雨の上がった赤坂BLITZはさわやかでした。 Dブロックは、会場前の階段の下に並びました。並んでるときから、なんだかおだやかな空気だったのは、「来れただけ幸運だったね」とみんなが感じていたからかも。「チケット譲ってください」の紙を持った人が何人も立っていました。
「Blue Berry」 から。えんじのベレー、赤いフレームのサングラス、黒いTシャツ。花柄の刺繍の見たことのあるベスト、いろんな色の布のハーフパンツ、長い靴下かな?ひざから下は見えにくかったです。ひざまでは見えました。腰のあたりも見えました(拍手) ひげは少しかな。 いい感じでのれる、テンポでした。今日は全体、腰でのれるいい感じでした。 2曲くらい歌って(曲名の記憶が・・ごめんなさい)「鼻声かな?」とまわりの初めて会った方たちと不安をささやきあいました。「ブタクサのアレルギー?」と、ささやく声。みんな身内状態。でも、かすれないし、かえってセクシーな感じもして一安心。身内一同、安堵いたしました。
サングラスをはずし、ベレーをとると、あまりに男前なので、「うう」とか言ってしまいました。髪をかきあげたりすると、はっとする感じです。
「Love is the key」「Help Me Help Me」すごかったです。 この2曲は私が今まで聞いた中で、CDも含めて今日が最高でした。 自分で作った曲ですが、自分のものにしたな、と思いました。 「Help Me Help Me」を聞いていると「ああ、剛くんて、ひとりひとりを抱きしめる代わりにこうして歌ってくれてるんだなあ。」と感じてしまいました。 去年までは「抱きしめたい」存在でしたが、今年になって、旅を重ねて、 こちらが「抱きしめてもらっている」存在になってきてます。 大きな人になってます。写真と同じだけど、立体感があって、息をしていて、Tシャツから湯気が出ているような剛くんは本当に近くに立ってくれてるんだなあ・・と思いました。前の人で見えにくいけど、うすいTシャツの中の体の立体感がわかります。
MCの中で私が初めて聞いた言葉は「realize」「具体化」と和訳も言ってくれました。希望、目的などを実現しよう、達成しようとしてますもんね。 「フェイク」から「リアル」はいつもの言葉だったように思います。
「ラブソングを歌う気になりましたねー」と話してから、珠玉のラブソング2本立てとして 「Yellow」と「Silent Love」 Yellowの「I Love You〜」は低いキィでしたが、良かったです。もう一度、指を指せると思っていなかったので感無量でした。 「Silent Love」はとにかく好きな曲なので、CDが出てから一日3回聞いたとしても135回は聞いている。そのくらい聞いている曲ですが、飽きないです。 ギターのタケさんも素敵な曲です。今日も寝る前にまた聞きます。
今日のベースはケンケンさん。もう、すっごい、いいです。ケンケンさんは遠くからでもよく見えます。名越さんの髪の毛が少なく見えるほど、ケンケンさんの髪はすごいです。たしか私の息子くらいの年齢の若さです。ベースで体内が若返ります。
レポを書きながら途方にくれてきました。ライブハウスは燃焼する場なので、記憶も燃焼しています。 すごく、きゃあーとかひゅーひゅー言ってたのに、何の曲だったのかしら。私の顔の前にポニーテールが揺れていたのですが、いつの間にかポニーテールは私の右に異動されてました。私が移動したのね。いつ?どの曲で?まったく覚えてないんです。おお、まさにライブハウス。 ポニーさんは「OH LORD!」で泣かれていたようにも思えました。たしか 「OH LORD!」から「Say Anything」の流れが自然できれいでした。きれいな流れでしたー。「Say Anything」もすごくよかったです。東京は剛くんの故郷ではないから「帰ってきた」のではなくて、「旅の途中」なんですが、見事に旅で得たものを、この都会の真ん中で聞かせてくれていました。きれいな流れが目に浮かぶようでした。きっと、たくさんの景色を見れたのでしょうね。
