■□■野菜事典■□■
*野菜の特徴、効能などについて紹介しています*

47.長芋(山芋)
[特徴]
カリウムが多く含まれています。又、でんぷん分解酵素のアミラーゼは大根の3倍。ぬめりけの元は、ミューシンと呼ばれるもので、食物繊維と同じような働きをします。その他にコリン、サポニン、ムチンという栄養素が微量含まれており、これらの栄養素は疲労回復に効果があるといわれています。
[効能]
消化促進、便秘予防、高血圧予防、疲労回復、老化防止、虚弱体質改善。
[豆知識]
長芋は中国が原産地になります。かなり古くから日本へ伝えられ、畑で栽培されてきました。現在でも、長芋は日本各地で栽培されていますが、大和芋と呼ばれるのは、奈良県(大和の国)で栽培された芋になります。長芋に対し、日本原産の山の芋は自然生(じねんじょう)といいます。自然生は、縄文時代の頃には既に日本の山に生えており、現在も当時と変わらぬ姿で山に自生しています。中国原産の長芋は、日本に自生していた山の芋より粘り気が少ないようです。
[食べ方]
煮物、すり下ろす、サラダ、スープ、和え物など。
[食知識]
長芋や山芋を買う時は、表面の皮に張りがあって、傷のないものを選びます。表面の皮が変色しているものは避け、持った時にずっしり重いものが良いとされています。切り口が見える状態で売っているものについては、切り口が白いものを選びます。
長芋や山芋の保存は、新聞紙に包んで冷暗所で保存します。季節にもよりますが、冬場なら2〜3ヶ月は保存できます。ただし、冬場に外で保存する場合は、凍らせないように注意が必要。切ってしまった長芋や山芋については、切り口をサランラップでピッチリ包み、野菜室で保存します。切り口から紫色の筋が見える状態でなければ、美味しく食べられます。冷凍する場合は、するおろしてから小分け冷凍します。冷凍の場合、保存期間は4週間が目安。なので、切り分けてない場合は、冷凍するより新聞紙で包んでおいた方が保存期間が長くなります。


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作成:2000年8-9月
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