ライブの詳細はみなさんが詳しくレポされているので、感想が中心です。曲順が違うかもしれませんがおゆるしください。
最寄りの駅を降り、会場に向かう途中、お寺の方が近所の子供と水鉄砲で遊んでいるのを見て、剛さんはお寺が身近にある環境で育ったんだなあと実感しました(東京では見ない光景です)。境内に入るとたくさんの木や植物があり、しかもよく手入れされていて、こういう自然のところで剛さんはライブをしたかったんだろうなあとまた実感。 副住職さまのお話から、剛さんが生まれた時にご縁のある医師の方とお知り合いだったということで、これも縁なんだと思いました。 7つの鐘(鐘は浄化、煩悩を消すなどの意味があったと思います)の後、ソメイヨシノがスタート。十川さんとのセッションとはまた違った味わいがありました。 美我空でバンドメンバー登場。吉田建さん、屋敷豪太さんは初メンバー。ソロ活動で大変お世話になっているバンマスの十川さん、DMBB・キンキで大変お世話になっているバンマスの吉田さん、2大巨頭が同じステージに立つという貴重な場面に巡り合いました。今回はテンプルズということですが。剛さんを10代から剛さんを見られている吉田さんはどう思ったんでしょうね。 オリジナルカラーについては速報でも書きましたが、ずいぶんSiの時とは印象が違いました。当時より肩の力が抜け音楽そのものを楽しんでいるように見えました。 春涙は、私も涙でした。穏やかな感じがお寺にマッチして・・・。 街でも涙。エンドリライブでも歌ってくれ、その時も涙でしたが、この曲はソロが始まった時の最初の曲。私たちファンがこれから、何回も泣かされる曲かもしれません。 空がなくからが、ここで聴けるとは。奈良に合っていますねえ。 空はもう言うことありません。歌っている最中、空を鳥たちがV字になって講堂から金堂に向かって飛んでいくのが暗い中に見え、まるでプロモーションVTRのようでした。最後の音、いつもよりキーを高くとり感動的な演出でした。 ファンクセッションでは、レーザー光線がふんだんに使われ贅沢な光の演出でした。金堂のサイドでカメラ撮影をしていたお寺の方と思われる人がカメラをのぞきこみながら、頭を振ってリズムをとってました。
ライブ終了後、参拝される方は、こちらへ、お帰りになられる方はこちらへとアナウンスがありました。私は参拝していくことにしたのですが、夜の8時半だというのに、金堂への参拝に行列ができていたこと、薬師如来様を拝みながら若いファンの人たちがお賽銭をみんな入れていたこと(ただし、24円だったりなんですが・・)ことにも個人的にはびっくりでした。また、こちらでは、三蔵法師のモデルとなった玄奘三蔵院が祭られており、その後ろに平山郁夫氏が描かれたシルクロードの横20メートル以上ある貴重な作品が飾られている建物があるということで、そちらも折角なので見ていきました。しかし、これも夜9時ぐらいなのに行列。お寺の方が玄奘三蔵院についてお話くださり、みなさん、真剣に聞き拍手を送ってました。ここから見るライトアップされた東塔は、ライブということでいつもの3倍の明るさですと言われ最高の光景でした。 ライブを見て、ちょっとお勉強もさせてもらい充実した奈良体験でした。 このライブもいろいろなことが繋がって実現したのでしょう。天気の奇跡のことを考えると、これから先大変なこともたくさんあるでしょうが、いい方向に行くのではないかと期待させてくれます。エンジニアの石塚氏がブログで絶賛、極楽浄土の音楽と表現してくださってますが、薬師寺という場でそれを体験しました。
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