現行ISO 9001規格からの改訂ポイント | |||
品質マネージメント原則 | |||
顧客指向の組織 | 顧客要求を確実に満たす | 現在および将来の顧客ニーズと期待 を理解。顧客満足度を測り、行動する | |
リーダーシップ | 方針と目標を設定し、方針を展開し、 資源を供し、クオリティのための 環境を整える | 将来への展望、方向付け、共有する価値 の設定。挑戦的な目標とゴールを定め、 達成するための戦略を実施する。 従業員をコーチし、援助し、能力を高める | |
全員参加 | 従業員能力レベルを高め、 教育し、十分な資格を持つ要員とする | 従業員の知識と経験を重んじ、組織の 目標とゴールに対するオーナーシップ を高める。 さらに、教育を通じて、管理面の決定や プロセスの改善に従業員が進んで 携わる結果となる | |
プロセス指向 | 文書化されたプロセスを確立し、管理・ 維持する | プロセスの内部・外部の「顧客」と 「供給者」を厳格に明白とする。 プロセス内での活動に必要な資源に 焦点を当て、要員、設備、手段、 材料の効果的利用に向かう | |
システム指向の経営 | 適切で、効果的な文書化された品質 システムを構築し、維持する | 一つのシステム内の一連のプロセス を明確とする。相互依存性を理解する。 組織の目標とゴールにプロセスを配置する。 重要な目標に対する結果を測定する | |
継続的改善 | 経営者の見直し、内部・外部監査、 是正・予防処置を通じて品質システム の効果を継続的に改善する | 現実的で挑戦的な改善ゴールを 設定し、資源を提供し、プロセスの 継続的改善に貢献する資材、機会、 動機づけを従業に与える | |
事実に基づく決定 | 品質システムに関する経営者の決定と 行動は、監査、是正処置、不適合品、顧客 苦情、もしくは他のリソースからの 報告書を通じて得られた事実 と情報の分析に基づいて行われる | 意志決定と活動は、生産性を最大化し、 無駄と繰り返し作業を最小化するために データと情報分析に基づいて行われる。 力の向け先は、コストの削減、業績 とマーケットシェアーの向上である。 これは、適切なマネージメント手法と 技法の利用によって行われる | |
供給者との互恵関係 | 供給者によって満たされるべき 要求事項と文書を明瞭化する。 供給される製品とサービスの品質を 管理するために彼らの実績を評価・見直す | 製品、プロセス、システムの共同開発 および改善を目的として、早期介入・参加 によって戦略的連合、もしくはパートナー シップを確立する。 相互に信頼し、尊敬する間柄、 および顧客満足と継続的改善への コミットメントを築く |