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往時に稼行した金属鉱山の中で、国内最大の規模と歴史を持つ神岡鉱山は、岐阜県吉城郡神岡町、岐阜県の最北部に位置する町にある。
発見はいまから約1300年前の養老年間にさかのぼると言われ、明治以降は三井資本の一翼を担い、戦後は四大公害訴訟であるイタイイタイ病の発生源として、近年では東大宇宙研のニュートリノ観測装置、「スーパーカミオカンデ」で脚光を浴ている。
金、銀、銅、鉛、亜鉛など豊富な採掘資源に恵まれ、地盤が固いという好条件が重なるこの鉱山では、昭和40年代初めから他の鉱山に先駆けて、トラックレスマイニングと呼ばれる効率的採鉱方法や、日本の金属鉱山では珍しい露天掘の採用など新技術の開発、鉱排水の有害物質処理の完備などの徹底した企業努力と、栃洞坑など主要坑を休止するなどの合理化策、学術系研究機関への坑内施設の提供や、ジオスペースアドベンチャーなど積極的な事業展開を進めながら、国内の金属鉱山が相次いで倒れていった昭和40年、50年代も操業を続けた。
1996年秋以来、何度か大自然の中に雄大に広がるこの大鉱山を訪れたが、いまだにその魅力は尽きない。
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