Version 2006.07.30.1
登場人物・出来事 (三蔵の受難) | 岩波文庫 赤 20 (李卓吾本) 中野 美代子 訳 | 岩波少年文庫547 方明編「改編西遊記」 伊藤 貴麿 編訳 | 偕成社 渡辺 仙州 編訳 |
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孫悟空誕生 須菩提祖師に入門 | 001 霊魂を孕み源流が出ずること 心性を持し大道が生じること | 1.美猴王の誕生 | 一◆美猴王 |
斜月三星洞での修行・破門 帰還 vs混世魔王 | 002 妙理を悟り菩提を得たること 妖魔を断ち元神に合すること | 2.さとりの道の修行 | 二◆不老不死 |
東海龍王 南海龍王 北海龍王 西海龍王 如意金箍棒 天界へ | 003 四海も千山も手を拱き伏すこと 冥界で十類の名を尽く除くこと | 3.如意金箍棒 | 三◆東海竜王と閻魔王 |
弼馬温 vsなた[口那口屯] 斉天大聖 | 004 弼馬の官など面白からぬこと 斉天の名にも満足できぬこと | 4.大いに天宮をさわがす | 四◆天界 |
蟠桃 丹 | 005 大聖 蟠桃を乱し丹をくすねること 諸神 天宮に反く怪を捉えること | 5.蟠桃会を乱す | 五◆釈迦如来1-2 |
天界での大暴れ | 006 観音 会に赴いて原因を問うこと 小聖 威を施してこと大聖を降すこと | 6.二郎真君との一騎打ち | 五◆釈迦如来2-5 |
八卦炉 そして釈迦の手により五行山 | 007 八卦炉の中より大聖が逃れること 五行山の下にて心猿を鎮めること | 7.八卦炉を逃げ出す | 五◆釈迦如来6 |
沙悟浄初登場 猪悟能初登場 龍太子(白馬)初登場 孫悟空 仏教に帰依 | 008 仏陀 経典を造り極楽を伝えること 観音 聖旨を奉じ長安に来たること | 8.経を取る人を求めて | |
張梢と李定 | 009 袁守誠 算は妙なるも私心は無きこと 老龍王 計は拙にして天条を犯すこと | ||
太宋と魏徴 | 010 二将軍 宮門にて鬼を鎮ること 唐太宋 地府より魂が還ること | ||
玄奘(1-4) | 011 再生を得て唐王 善果に遵うこと 孤鬼を度い蕭[王兎] 空門を正すこと | 9.紅流児 | 六◆唐三蔵1 |
玄奘と観音 | 012 玄奘 誠を秉って大会を建くこと 観音 象を顕し金蝉を化すこと | 10.命を奉じて取経の旅にのぼる | 六◆唐三蔵2-3 |
貞観13年 9月望月の3日前(12日) 法雲寺 きょう州 河州衛 双叉嶺(5-7) お供の二人を失う 熊山君 特処士 寅将軍 太白星に助けられる 前には虎2頭 後ろには大蛇数匹 左右には猛獣や怪獣 劉伯欽に助けられる | 013 虎穴の難にて金星 厄を解くこと 双叉の嶺にて伯欽 僧を留ること | 11.双叉嶺 | |
悟空->行者(8) 虎 陳老人 追いはぎ 早くもぶつかる二人 南海観音菩薩 緊こ呪 | 014 心猿 正に帰すこと 六賊 [足宗]も無きこと | 12.両界山で悟空を弟子とする | 六◆唐三蔵4 七◆白竜1 盗賊の登場は夜 白龍のくだりがひとつにまとめられている |
ろう月の寒空 蛇盤山鷹愁かん 龍太子(白馬)に馬を食われる(9) 弟子になる そして貞観14年の春 | 015 蛇盤山にて諸神 暗に佑けること 鷹愁かんにて意馬 たづなを収めること | 13.白馬 | 七◆白竜2-5 |
