http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200512060019.html(リンク切れ)
ゴミ同然に放置されていた岡本太郎の壁画「明日の神話」だが、順調に修復作業が進んでいるらしい。
この写真で見ると、いかに巨大かが解る。これほど巨大だとは思わなかった。
さて、巨大な作品というのはそのスケールだけでも、既に見る者に大きな衝撃を与えるものなので、写真で見るとそれほど迫力は伝わってこない。大きさというのは、美術作品にとって最も大切な要素の一つだ。
なおかつ、大作というものは非常に手間と材料費が掛かるために、あまり数が無いこともあるが、基本的に価値は大きければ大きいほどあがるものである。小さな作品というのは、その分だけ価値もさがる。
それだけ、大きさというのは見る者にとって大きな問題となる。さて。真の芸術家であるなら、大物よりも小さなサイズの作品にこそ真価があらわれるものだと思う。岡本太郎も大物ばかり評価されがちだが、トランプのデザインなど、細々としたところの方にこそ注目する人々も決して少なくない。
Posted at 2005/12/08(Thd) 15:37:52
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