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文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

女性は“共感”、男性は“独創性=冒険”

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200601200025.html
 以前は少年漫画と少女漫画を引き比べて、『女性は“共感”を重視』し、『男性は“独創性”を重視』すると書いた。独創性はそのまま“冒険”と言い換えることが出来る。憎い相手に思いっきり仕返しをするのも冒険のうちである。
 さて、今回のURLでは……

ロンドン(ロイター) 他人が苦痛を受けるのを見て満足感を覚える傾向は、女性より男性に強くみられるとの研究結果をこのほど、英ロンドン大のチームが発表した。男女の脳をスキャンすることにより、反応の違いが明らかになったという。

 男性は好感を抱く相手が、電気ショックにより肉体的苦痛を受けている映像を見ると“共感”の相が出るが、憎い相手の場合は逆に報酬を受けた時のような満足感が目立った。
 一方、女性の場合は前者は同じだが、憎い相手が肉体的苦痛を受けている時でも、弱いながらも“共感”を覚えているのだという。
 これは男性の持つ攻撃性や、正義感に由来するという解釈も出来るだろうが、それぞれが好む作品世界と較べてみるとなかなか面白いものがあると思う。それは決して攻撃性や、正義感によるばかりではない。“脳”の持つ構造そのものだと思う。
 女性の脳は左右の脳を繋ぐ神経の束である“脳梁”が太く、左右の脳が頻繁に情報交換をする。一方の男性の脳は左右の情報交換が乏しく、役割分担がはっきりしている。また、最近の研究では“自閉症は極度の男性脳化現象”であると言われている。そこにこそ“共”感と“独”創性の差があるのかもしれない。
 逆説的に言えば、他者と共感や交流を重視する性格や、システム化する性格は脳の構造そのものによって決められている、ということになる。日本は戦後“皆んな仲良し”傾向が強く、一人でいる人間を排除しがちだが、その結果、現在の女性社会と化したのかと考えると、なるほど合点がいく。

Posted at 2006/01/21(Sat) 11:52:47

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