観音禅院 広智と広謀 広目天王 黒風山の妖怪(10-1) | 016 観音院の僧 宝貝を謀取すること 黒風山の怪 袈裟を窃掠すること | 14.けさぬすびと | 八◆黒熊怪1-2 |
黒風大王 観音菩薩は黒風大王を守山大神にする | 017 孫行者 黒風の山にて大さわぎすること 観世音 熊の怪をば収伏せること | 15.黒風山上の乱闘 | 八◆黒熊怪3-5 |
数日後 猪悟能 高太公と娘翠蘭 | 018 観音院にて唐僧 難より脱出すること 高老荘にて行者 魔をば退治すること | 16.高老荘 | 九◆猪八戒1-3 |
猪悟能弟子になる(12) 烏巣禅師 | 019 雲桟洞にて悟空 八戒を収めること 浮屠山にて玄奘 心経を受けること | 17.八戒の弟子入り | 九◆猪八戒3 |
貞観14年の夏(13) | 020 黄風の嶺にて唐僧に難が降ること 山中の半にて八戒が先を争うこと | 18.黄風嶺 | |
vs 黄風怪(14) | 021 護法伽藍 荘居を設けて大聖をとどめること 霊吉菩薩 飛龍を投じて風魔を定めること | 19.霊吉菩薩の法力 | |
貞観14年の秋 沙悟浄弟子になる(15-6) | 022 八戒 浪を踏み流砂河に戦うこと 木叉 法を奉じ沙悟浄を降すこと | 20.流砂河 | 十◆沙悟浄 |
貞観14年の秋深まる 西牛貨州 三人娘 入り婿(17) | 023 三蔵 根本を忘れぬこと 四聖 禅心を試みること | ||
鎮元子 清風 明月(18) | 024 万寿山にて大仙 故友を留めること 五荘観にて行者 人参を窃ねること | 21.人参果 | 十一◆人参果1-3 |
vs 鎮元子(19) | 025 鎮元仙 取経僧をば追捕すること 孫行者 五荘観にて大あばれすること | 22.天地を袖のなかに | 十一◆人参果4 |
観音菩薩 | 026 孫悟空 三島にて方を求めること 観世音 甘泉もて樹を活かすこと | 23.三仙島に法をもとめて | 十一◆人参果5 |
vs 白骨夫人 孫悟空破門(20) | 027 屍魔 三たび唐三蔵を戯うこと 聖僧 恨んで美猴王を遂ること | 24.孫行者を破門する | 十二◆白骨夫人 狐の精は、他の本では登場しない。 |
白虎嶺 碗子山波月洞 vs 黄[示包]怪(21) | 028 花果山にて群猴 山洞を再興すること 黒松林にて三蔵 魔怪に遭遇すること | 25.ふたたび花果山に帰る | 十三◆百花羞1 |
宝象国の百花羞に救われる(22) | 029 難を脱して江流 宝象国に至ること 恩を承けて八戒 波月洞に転ること | 26.黄[示包]郎 | 十三◆百花羞2 |
三蔵虎になる(23) 白馬動く 猪八戒 孫悟空の下へ | 030 邪魔 正法を侵すこと 意馬 心猿を憶うこと | 27.白馬まで奮起する | 十三◆百花羞3 十四◆黄[示包]怪1 |
黄[示包]怪=けい木狼 百花羞=玉女 | 031 猪八戒 義もて猴王を煽ること 孫行者 智もて妖怪を降すこと | 28.孫行者の再起 | 十四◆黄[示包]怪2 黄[示包]怪の子供のくだりはない |
貞観15年の春 日値功曹の知らせ vs 金角・銀角(24) 猪八戒捕まる | 032 平頂山にて功曹 便りを伝うること 蓮花洞にて木母 災いに逢いしこと | 29.平頂山 | 十五◆金角・銀角1 |
