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砂糖はやっぱり未来のエネルギー……にはならないようだ

産経web;値上げ“ジワリ” ティッシュ、ハム…身近な必需品


「原油高でガソリンが高騰しているため、エタノールで走らせようという人が増えている」と、砂糖の消費動向について研究している農畜産業振興機構の竹中憲一さん。そのためエタノールの原料でもあるサトウキビが砂糖に精製されにくい状況になっているという。

 原油高がこういう結果を招くというのは面白い。風が吹けばなんとやら、である。
 以前チョコ喰い細菌が未来のエネルギーになるという研究の記事を紹介したが、もし原油が手に入りにくくなれば、まずサトウキビはエタノールへと優先的に精製され、世界的な砂糖ショックが起こると予想できる。
 廃棄物のリサイクル分はともかく、新たに発電にまわすだけの砂糖が残ることは無いだろうから、チョコ喰い細菌が主力エネルギーになる道は、まず無いと考えていいだろう。

 それにしても、中国の先進化で、世界が終焉を迎えるとすれば、何んとも難しい話である。
 誰もが幸福を願う権利があり、生まれてくる命は尊重する――というのが先進国の共通倫理だろう。中国の人民が揃って幸福になろうとしたら、資源がその要求に堪えられず、恐らく人類は滅んでしまう。
 幸福の価値や、資源の運用というものを今一度考えるべきときがやってきていると思う。現在の中国経済の伸張を見る限り、もはや一刻の猶予もならないような気がする(尤もその前に自由経済化した中国で致命的なインフレが起き、ジンバブエ化→結局発展途上国へ逆戻りしそうな気もするが)

Posted at 2006/06/16(Fri) 19:19:33

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