MCを中心に感想のみのレポですが。
剛さんはずっと奈良の空の下で歌いたいと思っていたことが実現できて心から感動していると言っていましたが、今日は昨日の感動を胸にさらに充実感あふれ、のびのび自然体だった感じがしました。
音は昨日の方が湿気が多かったせいなのかわかりませんが、昨日が空に吸い込まれてゆくような感じだったのに対し、今日は風に乗ってのびてゆく感じがしました。
今日は東儀さんはいらっしゃらなかったのでソメイヨシノは剛さんのキーボードだけによる弾き語りでした。音色が少ない分シンプルに心に飛んできました。
この梅雨のさなかの野外ということでカッパを急きょ作ったそうです。でもただカッパを配るのではなく、そこにメッセージをつけたいということで、「御守り 堂本剛」というカードとシールがついたようです。こういうところが優しくて、ウィットに富んでいて、することなすことなんでも可愛らしいなって。
薬師寺でライブをできることになったことに対してたくさんの人に感謝をしていました。多くの人の愛によってできることになったって。そしてこの特設ステージを使うのは自分がはじめてだそうです。
開演前に鐘が鳴ったのですが剛さんとスティーブさんが7回ずつついたそうです。(数にはどんな意味があるのでしょうか?ご存じの方教えてください。)
どこかで、私たちに対し「母性で広く深く抱きしめてくれる」と言ってくれました。この一言がすごくうれしかったです。私たちの応援の方法ってまさにそれかな〜って思っているので。ちゃんと剛さんに伝わっているんだって思いました。
今日はつよ散歩をしたそうです。カフェでファンの人に会って普通に話をしたって。こういうことできるようになって良かったって思う。何をするにも人目を気にしなければいけない生活は息がつまりそうだもの。
そうそうファンのマナーもすごく良かったと思います。 お仲間さんで最前列一桁番という超幸運の席の方がいらっしゃってお話を聞いたのですが、最前列とステージの間はわずかしかなくてもちろんロープとかもなかったそうです。剛さんはセッションの時ステージから階段を降りてきましたが、たぶん2,3歩で手が届きそうな距離だったと思うけどみんなルールを守って応援していたようです。
他の方のレポにもありましたが、歌の時は最後の一音まで聴いてから拍手をし、それは剛さんが話し始めるまで鳴りやみませんでした。すべての音を聴いていたい。そしてこの感動を剛さんにたくさん拍手で伝えたい・・誰もがそう思っていたのだと思います。
自分が本当に伝えたいことがうまく伝わらなかったが今、本当の自分を伝えることができてうれしいと。今は真面目な話もちゃんとできる場があるのでうまくバランスが取れていると言ってました。MCは優しくて穏やかだけれど充実して、これからの自分を楽しみにしている様子が見て取れました。
今日は各曲について解説をしてくれました。そして曲はその時の自分の気持ちが理由なく入っているって言ってました。すごくよくわかります。剛さんの詞を読んでいると、剛さんがどういう気持ちでこの歌を作ったのかが。剛さんの詞にはウソがないと思う。だからこんなにストレートに心に入ってくるんだろうって。本当に伝えたいことがうまく伝わらなかった時期もその時の歌を聴けば本当に伝えたいことは伝わってるんだって思います。
剛さんはシンガーソングライターからアーティストになりたいと。ただ歌を作って歌うだけでなく歌以外の分野でも表現者として生きてゆきたいということなのでしょう。
そして命の喜びをこれからも歌いたいということでした。
最後のFUNKセッションでは、「僕はどうしてもお寺でFUNKをやりたかった」って。リハを住職さんに見てもらったそうですが、「だめですよね?」の問いに「悔いのないようにやってください」という言葉をもらったそうです。なんと広く懐の深いお寺なのだろうって思いました。7色のレーザー光線、スモークをお寺にあて、弥勒三尊像もカラフルにライトアップですよ。斬新すぎるって思いましたもの。でも最後剛さんの話によると金堂側でずっとご覧になっていた住職さんはなんとファンクセッションでスタンディングしてくれたそうです。めっちゃ嬉しかったです。
翌日参拝したお仲間さんがお寺さんから聞いたことですが、剛さんはライブ終了後、一度戻って着替えてから夜10時頃再びお礼のご挨拶に来たそうです。こういうところ、律儀で、心がありいかにも剛さんらしいな〜って思いました。こういうご縁を大切にしてきたからこそ仕事の幅が広がり理解者が増え、やりたい活動が少しずつできるようになって来てるのだろうと思います。
昼間拝観した時に法話を聞いたのですが、そのお話も感謝の心を常にもつということやご縁のお話で、剛さんが普段私たちに話してくれることに被りました。 小さい頃からこの土地で徳のある人のお話を聞き、広い空を眺めながら過ごして剛さんの人格が形成されてきたのだなと思います。
私は奈良の人ではないけれど、ここを訪れると、剛さんが「東京よりここに住みたい」というのがよくわかります。ただゆっくり時の流れに身をまかせてしまっているだけではそこは居心地がいいかもしれないけど人間は刺激を受けて大きくなるものだとも思うからそこもバランスをとって生きていってもらえればな〜って思いました。
気付けば10曲中半分の5曲で涙していました。半分泣いてるってどうなの?自分って感じです。チケットを譲ってくださったお仲間さんもあまりに私が泣き虫であきれたかもと思ってます。(T_T)ほんとにこの場所に立って歌っている剛さんが嬉しくて、その空に響く歌声がすばらしくて、今やっと「街」を歌えるようになったと言って歌ってくれた「街」がうれしくて、これから先が楽しみで、なんだかわからないけどいろんな想いが走馬灯のようにぐるぐるぐるぐる廻っていました。
本人も「堂本剛の新しい音楽を感じてください」と言ってましたが、今日からがアーティスト堂本剛としての新たなスタートだと思います。これからの活躍がとても楽しみであると同時に変わらぬ応援をしてゆこうという気持ちを新たにしました。
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