんは「ファンが優しい」って言ってくれるけど、それも逆で、剛さんが優しいからファンが優しくなれるんだって思います。まっすぐ私たちを見て「いつもありがとう。愛しています。」って言ってくれるんですよ。優しい気持ちになれるのも自然なことだって思います。私たち幸せですよね。
そして自分のペースで自分らしく年を重ねていってこれからも一緒に歩んでゆけたらいいなと話してくれました。そして全てのものに感謝をして自分のメッセージを伝えてゆきたいと。
・時空(インスト)
気がつけば西の空もすっかり暗くなり空には星がまたたいていました。緑のレーザー光線が夜空に投影されます。とても綺麗でした。ステージにはかがり火が焚かれパーカッションとドラムが大地に響きます。剛さんはキーボードを弾きます。飛鳥ではなかったブラスがプラスされてこの場所にぴったりのパンチの利いた荘厳な素晴らしいインストでした。
・SayAnything 今日のこの歌もかなり色っぽかったです。お寺で英語も素敵でした。剛さん、熱唱と言う感じで歌ってくれました。
・これだけの日を跨いできたのだから ブラスのイントロがはじまり「あっ『これだけの日を』だ!」って思いました。このブラスの出だしがすごく好きです。飛鳥ではオフ会で私たちは歌ったけど剛さんはライブでは歌わなかった。でも今日は聴けるんだって思うとすごく嬉しくなりました。この曲も剛さんと私たちの道のりを歌っているようですごく好きです。節目節目に歌ってほしいなって思いながら聴いていました。もちろんna〜na〜の振り付けもばっちりでしたよ。
・ファンクセッション 最後はファンクセッション。剛さんはギターを手にします。 大講堂に剛さんの描いた絵/写真?がスクリーンのように投影されます。大講堂をスクリーンにしてしまうなんて、なんて大胆な発想なんでしょう。でもこれがすばらしかった。絵は鹿だったり空だったり様々でそれが上から下へスクロールしてゆきます。相対的にステージが下から空へ舞い上がってゆくような錯覚に何度もなりました。
剛さんはギターを弾きながらステージを降り客席に歩いてきます。客席の左側そして右側でギターを弾きます。しばらくするとステージに戻り弥勒如来様の前でギターを奏でます。 大講堂の中の仏様たちももピンク、緑、青など様々な色にライトアップされました。去年も感じましたが、現実なんだけど現実じゃないような不思議な空間でした。
・MC 今年またこのステージに立てたことを感謝していました。 この1年間自分の未熟さを知り努力してきたと。これからも自分が生きているということを皆に感じてもらおうと思っている。そして僕とのかかわり方は皆が決めること。僕はまっすぐに皆に「愛している」と伝えるだけだって。なんか胸にきます。 また会えるときはお互い少し成長して会えたらいいなと思う。
そして不安な時は空を見上げて、空は繋がっているから。僕もそうしているって言ってました。最近のLFで空を見上げていたとき、剛さんは何か不安を感じていたのかもしれませんね。剛さんだって不安を感じることあるだろう。生きてるんだから、すごく責任のある立場でプレッシャーだって半端ないはずだろうからと思います。剛さんが「空を見上げてる」って言った時は私も空を見上げよう。剛さんの想いの真実を知るなんて大それたことはできないけど、剛さんを想うことは私にだってできるから。そんなことを感じました。
そして最後の挨拶をして拍手をしていつもならこれで掃けてゆくというときにもう一度マイクを握りました。言うべきかどうしようか迷ったと前置きをして話し始めました。伝えたかったことなんだんだと思います。
「早くに命のことについて気づける自分になりたい。今気付かなければならないことがあるはずなのでそれを大切に生きてください。とにかく今を一生懸命生きてください。」と。 深く詮索する必要はないと思います。剛さんの言葉をちゃんと受け止めて自分に当てはめて生きてゆくことが大切だって思いました。
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