5月9日に参加してきました。席位置は2階のステージに向かって右側でちょうど剛紫さんの真横というところでしょうか。ステージ上の人の動きがよく見えて新鮮でした。真下を見るとマニュピレーターさんのお仕事がよく見え 三方に囲まれた機械の正面にあるパソコンの画面の余白部分はやっぱり紫色でした。 インストから始まり、Talk to myselfは私のお気に入りの曲です。一曲目ということで、まだ声が出きっていませんでしたが尻あがりにいつも声が出てくる剛紫さんなので心配は無用でした。さびの部分の音が中音部から高音部に上がるときの剛紫さんの声は私の涙腺を直撃です。剛紫さんの声には1/fの揺らぎがあるそうですが、このあたりの音程に一番1/fの揺らぎが出ているのではないかと勝手に思っています。この曲に限らず、この音程にくると涙が勝手に出るのです。 今回のツアーは今までのツアーから比べると大人しく、黒で統一された感じが地味にも思えますが、しっとりと大人の雰囲気でアルバムを聞いてピンとこなかった曲もライブになると良さがよく伝わってきます。 愛紫雨を始めバラードは絶品としかいいようがありません。最後のパープルステージなんかは、同じようなフレーズをひとつひとつ表現を変えて歌っており素晴らしい表現力と技術です。「これ一曲のために新幹線に乗ってきた」というぐらいの価値があるものだったです。 kuのとき、剛紫さんはドラムを叩くのですが、最初に一音叩くと後ろのスクリーンに「FUNK」の文字が浮かび上がります。それが面白いのか剛紫さんは振り返りながら叩きその文字が浮かび上がるのを喜んでみて遊んでいました。そのしぐさがかわいく「かわいい」という声があちこちから聞こえてきました。ドラムの腕がまた上がってきましたね。 MCでつよしば(剛柴)話のあと、教えてくれたスティーブは今日は他の仕事でいないけど、なんかステージにいるような気がしますね。と言ってました。 剛紫さん、出演者共、衣装が黒なので、バックスクリーンの映像が効果的のように思いました。和を上手く生かしていて、これだけでも何回見ても楽しいんです。NIPPONはロックですが、剛紫さんが歌うと上品で、映像が縄が和風だったりしてセンスの良さを感じました。 大ファンク大会は本当にノリノリでした。剛紫さんの指示ひとつで各パートが出るのですが、この指示の仕方がかっこいい。意外なところで指示がとんでくるのか、バンドメンが真剣に剛紫さんを見ているのが、よく見えました。 少し複雑なステップを踏みながら、ギターネックを右回りや左回りでホーンセクションに向けると一斉にホーン隊が音を出すのですがステップのどこでギターネックがホーンセクションに向けられるか予想がつかないのでホーン隊は真剣です。剛紫さんお得意のやるとみせかけてフェイントをかけるのです。 それを上から見ていて可笑しかったです。ステップはかっこよかったのは言うまでもありません。今回、SASUKEさん、トランペットの外人の方(?)、庵原さんというメンバーでリーダーがSASUKEさんなのかよく二人に何か話しかけていました。 アンコール三曲目は、即興で作ったのか新曲のようでした。私にはブリティッシュロックのように聞こえ、サビの部分は剛さんの声がよく伸びて素敵でした。サビの部分で、またなぜか涙が出ました。 昨日のラジオ「美我空」で、著名人やいろいろな分野の方に聞いていただき評価してもらい、良いのものを作ろうと頑張っているということでしたが、確かに四月よりブラッシュアップされています。音楽はもちろんそれ以外の分野というと何でしょう?映像や音響のオーソリティでしょうか。いずれにしろ、今の位置に立ち止まらず成長していこうという気持ちが伝わるライブでした。 音を出してもよいギリギリの時間ということでダブルアンコはありませんでしたが、最後のエンドロールにみんな拍手を送り、剛紫と出た画面にはひときわ大きく拍手が鳴りやみませんでした。
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