2011.01.01.7 [ホーム]

■しらとり川の水源

 横浜市青葉区のしらとり(白鳥)川は、環状4号に並行するように南に流れ、恩田川にそそぎます。
 国道246号の北側で暗渠になることから、青葉台の「渋谷川・宇田川」か、と思われたのですが、暗渠の出口は存在しません。

 渋谷の渋谷川・宇田川のことは、wiki などで。

●現在(2010年)

◆結論

 榎が丘、松風台、桂台、桜台、青葉台などに降った雨が、しらとり川になります。

◆暗渠の行方

 暗渠は、横浜市の「公共下水道台帳図情報」だいちゃんマップ をみると、分流式の雨水用下水路です。この地区では、汚水は流れ込みません。

 公共下水道台帳図情報をみるには、「横浜市のホームページ」 http://www.city.yokohama.lg.jp/ 左のメニューの「行政地図情報」の地図情報選択メニューの「公共下水道台帳図情報」だいちゃんマップからどうぞ。

★暗渠の入口から次の交差点までは、幅5.0m 高さ 3.0m で北上します。
 1970年代中盤までは、暗渠になっていません。(国土地理院 76-7-4-8 S.51.07 調査)

★ここで直進と左折に分かれます。wiki での記述は、ここが最上流ということですかね。

★直進コースは、この交差点まで幅2.5m 高さ1.8m で進み、
右折すると幅2.0m 高さ1.8m に。

 駅前の交差点で左折すると、直径2.0m の円筒管に変わり、環状4号の地下を北上します。
 交差点を越すごとに直径は小さくなり、この交差点で直径1.8m の円筒管が終了します。

 交差点を過ぎると1.65mの円筒管となり、最終的には1.1m の円筒管となって、旧青葉台病院前で終了します。

★左折コースは、幅3.3m 高さ3.0m となり、青葉台幼稚園入口の交差点で右折し、道なりに北上します。
 途中、榎が丘の交差点で、西からの雨水管と合流します。
 西からの雨水管は、椎木地蔵尊入口の交差点から来ています。

 道なりに進んだ暗渠は、桜台公園手前の交差点で直径2.3m の円筒管に変わり、青葉台小学校西側で、直径1.8m の円筒管が終了します。

 最終的には、桂台2丁目の先の交差点で、若草台方面(直径0.6m)と桂台方面(直径0.3m)へと分かれます。

【参考文献・サイト】
横浜市の「公共下水道台帳図情報」だいちゃんマップ
国土地理院 旧版地図
大澤一実 地元ネタ

2010.08.27.6 初公開

●過去(昭和40年代の開発以前)

 元禄2年(1689)の成合村・恩田村秣場論栽許絵図によると、田んぼの水路が確認できるけれども、どれがしらとり川か判別できませんでした。

 明治14年測量の地図によると、青葉台中学校入口の交差点あたりから少し東側。

 明治39年測量の地図によると、パルテ青葉台付近で流れが分かれて、上記と桜台公園付近。(公園そのものは、開発後に整備されています。)

【参考文献・サイト】
綾部 宏 著 我が村と氏の源流を探る 文芸社 2006.09.15
国土地理院 旧版地図 航空写真

2010.08.29.1 初公開



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