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米国で制作中の南京映画について

 これについて、今日付けの産経の新聞紙面で論評していたが、ネットには無かったので、ソースは提供できない。
軍事評論家=佐藤守のブログ日記;ハリウッドが「南京事件」映画製作
 多分このことだと思う。シナリオの下地はアイリス・チャン「ザ・レイプ・オブ南京」という本だということ。
 米国では50万部を越える大ベストセラーであり、戦時中の日本について、最も読まれている本の一つ。
 原爆について全く知らないアメリカ人はかなりの数にのぼる。恐らく、6割近いアメリカ人は日本に原爆が投下された史実さえ知らない。
 最も知られているのが真珠湾で、その次が南京大虐殺。沖縄戦のことも映画化されるため、これもまた認知度が上がることと思う。

 さて、作者の「ザ・レイプ・オブ南京」のアイリス・チャンは自殺したが、どう考えても、工作員のやり口。鬱病を患っていたということだが、自分の嘘に堪えられなかった可能性もある。
 邦訳が無いため、要約でしか眼にすることができないが、ほとんど“小説”のような本のように思う。これを事実だと言ってしまっては、既に地獄で舌を抜かれていることは間違いない。
「ザ・レイプ・オブ・南京」というタイトルからしておかしい。南京大虐殺時のレイプ事件の証拠写真とされているものは、実際には日本人女性のものだった。
 野盗と化した中国人らによって、棒を局部へ押し込まれ、殺されたが、これはチベットで中国人がやったことと手口がほとんど同じである。

 さて、そもそも「南京大虐殺」が生まれたのは米国による反日プロパガンダが口切り。中国(上海)との貿易によってかなりの黒字を出していたアメリカにとって、日本の中国進出は言語道断。それを食い止めるため、今まであった映像をキリハリすることで虐殺映像が捏造された。
 実際の南京においては、もちろん戦闘があり、両軍共に多数の犠牲者を出したが、アイリス・チャンのフィクションにあるようなホロコーストの事実は存在しなかったため、当時の中国側にはそういう見解は全く無かった。生まれたのは戦後になってからのことである。
 事実、南京大虐殺の生き残りによる証言には大幅な食い違いがある。
 そもそも30万人もの死体があれば、明確な埋葬場所と、おびただしい量の遺骨が残っているはずだが、それらはどこにも見つかっていない。

 もちろん、南京においても掠奪行為やレイプ等はあっただろうが、それらは数多くの戦線で展開されていたことであり、例えばより鮮場の悪化した、フィリピンでの「現地調達」の方が酷かったはずである。
 南京だけがとりわけクローズアップされているのは、異常なことだと思う。

参考:
youtube;The FAKE OF NANKING 1

Posted at 2006/11/26(Sun) 08:03:03

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