ライブ開始直前の空
二日目、参加しました。
私の主観ですので、偏ってたり記憶違いがあるかもです。
間違いがありましたらご指摘いただけたら、と思います。
ライブ開始直前、薬師寺さんの鐘が鳴り始めました
後のMCで判ったのですが
剛さんとスティーブさんが鳴らしていたそうです
大講堂前の広い床部分と階段が舞台
ここを使うのは剛さんが初めてなんだとか
大講堂の中にいらっしゃる「弥勒三尊像」
客席後方の金堂
東西の塔
そして広い広い奈良の空
すべてが今日の舞台です
まず、薬師寺の副住職 山田法胤氏からお話しがありました
「お笑い芸人ばりの大爆笑を三回ほど…」
とMCで剛さんが言ったほどのユーモア溢れるお話し
管主 安田暎胤氏と副住職 山田法胤氏のお二人は「晴れ男」なんだそうです
副住職 山田法胤氏と薬師寺関係者の方々は
客席後方の金堂の階段の上でライブを聴いていらっしゃいました
いよいよ、剛さんの登場
大講堂の「弥勒三尊像」の前で丁寧に挨拶をしてからキーボードへ
弾き語りによる♪ソメイヨシノ
これは新鮮でした
何度も聴いたはずの曲なのにまるで違う曲のよう
このあと、ミュージシャンの方たちがステージへ
お一人ずつ「弥勒三尊像」に挨拶されながら入ってこられてました
ドラム 屋敷豪太
ベース 吉田健
ギター 名越由紀夫
キーボード 十川知司
パーカッション スティーブ・エトウ
(ザ・テンプルズだそうです…剛さんが冗談でつけました)
♪美我空
剛さんはベースです
当たり前ですけれど、ひたすらかっこいい剛さんです
♪Let's Get FUNKASY !!!
世界遺産の薬師寺で…です
みんな思いっきり踊る(狭いんですけど頑張って!!)
手もファンクポーズしてしっかり上げる
剛さんにあわせてみんなで
おとなしく聴いてる方は、私のまわりでは見受けませんでした
みなさんすばらしい!!
♪Love is the key
ほんとごめんなさい、思い出せないんです
ギター弾いた…と思うんですが
踊るようにいろんなもの叩いてるスティーブさんに見入ってました
♪TALK TO MYSELF
名越さんとアコギです
暮れ始めた空とアコギの音、剛さんの澄んだ声
心に沁みます
私、実は名越さんもファンなのです
アコギ弾く名越さんも気になるし、剛さんも見たいし…わあぁ〜!!
♪ORIGINAL COLOR
以前の曲とは印象が違います
アレンジが違っているのはもちろんなのですが
歌っている剛さんの心の持ちようと言いますか
今だからこそ…の「ORIGINAL COLOR」です
♪空が泣くから
私の位置からは木立で見えにくかったのですが
たぶん夕日が沈んだころだと思うんです
空がほんのり色づいているのがわかりました
その空を見上げる剛さん
どんなことを思ったのか…それはわからないですけれど
やさしい穏やかな表情してました
♪春涙
ずっと空を見上げながら剛さんが歌うのを聴いていました
私がもう一度会いたい人たちがすぐそばまで来てくれている
ほんとそんな気がしました
♪街
シンガーソングライターとして初めて出した曲
辛かった頃を自分の中で浄化できたからこの曲を歌えるようになった
そんなことを話してくれました
私は涙なしに聴けました(泣いちゃうと思ってたんですけれど)
前をしっかりと見据えて確かに自分の足で歩んでいる
そんな剛さんを感じとれたからだと思います
この人はもう大丈夫なんだ…そう実感しました
♪空〜美しい我の空
シンカーソングライターからアーティストへ、そんな時に歌いたかった曲
舞台左右に白い幕がかかっていたのですが
そこをスクリーンにしてPVの映像の一部が映っていました
空と桜の映像です
やはりこの曲は奈良の広い空の下で聴く曲です
星が見え始めた空に剛さんの声が溶けていってました
♪フリーセッション(FUNK)
ほんとは「空〜美しい我の空」のような曲で終わるのが
お寺にはふさわしいのだろうけれど、僕はお寺でFUNKがしたかったんです
と笑う剛くんがすっごく可愛くて!!
リハーサルで薬師寺の方に聴いていただいた所
どうぞといってくださったそうです
皆さんのソロに続いて剛さんのギター
途中、大講堂の中にいらっしゃる「弥勒三尊像」に向かって
ギターを演奏し始めた剛さん
私たちからは後姿だけ見えています
(ハンディーカメラはフォローしていたようですけれど)
若輩者ですけれど一対一で演奏させていただきました
というようなニュアンスのことをのちほど話してくれました
歌の前には一つずつの曲紹介や曲への想いなどを丁寧に語ってくれました
MCの剛さん
静かな穏やかな声で話してくれました
ときにはちょっとふざけつつですけれどね
全部(というか、ほとんど)を思い出せない私を許してください
副住職 山田法胤氏が挨拶の中で
昨日のお客様がたは本当にお行儀がよろしかったとほめてくださいました
この日のオーディエンスのみなさんもすばらしかったと思います
何よりすごいと思ったのは拍手なんです
剛さんの歌声・鳴っている楽器の音
それが終わるまで誰も拍手をしない
最後の音が消えて、そこで初めてみなさん拍手
静かな暖かい拍手です
それがいつまでも終わらず続くんです
剛さんが次に話し始めるまでずっと
4000人がぴたっとあっていたんです、ライブのあいだずっと
剛さんの想いを全員がちゃんと感じ取っていました
心が確かに繋がっていたと思います
鳥肌が立つくらいの感動でした
大講堂の中は時折ライトで照らされ、紫や黄緑といった色になってました
また、剛さん正面の金堂の壁に向かってレーザーが当てられ
レインボーカラーの三角はじめ
いろいろの形・色で金堂が彩られていました
特にセッション中がものすごい数ですごく綺麗でした
近鉄電車さんからは、踏み切りの音を小さく下げておきます
とおっしゃっていただいたそうです
確かにライブ中、まったく聞こえませんでした
電車の通過音と選挙カー(奈良は選挙中でした)の音はどうにもできず
ずいぶんといいタイミング(笑)で聞こえてきてました
収録用のカメラが入っていました
客席後方、剛さん正面に二台
左右後方より高所クレーンで二台
舞台脇に二台ずつ計四台
大講堂の中、剛さんの背後からハンディーカメラが一台
だったと思います
これだけの数のカメラ…期待してもいいですか？
フリーセッション後は大きな拍手がずっと続きました
剛さんが薬師寺さんに、と
さらに大きくなった拍手に
副住職 山田法胤氏は立ち上がり手を振って答えてくださいました
その姿にさらにみんなの拍手が大きくなりました
剛さんはステージから深く頭を下げてました
今回、薬師寺のみなさんの深く広いお心なしでは
実現しなかったことだと思いました
剛さんも何度も感謝していました
剛さんはずっと空に向かって歌っていたと思います
そして私も剛さんの歌を聴きながら何度も空を見上げていました
剛さんの想いもオーディエンスの想いも
この場にいられなかったたくさんの方たちの想いも
全部が空に浮かんで溶け合って、みんなの上に降ってきてました
想いを飛ばしていたみなさんのところにも届いているはずです
剛さんは「アーティスト 堂本剛」として
また新しく歩き出したんだと思います
そのスタートに選んだのが、故郷奈良の空の下でのライブ
多くの方の暖かい心に見守られ実現したこのライブが
きっとこの先にある何かに繋がっていくことを祈りたいと思います
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