南からの風が 強くなる
しだいに暑さは 厳しさを増す
それでもあなたは いつものように 誰よりも純白(キレイ)に微笑みかける
その細い身体に 淋しさ詰めて いままで どうして誰を恨もうともしなかったの?
あなたは隣で 暮らしている
家族は誰も居ない 一人だけ
それでもあなたは いつも私を 元気のある高い声で呼び止めてくれる
その細い身体に 淋しさ詰めて いままで どうして落ち込もうともしなかったの?
※
あなたの瞳(め)からは…
不思議な安らぎが…
淡く感じられて…
私の心を…
強かった日差しも 弱くなり
通りの風景に 長袖が加わる
あなたが着る服は どんなものだろう 覆い被さる人が居なくてまるで裸のよう
その細い身体を 包み込んだ人が 誰かずっと 心の中にでも居るんですか?
※repeat
あなたの心は 疲れているだろう それでもどうして笑顔でいるの?
その細い身体に 似合わないような
強い心、やさしさが、絶えることなくあふれているから?
わたしは時々 うらやましくなる わたしにもあなたのような強さが欲しい
この細い心が あなたを求める いつまでも やわらかな強い笑顔を分けて欲しい
あなたの瞳(め)からは…
不思議な安らぎが…
いつも放たれて…
私の心も…
|