飛島炭鉱長崎県松浦市


日本一小さな、炭鉱があった有人島
九州本土からは長崎県松浦市今福町の北2.2kmに位置し、フェリーで片道約25分。周囲を鷹島、福島という2つの島に囲まれて外海から守られる小さな島。飛島に、かつて小さな炭鉱がありました。
飛島には目立った山が3つ。島の中心に標高80mの2つの山。それから島の西の端に飛び出た標高50mのはげ山。この不自然な山こそ、飛島炭鉱が積み上げたボタ山の残骸です。
飛島炭鉱は昭和25年に大飛島坑を開坑。昭和31年に上田鉱業が稼行、42年に飛島鉱業(株)を設立して再建を図りますが昭和44年2月に閉山。19年の短期間の操業でしたが、最盛期には2000人を超える人が島に住んでいました。
昭和43年の始業式には315人の生徒がいた飛島小学校も、翌年には75人に激減。小学校は現在でも九州本土の今福小学校の分校として存続していますが、児童数はわずかに3人を数えるのみとなっています。

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炭鉱があった離島一覧(面積の狭い順)
離島所在地閉山の年人口(最盛期→現在)面積
(平方キロメートル)
備考
横島西彼杵郡香焼町1902(M35)年700→0人0.002現在は岩礁が残るのみ
中ノ島西彼杵郡高島町1893(M26)年?→0人0.03 
端島西彼杵郡高島町1974(S49)年5,259→0人0.06世界一の人口密度といわれた島
永島北松浦郡小佐々町未調査?→0人0.30栄島炭鉱?詳細不明。面積は推定
飛島松浦市1969(S44)年2,023→104人0.50最小の有人島
池島西彼杵郡外海町2001(H13)年7,700→3,543人0.92最後の離島の炭鉱。人口はH7の操業時のもの
高島西彼杵郡高島町1986(S61)年18,019→1,019人1.17 
伊王島西彼杵郡伊王島町1972(S47)年7,300→1,160人2.25 伊王島・沖之島両島を合わせた数字
平島西彼杵郡崎戸町未調査?→935人5.92 
松島西彼杵郡大瀬戸町1963(S38)年13,000→935人6.24 
鷹島北松浦郡鷹島町未調査?→2,981人16.24佐賀県肥前町を結ぶ鷹島大橋を建設中
中通島南松浦郡若松町未調査?→26,938人168.20五島列島で二番目に大きな島。南松浦炭鉱が稼行
※架橋されて九州本土と陸続きになっている島は除いています。
※西表島の炭鉱は除いています。
※参考資料
『日本の島ガイド・シマダス』(編集発行・日本離島センター/1998)
『日本地方鉱床誌・九州地方』(編集・木下亀城/発行・朝倉書店/1961)
『炭坑誌・長崎県石炭史年表』(編集・前川雅夫/発行・葦書房/1990)

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