やっぱりアロマテラピーの基本的なことをお書きしなければという使命感にかられ、このコーナーを設けた次第です。

このコーナーをアロマテラピー初心者のみなさまに捧げます。


@ アロマテラピーとは?

アロマテラピーとは、簡単に言うと香りを使った健康法です。その香りの源となっているのが『エッセンシャルオイル(ハーブオイル)』なのです。このエッセンシャルオイルにはいろいろな効能があり、芳香浴(香りを嗅ぐこと)やマッサージなど、体に取り込むことで心身共に癒していきます。

と言っても、エッセンシャルオイルが直接病気を治すのではなくあくまでも本来人間の体の中にある癒す力(自然治癒力)に働きかけるのです。そうです、あくまでも主役は貴方自身なのです。



Aアロマテラピー その癒しのメカニズム
 

芳香浴などの嗅覚利用した場合、鼻から脳の中枢に届きます。そして香りの有効成分を取り出す命令が出て、心身に働きかけるというメカニズムになっています。

また、マッサージのように触覚を利用した場合、皮膚を通して有効成分が浸透し、体液や血液・リンパ液に乗っかって体の隅々まで働きかけるという仕組みです。

ここで注目して頂きたいのは、有効成分の働きが体にあらわれた症状と精神状態の両面に、同時に作用することができるということです。例えば、ストレスでひどい肩こりになってしまった場合筋肉の緊張を和らげる作用で肩こりを緩和し、一方、ストレスで乱れた心の状態をリラックス作用で整えるといった具合です。

湿布薬では肩こりは癒せても、ストレスで疲れ切った心までは癒せませんよね・・・。




Bアロマテラピーの方法


いろいろな方法がありますが、だいたい4つぐらいでしょうか。

1.芳香浴:一番お手軽な方法。アロマバーナーやアロマキャンドルなどといった器具を使ったり、ティッシュペーパーに数滴垂らしたり・・・。香りを楽しめばいいわけです。

2.マッサージ:キャリアオイルと呼ばれる数種類の植物オイルにエッセンシャルオイルを全体の1%の濃度になるように溶かして使用します。私の経験上、一番効果のある方法です。
女性の場合、パートナーの男性に塗ってもらったり、マッサージしてもらうとお互いの愛情が深まるそうです。(?)

3.入浴:香りを鼻から吸入、有効成分を肺や皮膚から取り込んで心身を元気にします。ややぬるめのお湯にエッセンシャルオイルを5〜6滴たらせばできあがり!

尚、バケツにやや熱い湯を入れ、エッセンシャルオイルを2〜3滴垂らして足だけを入れる“フットバス”なんて方法もあります。風邪をひいた時に効果あり!

4.湿布など:エッセンシャルオイルの入ったお湯(または水)にタオルを浸してしぼり、直接患部に当てる方法
2リットルのお湯(または水)なら4〜5滴。
15分くらい患部に当てる。2〜3回繰り返す。肩こり、目の疲れにいいみたい!

あと、ハンドクリームや軟膏といった利用法もありますよ。
  


参考文献

(『アロマテラピーハンドブック』/池田書店)