●●● 始めに ●●●

 今からさかのぼる事*年前。結婚を機に専業主婦になった私は、毎日ヒマで、お料理本を片手に夕飯の献立を決め、毎日スーパーへ買い出しに通っていました。外食は週に1度ぐらいのペースで、後の日はほぼ毎日食事を作っていた訳です。
 主婦雑誌を買い込み、それを参考に生まれて始めて家計簿も付けました。ほぼ90%自炊しているのだから、家の家計は大黒字に違いない、そう思うと月の終わりの集計が楽しみで、あぁ〜私ったらなんて賢い奥さんなんじゃろう(^-^)。1人でほくほく喜んでいた。
 ‥‥‥が、しかし。
 1月目が終わった時点で、なぜか大赤字に!! なぜ? 慌てて主婦雑誌でベテラン主婦さんが誌面公開している家計簿と自分の家計簿を見比べて見ました。全体的に雑誌で紹介されている金額より私の方がオーバー気味でしたが、中でも食費がダントツに多くてビックリでした。
 結婚1年目の家計簿を引っぱり出して見てみると、大人2人で月に5万円ぐらい食費として使ってました。恐ろしい事に、これには外食費が含まれていません。食費と外食費を合わせると、鬼のようなエンゲル計数の高さでY(>-<)Yドヒィィ〜。
 どうして食費でこんなに差がでるんだろう? 主婦雑誌に登場している「つわものな奥様」たちは、子供が2人いるのに、外食費も米代も含めて月に食費が3万円、とか、驚異的な金額が書いてあります。
 ‥‥‥そうだ。物価の差だ(笑)
 家は東京杉並区と中野区の境目の辺り。お買い物は中野区か新宿区。物価ははっきり言って高めなので、主婦雑誌に出ている奥様と私の差は、物価の違いなんだわ〜。あまり反省したくない私は、勝手にそう納得し、改善に取り組もうとはしませんでした(^-^;;<真似したらダメよ。
 記録しても大赤字になってしまう家計簿を早々と放棄し、子供もいないし、ま、夫婦だけなら何とかなるかなぁ〜と、赤字対策をしないまま、ボケ〜っと新婚1年目を過ごしたのですが、2年目に入った時のお正月に、主婦雑誌の付録に家計簿が付いていたので、今年こそ付けてみよう、と、家計簿付けを再開して、ビックラこいた。
 何にもしてないのに、食費が減ってた(^▽^)/イェイ
 2年目に入ってからの食費は記録によれば、大人2人で月3万5千円ほど。外食費は1年目と変わってないのですが、普段の食費が1万5千円もダウンしてるじゃないですか! なんでたろう? え〜っ。なんで? 食べている物も1年前と差程変わらないのに、私はとっても不思議だった。
 で、家計簿自体は半年ほどでつけるのを止めてしまったのですが、献立表だけ記録してみたのであります。そうしたら、わかりましたよ。食費を押し上げていた犯人が。
 原因は材料の使い回しテクニックだった!
 1年目と2年目の違いは、献立を見比べた結果。材料の使い回しの違いが、そのまま食費に跳ね返ってた事がわかりました。なんと、今から思うともったいない話しですが、1つの料理を作る為に、本に記載されている食材を特殊調味料も含めて全部揃え、余りや賞味期限切れになった食材は、ほとんどゴミ箱行きになってたんです。
 そこで私は考えた。手持ち食材でごはんを作ってやるぞ〜!と(笑)
そんなこんな決意?の元、特殊食材を省いてしまったり、余った材料を足したりした改良レシピ集我が家バージョンを作ったのだった。
そうしてできたのが、『ほまれのお料理集』ざんす(^-^;
それでは、今回の特集として、私がない知恵を絞ってあみ出した、まとめ買いに行く前に立てる、必殺、材料使い回し献立〜を考え方と共に伝授しますわん♪
 参考献立は家族4人の夕食で立ててありますが、人数が2人だろうが、6人だろうが、基本的な考え方は同じです。また、お弁当を含めた3食だろうが、朝食と夕食の2食だろうが、やりかたは同じなので、興味がある方は、ものは試しに1回チャレンジしてみてね。ちなみに、現在の我が家は大人2人で、バラエティに飛んだご飯を食べてる割には、食費2万5千円ほどに納まってます。ただし、外食費は別だけど。
 う〜ん、よくぞここまで成長したもんだ。主婦雑誌に登場している『つわものな奥様』には到底及びませんが、自分で自分を誉めてやろう(^-^)Y
 更に、私はやってないのですが、底値買いをすれば、同じような献立でももう少し安上がりで作れるとの事。東京郊外に住んでる友人A子ちゃんは、私の献立立て方表を改良し、チラシの入る月曜日の夜に、底値買いバージョン献立を実践中。彼女は子供2人の4人家族ですが、食費が大人2人世帯の我が家と3千円ぐらいしか変わらない‥‥。
 母は偉い。偉すぎる〜だね(笑)





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作成:2000年11月
料理レシピ検索しゅふしゅふ〜ず


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