■□■野菜事典■□■
*野菜の特徴、効能などについて紹介しています*

35.セロリ(セルリー)
[特徴]
淡色野菜の中でも、セロリの食物繊維量はトップクラスです。全身の新陳代謝をよくするカロチンや、ストレス解消に効果があるビタミンCを含んでいます。強い香りの成分は、食欲を増進させたり、精神を安定させたりする効果があります。
[効能]
便秘予防、疲労回復、食欲増進、イライラ解消、動脈硬化予防、高血圧予防。
[豆知識]
セリ科の仲間で、オランダみつばとも呼ばれます。古代のローマ、ギリシャでは、整腸作用の薬として使われていました。原産地は地中海沿岸、中近東の広範囲に渡ります。日本では明治初頭に栽培されるようになりましたが、一般に広く食べられるようになったのは、欧米化が進んだ第2次世界大戦以降のことです。
[食べ方]
サラダ、煮込み、炒めもの。葉の部分は、お浸し、天ぷらなど。
[食知識]
買う時は、茎が肉厚で内側のくぼみが狭いもの。葉はパリッと緑色をしていて香りの強いものを選びます。
食べる時の下処理は、セロリは筋が固いので、手前に引くような感じで筋を取り除いてから食べます。切ってからは、ボールに冷水をはった中へ放したり、冷蔵庫へ入れて冷やすと歯ごたえがよくなります。繊維が苦手な場合は、切り分ける時に斜に切ると繊維が口にあたらず良いと思います。臭いが嫌な場合は、牛乳で煮ると香りが和らぐので、シチューに入れたり、ホタテなどと一緒に牛乳煮にすると良いと思います。
保存する時は、葉と茎の部分に切り分け、別々の保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。また、この時に、茎の部分については、水でしめらせたキッチンペーパーを根元部分に巻いてやると、みずみずしさが保てます。


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作成:2000年8-9月
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