三蔵また妖魔(ここでは銀角)に騙される(25) 孫悟空今度は三山の下敷き 五方掲諦に救われる 紅ひさご 琥珀瓶 天を封じ込める | 033 外道 真の性に迷れること 元神 本の心を助けること | 30.宝物の交換 | 十五◆金角・銀角2-3 |
者行孫vs 銀角 | 034 魔王 巧算にて心猿を困しめること 大聖 交換えて宝貝を騙しとること | 31.金角と銀角 | 十五◆金角・銀角4-5 |
行者孫vs 銀角 vs 狐阿七大王 vs 金角 太上李老君に宝を返す | 035 外道 威もて正義を欺むくこと 心猿 宝にて邪魔を伏すること | 32.盛りくらべ | 十五◆金角・銀角5 |
勅賜宝林寺 | 036 心猿 正しく処せば僧侶の伏すること 傍門 うって破れば月明の見えること | 33.宝林寺 | |
午前零時 烏鶏国王 太子と孫悟空の謀 | 037 幽鬼王 夜半に三蔵に謁すること 孫悟空 変化し嬰児を引かすこと | 34.国王の霊 | |
井戸龍王の水晶宮から猪八戒、烏鶏国王のなきがらを担ぎ出す。(26) | 038 嬰児 母御に問いて贋王を知ること 金木 水中に赴いて真物を見ること | 35.烏鶏国 | |
孫悟空 太上老君から還魂丹を一粒もらう 国王を生き返らせる vs 魔王(27) 文殊菩薩の獅子 如来のおぼしめし(28) | 039 金丹を一粒だけ天上にて貰受くること 国王は三年ぶり世間にて再生すること | 36.三蔵がふたりに | |
烏鶏国を去る 貞観15年の秋も終わり初冬 vs 紅がい児(聖嬰大王) 牛魔王と羅刹女の子(29) | 040 嬰児の戯化により禅心が乱れること 猿馬と刀圭および木母が空しいこと | 37.紅がい児 | 十六◆紅がい児 1 |
vs 紅がい児(聖嬰大王)(30) | 041 心猿 火難に遭かること 木母 魔怪につかまること | 38.三昧真火 | 十六◆紅がい児 2-3 |
善財童子(31) | 042 大聖こころこめ南海を拝すこと 観音なさけもて紅がいを縛る こと | 39.善財童子 | 十六◆紅がい児 4-5 |
vs 西海龍王系のだ潔(32) | 043 黒河の妖げつ 三蔵をさらって去ること 西海の龍子 だ龍を捉えて回ること | 40.黒水河 | |
貞観16年の早春 車遅国 vs 虎力大仙 vs 鹿力大仙 vs 羊力大仙(33) | 044 三蔵 車を曳く僧に逢うこと 悟空 真の気は体を運ること | 41.車遅国 | |
vs 虎力大仙 vs 鹿力大仙 vs 羊力大仙(34) | 045 三清観に大聖 名を留めること 車遅国に猴王 法を顕わすこと | 42.雨乞いくらべ | |
vs 虎力大仙 vs 鹿力大仙 vs 羊力大仙(35) | 046 外道 下策を弄して正法を欺むくこと 心猿 聖性を現じて妖邪を滅ぼすこと | 43.法術くらべ | |
貞観16年の秋(36) | 047 聖僧 通天河で行手を阻止されること 金木 小童等を救出し身替になること | 44.通天河 | |
vs 霊感大王(37) | 048 妖魔 寒風をば弄び大雪をひるがえすこと 聖僧 排仏のみ念じ層氷を履むこと | 45.陳家荘 | |
vs 観音の金魚だった(38) ここまでで距離的には半分 | 049 三蔵 災禍に遭い水宅に沈むこと 観音 危難を救い魚藍を示すこと | 46.魚藍観音 | |
冬 孫悟空の忠告を無視し、 猪八戒の言葉にのって、 三蔵らは妖魔につかまる 三蔵には学習という言葉が無い?!(39) | 050 欲望に捉われ性情が乱れること 精神が眩んで悪魔に遭かること | 47.まぼろしの楼閣 | |
