■□■ ぜんまい三昧/自分で作るぞ! ■□■
山菜料理、ぜんまい、薇、ゼンマイ。


 薇はゼンマイ科ゼンマイ属の多年草で、ワラビと同じくシダ植物の1つです。ゼンマイ属には何種類かの種類がありますが、食用にできるのは左の写真のゼンマイと、ヤマドリゼンマイの2種類があります。
左の写真のゼンマイは、実家母上の生まれ故郷。愛知県の豊根村から従姉が送ってくれた取れたてゼンマイ。
これは日本固有の山菜で、芽が出たばかりの若芽のみ食べることが可能。ただし、恐ろしく灰汁が強いためそのままでは食べれません。
そこで。今回は山菜取りに行って自分で積んできたゼンマイのほまれ式乾燥方を紹介したいと思います♪

[1]ワタワタを取って綺麗に洗う。


 まず、新聞紙かなにかの上にゼンマイを広げ、ゴミや葉先についているワタワタを綺麗に取ります。
それから水で洗ってザルの上にあげておく。


←洗ったところ。

[2]たっぷりのお湯で茹でる。

 大きめの鍋にたっぷりの湯をわかし、沸騰したら重層を溶かしてゼンマイを固茹でします。
この時、柔らかく茹で過ぎると実際に調理する時に身崩れしてしまうので、芯が残る程度に茹でてあげます。
茹で時間はゼンマイの量にもよりますが、写真のように茹で汁が黒くなったらOKだと思って下さい。
ちなみに重層の量は小さじ1/8程度。ほんのちょこっとで大丈夫。重層は薬局へ行くと売ってるよん。

[3]天日干しする。




 日当たりが良く、風通しのよい場所に天日干しします。外に出してしまっても平気。
私の家の場合はマンションにつき、お盆の上にキッチンペーパーを何回か重ねてザルを置き、そのままベランダに出してしまい、この状態のまま丸1日ぐらい放置します。

▲写真上#干して直ぐのところ。
 私は持ってないので金笊を使ってますが、竹ザルがある場合はそっちを使い、ゼンマイを平らにならして干したほうが乾燥が早くてGoodです。

▼写真下#干してから丸1日経過したところ。
 だんだんガビガビしてきました。

[4]手の平でよる。


 乾燥したゼンマイを新聞紙やゴザなどの上に広げ、両手でよります。(つまりは、手の平を使ってゼンマイを転がす‥‥とでも言うの?)
一生懸命よっている内に、葉っぱの部分などが自然に取れてしまうけど気にしない。なぜなら、葉っぱ部分は食べれないのだった。

←写真を撮る都合で、片手でよってます。
余計な葉っぱ周りに取れている様子がわかるかな?

[5]再び天日干しする。



 日当たりが良く、風通しのよい場所に再び天日干しします。これもだいたい丸1日仕事ですが、1時間に1度ぐらいは、4の手順で手でよってあげるという作業を繰り返して行います。
このとき、ポロポロと取れた葉っぱ部分(ゴミ)は、その都度取り除いてから干してあげます。

▲写真上#干してから丸2日経過したところ。
 ガビガビ度合いがほぼ完成してきました。

▼写真下#最後の仕上げ。室内に場所を移し、両手でよりつつ全てのゴミを取り除いている所。

[6]ガビガビになったら完成。


  完全に湿気がなくなり、縮れてガビガビになったら完成。
タッパかなにかに常温で保存し、食べる時は食べる分量だけ水で戻して調理します。

←完成品♪
この量だと、だいたい2〜3人分の煮物が出来ます。

 

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作成:2001年5月
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