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文学・芸術など創作方面を中心に、国内外の歴史・時事問題も含めた文化評論weblog

弁当さえ旨くなれば新浪ローソンは勝てる

 ここ数年でコンビニ業界も様変わりしてきました……。特に金融ショック以降の不況の影響は大きいです。
 かつてはセブンの一人勝ちでしたが、ここの所は逆境を力に変えたローソンとファミマが猛追をかけ、セブンは失速気味の構図になっています。
 特にローソンはAPと合併で店舗数を爆発的に増やしますし、ローソン100(ショップ99)の生産ラインが軌道に乗ってきて、ファミマを寄せ付けません。

 ローソン・ファミマ両チェーン共には売り上げの低迷している既存店舗の救済にも積極的です。店舗数を減らさず、地盤を固めていくつもりでしょう。実際、売り上げの芳しくない地域で、セブンが撤退し、ローソンやファミマ1店舗のみが残る(その地域も、1店舗のみであれば、充分収益は見込める)――という例も少なくありません。
 セブンは昔から売り上げの望めない場所は即撤退、という戦略でしたが、不況下では逆に行きすぎているようです。
 ファミマは独自性ではファーストフード、提携では無印良品やチケットぴあ、Tポイントカードで堅実に上昇を続けています。Tポイントについては弱点にもなっていますが、うまく利便性を活かしています(少なくともローソンは活かしきれなかったし、ローソンは独自ポイントカードに切り替えてから成功しています)。とにかく独自性よりも全体の利便性が良くなっています。
 ローソンはカジュアル・スイーツ(以下CS)という独自ブランドのデザートがヒット。CSも登場当時は非常に不味いもので、失敗が囁かれていましたが、必死で改良・育成をかけたお蔭で、ついに軌道に乗ることができました。

 しかし、おにぎり、弁当の質についてはもう、セブンの圧勝。というよりも、セブンだけ美味しいという状態。恐らくセブンだけが持っている技術があるんでしょうけれど、それにしてもローソン・ファミマの弁当はどうしてあんなに不味いんだか(ファミマの方が幾分かマシですが、ほとんどどんぐりの背比べ)
 特にローソンは商品センスというものが皆無。単に無茶苦茶盛っただけの商品とか体育大学の学生の晩飯じゃないんだから、もう少しちゃんとしろよ、と思います。見て愉しむのも食事です。自分たちで食ってみて、疑問に思わないのかしら?
 冷麺もビニールでも食ってるような食感で、後味最低ですし、焼きそばは明らかに味が濃すぎ。
 長年働きすぎて、舌バカになってしまった老害でもいるか、もしくは日頃旨いもん食べたことがないんじゃないか。弁当の開発部門は、研修として定期的に高級料理店でも連れてって、勉強させてやったらいいんですよ。旨いもん食ったことない奴に旨いもんは作れません。
 せめて盛りつけだけでも綺麗になったら、もう少しマシになるでしょう。

 それから、いかがわしい商品を扱わないこと。これは店の品位に拘わります。多少の瞬発力はあっても、人を食い物にしたような商品は扱うべきではありません。売っている側にそのつもりはなくとも、客は騙された気分になります。
 例えば、たまたま斉○一人の自己啓発本を手に取ったお客は、取り扱うチェーンのことをどう思うでしょうね? 確かに斉○一人は凄い人だし、本は売れています。しかし独自の世界を構築しすぎ。常人が読めば眉をひそめます。
 (効果のあやしい)健康食品・疑似科学・自己啓発・宗教……この四つはNG。絶対にダメです。片棒を担げば自分たちも同じ穴の狢になってしまいます。

Posted at 2009/05/13(Wed) 18:45:21

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