vs 独角じ大王(40) | 051 心猿の千般の計すら空しいこと 木火の降魔の術さえ功ないこと | 48.火攻め 水攻め | |
vs 太上老君の青牛だった(41) | 052 悟空 金[山兜]の洞窟をおおいにさわがすこと 如来 妖怪の正体をひそかに告げること | 49.お釈迦さまはやっぱりご存じ | |
貞観17年の春 西梁女人国の子母河(42) vs 如意真仙(牛魔王の弟) | 053 禅主 河水を飲んで懐妊すること 黄婆 聖泉を運んで堕胎すること | 50.子母河 | 十七◆女児国 1 |
西梁女人国の女王、三蔵を婿にと(43) 女怪にさらわれる | 054 法身 西来して女国に逢かること 心猿 計略にて脂粉を脱すること | 十七◆女児国 2-4 | |
vs 女怪(琵琶ほどもある巨大なサソリの精) 魚藍観音からの情報 援軍 東天門の光明宮 昴日星官(44) ここまでで時間的には半分 | 055 淫らな女怪 三蔵に戯れること 清らかな唐僧 純潔を持すること | 十七◆女児国 5-6 | |
貞観17年の夏(45) | 056 怒りのために山賊を誅伐すること くらきがゆえに心猿を追放すること | 51.再度の破門 | 十八◆二人の悟空 1-2 |
vs 六耳び猴(46) | 057 真の悟空 落が山にて哀哭すること 仮の猴王 水簾洞をば占拠すること | 52.悟空のにせもの | 十八◆二人の悟空 3-4 |
vs 六耳び猴 | 058 二心 偏く乾坤をかき乱すこと 一体 真の寂滅を修め難きこと(46) | 53.六つ耳のサル | 十八◆二人の悟空 |
貞観17年の秋 vs 羅刹女(牛魔王のかみさん)(47) | 059 唐三蔵 火焔山に阻まれること 孫行者 芭蕉扇を奪いとること | 54.火焔山 | 十九◆羅刹女 1-2 |
vs 牛魔王と玉面公主(48) | 060 牛魔王 のんびり大宴会に赴くこと 孫悟空 ふたたび芭蕉扇を奪うこと | 55.芭蕉扇の秘密 | 十九◆羅刹女 3-4 |
vs 牛魔王(49) | 061 猪八戒 牛魔王退治を助けだちすること 孫行者 芭蕉扇奪取も三たびになること | 56.震天動地の大合戦 | 十九◆羅刹女 5-6 |
貞観17年の晩秋から初冬 祭賽国(50) | 062 不浄をそそぐために塔を掃くこと 心身を修めんとて魔を縛すこと | 二十◆九頭虫 1-2 | |
vs 九頭ふ馬と万聖龍王 二郎顕聖(51) | 063 二僧 怪を掃蕩して龍宮をさわがすこと 群聖 邪を除去して宝貝を獲ること | 二十◆九頭虫 3-8 | |
貞観18年の春 木が化けた(52) | 064 けい棘嶺にて悟能 力を努くすこと 木仙庵にて三蔵 詩を談ずること | ||
貞観19?年の春 孫悟空の忠告を無視し、 三蔵らはまたまた妖魔につかまる 三蔵には本当に学習という言葉が無い?! vs 黄眉老仏(53) 援軍 二十八宿の星 | 065 妖邪 いつわって小雷音を設けること 四衆 いずれもが大厄難に遭かること | 57.小雷音寺 | |
vs 黄眉老仏 援軍 蕩魔天尊の亀と蛇と五大神龍 援軍 国師王菩薩の四将 そして東来の仏祖弥勒 実は彼の童児だった(54) | 066 諸神 毒手に遭うこと 弥勒 妖魔を縛ること | 58.黄眉童児 | |
