http://www.cnn.co.jp/science/CNN200601270028.html
雌の体長(鼻先から尻尾の先まで)が7.9mmという、世界最小の魚が発見された、とのこと。他の記事も見てみると、雄は10.3mmまで成長し、なおかつ最も小さい既知の脊椎動物だそうです。
因みに、今日脊椎動物の直接の祖先に最も近い姿を残している、といわれるナメクジウオは、体長50mmほどだそうですので、必ずしも原始的だから小さい、というわけではないかもしれません。
CNNに掲載されている写真よりも、こちらの写真の方が大きさを実感しやすいかもしれません。
また、CNN.co.jpが肝心な部分について詳しく書かれていないので、AFP通信の記事を少し抜粋。
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発見された魚は以前、最小の記録を持っていた(成魚の段階で8mmに成長する)ドワーフゴビー(Trimmatom nanus)【脚注:ドワーフは“小さい”を意味し、ゴビーはハゼのこと】と呼ばれる西太平洋に棲息する海洋魚を押しのけた。
調査チームは、同じくマレーシアのボルネオのサラワクにおいてPaedocyprisの種に関連する P micromegethes を見つけた。
P micromegethesは8.8mmで、かつて発見された二番目に小さな淡水の脊椎動物である。
(中略)
コトラット氏によると、P progenetica は、脳がさらされた状態の非常に初歩の頭骨を持っているという。
進化の過程において、魚はその特別な環境において生き残るための、高度に発達したひれを持つようになった。また、雄は交配のときに雌を掴むために使われると思われる、骨盤の縁の前に堅い肉のクッションを持っている。
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記事によると、世界最小の記録は僅か0.1mm差だということになりますね。他にも小さな魚が沢山いることに驚きです。また、コイ科の魚に集中しているようで。
PH3という“すっぱい林檎”並の酸泥炭地に棲息しているそうですが、それだけの酸性の水だったら雑菌は通常の水よりも抑えられるわけで、ペットとして育てるのに、案外いいかもしれません。
フナから金魚を作った例を見ても、コイ科の魚は変異しやすいようなので、美しい突然変異を生み出すことも不可能ではないかも。この魚が金色にキラキラ光って水槽の中を泳いだら、とても綺麗だと思うのですが。
Posted at 2006/01/28(Sat) 08:47:35
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