坂越大泊鉱山
さこしおおどまり


瀬戸内海に幻の金鉱山があった。
昭和49年(1974)の集中豪雨によって、多大な被害をこうむったロウ石の鉱山。鉱山の持ち主山下富可一氏の友人が粒状金を偶然見つけて鑑定を依頼した鉱石から高品位の金が確認された。
結局鉱量は多くなく、10年という短い金山としての役目を終えた。
瀬戸内の風光明媚な海岸傍に、いまはひっそりと朽ちていっている。






相生市から耐火煉瓦工場群のある海岸を抜けて、赤穂市に入った岬の手前に坂越大泊鉱山がある
瀬戸内海国立公園で、ひなびた港町だ
左端の車が停まっている(釣り客らしい)道を上っていく











鉱山入口
右のプレハブ建物はアース製薬工場











錆付いているが「坂越大泊鉱山」とかろうじて読める












入口の坂道を途中まで登ったところ
近年の鉱山らしく鉱石はトラックで搬出していたようだ











200mほど登って左に折れたところが鉱山施設跡
事務所と工事車両などが残っている
左側が鉱山事務所











事務所の中にはコピー機などが棄てられている
事務所は倒壊寸前











停まっている乗用車はナンバープレートのついていない廃車
ここだけみると土木工事の資材置き場のようだが・・・












一角には大量の試錐柱が保管されている












上にある坑口から降りてくるベルトコンベア












坑口前には藪に埋もれたトロッコがある












小屋の中にはバッテリロコが置いてあった












主要坑だったと思われる大切坑跡
地形図にはこの山の裏にも坑口跡の記述があるが
松林などに阻まれ接近困難だった











坑口はなにかで破壊されたようにつぶれている
この注意書きだけが坑口があったことをうかがわせる
リンク集でも紹介させてもらっている「産業用軌道を訪ねて」で、貴重な操業当時の様子を見ることができます。











閉山後に植林されたらしく、残った軌道の真中から木が生えていたりしている












坑木置き場と書かれた看板の横から海が見える













鉱山施設から少し降りた所に三井金属資源開発の建てたプレハブ小屋がある












小屋の中には雑誌や布団などが置かれていた
雑誌は昭和62年発行などと書かれている。閉山後の探鉱のための小屋だったのだろう




2001.3.2作成
2001.3.3修正
2003.3.22リンク先アドレスを修正

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