1ヵ月後 vs うわばみ(55) | 067 だ羅荘をうわばみから助けること 稀柿どうの汚わいより脱すること | 59.稀柿どう | |
貞観19?年の夏 朱紫国 悟空医をなす(56) | 068 唐三蔵 朱紫国にて前世を語ること 孫行者 三折こうもて国王を診ること | 60.朱紫国 | |
烏金丹を国王に処方する(57) 東海龍王ごう広を呼び、甘雨を降らせる vs 賽太歳(3年前金聖宮をさらう) | 069 心主 夜間に薬物を修うること 君主 えん上に妖邪を論ずること | 61.烏金丹 | |
vs 賽太歳 | 070 妖魔の宝 煙沙火を放つこと 悟空の計 紫金鈴を盗むこと | 62.魔法の鈴 | |
vs 賽太歳(観音の金毛こう)(58) 観音菩薩また登場 張紫陽(真人) | 071 行者 名を仮りて怪物を降すこと 観音 像を現じて妖王を伏くすこと | 63.鈴くらべ | |
貞観20?年の春 三蔵が斎をもらいにいくと 7人の女妖怪に捕まる(59) vs 七仙姑とそのせがれ | 072 盤糸洞にて七情 本を迷わすこと 濯垢泉にて八戒 形を忘れること | 64.盤糸洞の女怪 | |
vs 七仙姑(くもの化けもの) vs 黄花観の主=百眼魔君=大むかで(60) 援軍 毘藍婆 | 073 旧恨に因りて再び災毒を生むこと 妖魔に遇えど幸い金光を破ること | 65.黄花観の道士 | |
貞観20?年の初秋 岩の上の老人=李長庚(金星)の忠告 獅だ嶺獅だ洞の三魔王(61-2) | 074 李長庚 魔物の酷さを伝えること 孫行者 変化の術をば振るうこと | ||
vs 三魔王 孫悟空 宝瓶に吸い込まれる 脱出後再び大王と戦い 大王の腹の中に入る | 075 心猿 陰陽のあなを鑽ち透すこと 魔王 大道の真に還り帰すこと | ||
vs 三魔王 結局三蔵たち全員捕まる(63) | 076 心神 腹中にて魔を性に帰せしめること 木母 相連れて怪に真を体せしめること | ||
vs 大魔王=青獅子=文殊菩薩の獣 vs 二魔王=白象=普賢菩薩の獣 vs 三魔王=大鵬金しちょう=如来とつながりのある存在(64) | 077 群魔 本性を欺くこと 一体 如来を拝すこと | ||
貞観20?年の冬(65) | 078 比丘国にて子を憐れみ陰神を遣わすこと 金らん殿にて魔を識って道徳を談ずること | 66.小子城 | |
vs 国丈=清華洞=南極老人星の乗りもの白い鹿(66) 美后=白狐 一月ほど逗留 | 079 洞を尋ねて妖を求め寿星に逢うこと 朝に当って主を正し嬰児を救うこと | 67.清華洞の怪 | |
貞観21?年の晩春 孫悟空の忠告を無視し、 三蔵はまたまた妖魔のわなにはまる(67) 三蔵には本当に学習という言葉が無い?! | 080 [女宅]女 陽を育てて配偶を求めること 心猿 主を譲って妖邪を識けること | 二十一◆地よう夫人 1 | |
三蔵わずらい3日過ぎる(68) 遺言を書こうとする この間、妖魔に小坊主が6人食われる vs 金鼻白毛のネズミの精=半載観音=地よう夫人 悟空との戦いから敗走するときに、三蔵をさらう | 081 鎮海寺にて心猿 怪を知ること 黒松林にて三衆 師を探すこと | 二十一◆地よう夫人 2 | |
vs 地よう夫人(69) 悟空は女怪の腹の中にもぐりこみ三蔵を助けるが | 082 女怪 陽を狙うこと 三蔵 道を護ること | 二十一◆地よう夫人 2-3 | |
