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八ツ場ダムに見える民主党独裁の危険

asahi.com八ツ場ダムの町、一晩にメール4千通 批判・中傷8割

前原誠司国土交通相が建設中止を表明した八ツ場(やんば)ダムのある群馬県長野原町の町役場に、一晩で4千件のメールが殺到していたことが25日わかった。建設推進を求める地元に対し、8割が批判的な内容。町は「中傷が目立ち、メールサーバーへの負荷もかかる」として、メールの受け付けなどを25日朝、停止した。

 民主党盲信者や、テレビ・ネットの印象操作によって「ダムは悪、ダムは悪」と刷り込まれた一部の国民が暴走している模様。

 ダムは治水・水源のために必要不可欠な施設です。未設の建築計画を見直すのであればともかく、途中で建設を中止すると、農業・生活・防災面で、多大なしっぺ返しを喰う場合があります。そのしっぺ返しを喰うのはもちろん地元民。
 今回の出来事は、地元民が必要としている施設を、全く無関係の、TVや新聞・ネットからしか情報を得られないような第三者が勝手気ままに批判しているという構図。

「(民主党が総選挙に勝ったという)民意に背くのか」といった批判や、「ダムが中止になって、なぜ喜ばないのか」という意見が多く、なかには「ごね得」「非国民」などと中傷するメールも

 まるで戦時下の大日本帝国みたいですね。(笑) この人達は本当に独裁政治を望んでいるようです。とても先進国の人間とは思えない。民主党が正義で、他が悪だとでも言うのかしら。そしてそれは絶対にあり得ないことです。行政に正義なんてものがあったら逆に困るでしょうね。(笑)

 あたかも国民の大部分が民主党を支持したかのように勘違いしている人達も中にはいるようですが、それは小選挙区の弊害であって、実際の議席数と投票の傾向は一致しません。小選挙区の場合、全国区でA1:B1.2くらいの比率で投票の結果が出た場合でも、Bが、過半数どころか独裁が可能なほどの圧倒的議席を確保してしまうのです。
 これって変でしょ? 前々から変だ変だと言われ続けてきたのですが、改善されないまま今日まで来ています。そして、それは皮肉にも自民党の責任が大きい。本来は自民党が勝つための小選挙区制だったのだから。

 因みにダム工事が中止されると、費用の返還義務が生じるために、完成された場合よりもさらに多くの血税が消費されます。ぶっちゃけ、完成させた方が安いですよ。(笑) もちろん運用のために維持費等はかさんでいきますけれども。

Posted at 2009/09/26(Sat) 10:55:09

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