クーさんがスクリーンに現れて、可愛くお話しして、スペースキス!マスクをつけて、踊る剛くん。踊ると、距離が近いのがすごくわかる。楽しいよねー。すごいサービスしてくれてます。振りが楽しいもん。終わってマスクをはずすと、酸欠気味で色白が青白くなってました。「空気がはいらん」みたいなこと言ってました。でも、とても元気で楽しそう。
私も汗すごかったです。溶けそうでした。
本編最後の数曲はなんだったのかしら?なんか、すごく熱狂したんです。誰か助けてー。教えてー。「つよしくーん」と何回も叫んでますね。そして、アンコールで出てくるまで、ずうっと手をたたきながら出てくるまで「つよし・つよし」と呼んでいます。それは覚えています。
出てきましたー。「Kurikaesu 春」お客さんがイントロで「はにゃあー」みたいな声でみんな溶けてました。後ろのスクリーンにはPVが流れていたけど、 リアル剛くんにかなうものはないので、前の人の頭の隙間から、必死。隙間から剛くんを追うので、他のメンバーさんをほとんど見ていないことに今、気が付きました。ダンサーさんもお一人、華麗に舞ってました。たまに視界を横切る姿を覚えています。アフリカの草原で遠くの動物を発見するイメージで前の人の頭の隙間を瞬時に探して楽しみました。見えないと思っていると、見えてたり、見えてると思うと見えなくなる(笑)「感じましょうなんて」自分で書いていましたが、声がするんだもんね、見たいですねー。最後には首が長くなっていた気がします。
ソロのベースはたしか、腰掛けてました。指も見えました。
そして、長いファンクな時間。CCK。ドラムソロあり、ギターあり。 スティーブさんがごろごろドラム缶を転がしてきて、まあ、楽しいまさに音を楽しむ時間です。終わりの方は剛くんも参加して。私、みなさんのレポで想像はしていたのですが、あんなに楽しそうで、オーディエンスも楽しい時間なんですね。
ライブハウスでは、まさかペイントはやらないと思ってました。 でも、ファンクの時間が終わる頃、出てきました、「愛のボード」。剛くんが真面目なお話しをしながら、ボードの前に立ち、絵の具をどばどば自分にかけます。そして、ジャンプ。きれいな形です。顔にたれてきた色でボードにごしごしと顔をこすりつけました。大阪のような「ちゅう」ではなくて、顔をごしごしでした。 剛くんは、真っ赤になった顔で「時代に負けるな。愛を取り戻せ」 と言いました。右目には赤い色がたれてきて、目が開かないくらいでした。 苦手な東京でも、彼は全力でできる限りのことをすべて見せて、聞かせてくれていました、せつなくはなく、ふっきれた強い男の人がいたので、私は安心して、たくさんの元気をもらえました。いろんな小さな心配も今の剛くんなら、跳ね返せると思いました。いろんな土地のたくさんのファンと時間をともにして、ふるさとの奈良で歌って、どんどん大きく、優しくなって。虹がかからないときもあきらめないと思います。喉がつぶれそうになっても、これからも歌い続けるんだと思います。そして、具体化して実現していく。
そのためには、たくさんのオーディエンスの愛が必要です。後ろから支えるバンドの愛が必要です。今日もその二つにはさまれている心地よさと安心感を話してくれたように思います。
赤坂の初日に参加できたのはある方の代わりです。本当にありがとうございました。「記憶をよろしく」なんて書いた本人なのに、自分の記憶が頼りなくて申し訳ありません。 あと数回になったライブですが、これからも剛くんはライブ活動をたくさん続けるようにがんばってくれると思います。今よりもたくさんの人が参加できるように願って、祈っています。
「ああ、剛くんはあんな風に生きて、呼吸して、体は立体的なんだー」とあらためて感じました。演奏とか歌とかを超えて、生きている様子が、私にとって「まぶしい人」から「厚みのある人」に変化した春でした。 たくさんの人が彼の胸に顔をうずめて泣いたとしても、優しく受け止めてくれそうで、でも、甘えてはいけないと、感じた夜でした。 でも、やっぱり、胸で泣きそう。また、会いたいです。(年齢を超えて甘えています。すみません。)
|