vs 地よう夫人 再びさらわれる 女怪は、李天王の娘、[口那口屯]の妹 玉帝に訴える 李天王と[口那口屯]女怪を天界へ護送する | 083 心猿 丹頭を識りたること [女宅]女 本性に還りたること | 二十一◆地よう夫人 3-4 | |
貞観21?年の夏 薫風そよぎ、梅雨がしとしと 善財童子をともなった観音菩薩 滅法国(70) | 084 祈祷は滅し難く大覚を円すること 法王は正を成し天然を体すること | 68.皆がみなまで和尚 | |
国王以下坊主にする 獅だ嶺獅だ洞の小妖 vs 南山大王=まだらのある豹(71) | 085 心猿 木母に妬きもち焼くこと 妖王 三蔵を呑まんと計ること | 69.分弁梅花の計 | |
vs 南山大王 樵夫も助ける | 086 木母 威を助けて怪物を証すこと 金公 法を施して妖邪を滅ぼすこと | 70.隠霧山 | |
数日後(72) 天竺国の国境鳳仙郡 | 087 鳳仙郡 天を冒して雨を止めること 孫大聖 善を勧めてあめを降らすこと | ||
貞観21?年の晩秋 貞観26年の晩秋? 「14回の寒暑」と三蔵は言っている 天竺国玉華県 悟空たちの武器が盗まれる(73)=豹頭山虎口洞の妖魔 | 088 三蔵 玉華に到り法会を施すこと 心猿 木母と共に門人を導くこと | 71.三人の孫弟子 | |
vs 豹頭山虎口洞の妖魔=黄獅の怪(74) 竹節山九曲盤桓洞 九霊元聖(75) | 089 黄獅の怪 虚しくまぐわ宴を設けること 金木と土 計りてこと豹頭山をさわがすこと | 72.まぐわ会 | |
八戒捕まる 三蔵と王の父子捕まる 悟空と悟浄も捕まる 八戒のどら声で悟空の救出作戦失敗 八戒も学習ということが無い 九霊元聖=東極妙巌宮太乙救苦天尊の獅子 | 090 師と獅 授受するは同一に帰すること 道と禅 からみつきにより九霊を鎮めること | 73.九頭のシシ | |
数日後 天竺国金平府 玄英洞(76) vs ひ寒大王 ひ暑大王 ひ塵大王 | 091 金平府にて元宵 観灯すること 玄英洞にて唐僧 白状すること | ||
貞観22?年の正月 四木禽星に助けを請う(77) | 092 三僧 青龍山にて大いに戦うこと 四星 犀牛怪をば挟んで捕ること | ||
半月後 「14年になる」と三蔵は駅丞に言っている | 093 給孤園にて古を問い因を談ること 天竺国にて王に朝し偶に遇うこと | ||
vs 妖精(78) | 094 四僧 宴して御苑に遊ぶこと 一怪 空しく情欲を擁くこと | ||
vs 妖精は広寒宮玄霜仙薬を搗く玉兎 | 095 玉兎 形骸を仮り捕縛されること 真陰 霊元に会し帰正いたすこと | ||
貞観22?年の夏 (5年のギャップ) 天竺国銅台府地霊県 | 096 こう員外 高僧を待すること 唐長老 挽留を辞すること | 74.こう員外 | |
こう員外を殺したと訴えられる(79) | 097 金 外護に報いて魔毒に遭うこと 聖 幽魂を顕わし本原を救うこと | 75.こう家の大難 | |
6-7日後(80) 貞観27年の夏到着 | 098 猿馬が馴れてこそ殻を脱すること 功行が満ちたれば真に見ゆること | 76.ついに経を取る | 二十二◆闘戦勝仏 1-2 |
81難目 | 099 九九の数完うし魔は尽く滅ぶこと 三三の行満ちて道は根に帰すこと | 二十二◆闘戦勝仏 3 | |
大団円 | 100 東土へ径ぐ回ること 五聖は真と成ること | 77.結末 | 二十二◆闘戦勝仏 4 |