食品安全マネージメント・システムの専門ホームページの設立 

 日本人の食生活は危機に瀕している。アメリカでは「ジャンクフード」と言ってマクドナルドのハンバーグとか、フライドチキンなどは中流以上の家庭ではあまり口にしない。他方、夕食に家族で出かけることは日本よりも機会が多い。しかし「ジャンクフード」ではない。シェフが心を込めて作る料理だ。今は、これを「スローフード」というらしい。日本も昔は同じように「スローフード」を嗜み、フランス人やイタリヤ人のように食に対する価値観は高かった。にもかかわらず、コンビニ店や食品チェーンストアーの全国的展開によって安価で低質な食品を多く摂取する傾向が急速に普及した。

 「ジャンクフード」に関連する経済規模が拡大するとともに食品のサプライチェーンが急速に発達し、しかもシステムがブラックボックス化し消費者がプロセスを目にすることができない。結果として、大手の食品会社が行った不正が社会問題化した。厳格な品質管理が行われていたと信じていた消費者には大きなショックであった。人の健康に直接影響する食品の品質、特にその安全性を確保するための国際規格が制定されつつある。多分、2004年には規格化が終結するであろう。

 国際規格は、素材生産者、加工業者、食品加工機械メーカー、運送業、小売業など食品のサプライチェーンに関わるすべての組織に適用されるように設計されている。また、規格の性格は、品質マネージメント・システム ISO9001:2000のシステムにCodex HACCPの原則と手順を融合させている。食品安全を強化するためにHACCPに追加的な手順を付加している。もしも、日本の食品業界がこの新規格に基づいた食品安全マネージメント・システムを構築し、真剣に運営し、継続的な改善に取り組むならば、日本人の健康維持に大きく貢献すると信じる。

 本ホームページは、一般公開しない。無料ではあるが、会員登録を行ってパスワードを入手しないかぎり内容を閲覧したり、品質マニュアルなど提供される種々の資料をダウンロードでできない仕組みを採用している。特別な取り扱いの主たる理由は、不本意な人によって引き起こされる不愉快さや時間の無駄を回避することである。ボランティアで運営しているにも関わらず悪戯や妨害をする不本意な人がいるからです。

 登録する際には、個人的な情報の提供を要求しますが、最小限の情報であると共に外部に露営しないように留意することは当然である。外部からのアクセスを防止するプログラムも採用しています。しかしながら、技術の進歩によって不本意な事態が起こらないとは確約できません。このような事態に対する責任は当方にないことを宣言しておきます。あくまで、自己責任の認識のもとで登録してください。

 メニューはありますが、いっさい機能しません。今後公開できる内容が出来上がったならば、追加されることがあるかも知れない。しかし、明瞭にお知らせします。登録後本ホームページにアクセスできたとには、国際規格の日本語訳のページ、品質マニュアル/HACCP関係資料のページ、そして会員専用の掲示版を利用できるようになります。

  


 

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