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Quality Management System 品質マネージメント・システム
プロセス管理計画

最終更新日: 05/17/2000



実施事項 40: 文書および記録


タスク 10:

品質マニュアル

責任者:

経営者の代行

部門:

運用統括

実施の頻度:

使用するツール:

参照手順書:

指針:

当社の品質マニュアルは、品質マネージメント・システムの計画において記述され、当社の製品およびサービスの品質に関わる活動を含むかもしくは参照されている。これは、我々がわれわれの顧客およびわれわれ自身の期待を満たし、それを越えることが確実に行えるようにデザインされている。我々は、欠陥を検出することよりも問題を予防することを目的にしている。

当該品質システムは、我々が製品品質と顧客満足に影響を与える活動全般を適切でかつ継続的な管理を実行することを求めている。このマニュアルおよび手順書に文書化されているシステムは、適切なるように、期待された結果の記述と共に、何を、誰によって、いつ、どこで行われなければならないかを記述している。作業指示書、書類形式、図面並びにその他のメディアは、ある情報が欠落することによって品質に影響を与えるような場合に特殊な情報を提供するために使用される。

実践確認:

社内イントラネット・システムにアクセスすることができない組織もしくは権限者に対し情報を提供するために、紙に書かれた文書が使用される。

インプット文書 書式番号 インプット手段 保留期間 保管場所 責任者
アウトプット文書 書式番号 インプット手段 保留期間 保管場所 責任者
最終更新日: 05/07/2000

タスク 20:

文書管理

責任者:

文書所有者

部門:

各部門

実施の頻度:

使用するツール:

参照手順書:

指針:

 使用者に最新で関連情報を提供するために管理されなければならない品質およびその他のビジネス活動を記述するに用いられる文書が使用される。以下の文書は、管理される。;
品質マニュアル
品質システム手順書,
作業指示書およびフォーム

当社の部門長は、当社の品質マニュアルが以下の「実践確認」で記載されている通り管理されように確実な実施に当たらねばならない。

実践確認:

品質文書の管理

1 適用範囲
1.1 以下の品質システム文書は管理されなければならない。;

品質マニュアル,
品質システム手順書,
作業指示書,
品質計画書,
プロセス機器維持マニュアル,
フォーム,
製品規格,
操作手順書,
設置・指図手順書

1.2 顧客および供給者の文書およびデータは、適用できる場合、管理されなければならない。
1.3 コンピュータもしくはメディアに入力されている文書およびデータは管理されなければならない。

2 責任
2.1 特定の文書に責任を有する者は、品質システム文書を簡単にするために「文書所有者」と呼ばれる。文書所有者のリストは、付属書に示される。
2.2 文書所有者は、品質マニュアル、品質システム手順書、作業指示書並びにフォームを含む管理文書が以下の基準を満たすことが確実に行われるようにしなければならない;

管理文書は、配布並びに使用される前に適切なる権限者によってレビューされ、承認されなければならない,
使用中であるとしてリストされている品質システム文書は、最新版である,
管理文書は、文書所有者が明確にされている,
改訂版は、承認され、指定された部署に配布される,
廃版文書は、使用されないように排除される,
文書は、配番され、適切なる場合、使用される個人あるいは場所が指定されている,
新規あるいは改訂された文書によって影響を受ける従業員には、必要なる場合、改訂が実施される以前に通知されるか訓練を受ける。

2.3 部門長、技術員、主任を含み文書所有者は、製品の品質に影響を与える要求事項、検査・試験活動、工程管理、並びに関連活動を記述する管理文書を作成し、管理する責任を有する。
2.4 文書所有者は、管理文書を作成し、それらを維持管理し、年一回見直し、必要に応じて改訂する責任を有する。
2.5 手順書、作業指示書並びにその他の類似文書は、使用ないしはそれを必要とする従業員に便利な場所に保管される。

3 配布
3.1 品質マニュアルおよび品質システム手順書は、配番され、配布台帳を用いてモニターされる。適切なる場合、他の文書は配布リストを用いる。
3.2 文書には、必要とされる作業場所で維持管理する従業員が指名されている。
3.3 品質マニュアルのコピーは、管理された、もしくは非管理コピーのどちらであっても要望に応じて顧客並びに外部の代理店に対して作成できる。
3.4 品質システム手順書および作業指示書は、秘密文書であり、従業時間中に営業所内の権限所有者による使用が可能である。

4 改訂
4.1 品質マニュアルの改訂版は、マニュアルの管理コピー所有者に配布される。契約の終了(注:定年、解雇、臨時雇用など雇用契約の解除のこと)によって品質マニュアルの管理コピーが管理されなくなった場合には、所有者は通知を受ける。
4.2 すべての手順書並びに作業指示書の改訂は、旧版を廃棄することを要求され、台帳に記載された従業員に渡される。
4.3 文書所有者は、生産詳細と指示書に対し改訂を行い、旧版になった図面を生産場所から撤去する。
4.4 作業に使われている文書に注意書きを記入することは許されるが、そのような注意書きは権限所有者に限って行われる。この変更は、変更によって直接影響を受ける図面には日付とイニシアルを付けて行われる。
4.5 すべての文書は、初版と同じ権限者によって改訂され、再発行される。改訂の内容は、文書もしくは通達によって示される。品質マニュアル並びに品質システム手順書に対する変更は目立つように適切な方法が用いられる。
4.6 廃版文書は、法的もしくは知識保全の理由から文書所有者によって存続させ得るが、その目的を明確に記載された場合だけである。

インプット文書 書式番号 インプット手段 保留期間 保管場所 責任者
アウトプット文書 書式番号 インプット手段 保留期間 保管場所 責任者
最終更新日: 05/07/2000

タスク 30:

品質記録

責任者:

各部門長

部門:

各部門

実施の頻度:

使用するツール:

参照手順書:

指針:

品質システムは、特定された要求事項への適合性、および効果的な成果を明示するには記録によるところが大きい。品質システム手順書は、保管すべき記録を明確にし、記録のインデックス、ファイル、検索、保管、廃棄について記載している。

実践確認:

品質記録の管理

1 適用範囲
1.1 品質記録は、製品とサービスのクオリティが所定の要求事項に適合していることを明示する。
1.2 品質記録は、品質システムの実績を検証し、改善が求められるところを明らかにすることに用いられる。

2 責任
2.1 プロセスの所有者並びに部門長は、各自の活動ないしはプロセスに対する記録を作成し、維持管理する責任を有する。
2.2 内部監査員は、品質記録が品質システム手順書に記載されているように維持管理されることを確実にする。

3 手順
3.1 記録は特定され、固有の製品、要員、出来事、もしくは注文番号まで遡及できるようになっている。そのために日付が付けられ、記録に責任のある要員が明らかとなっている。
3.2 品質記録は、検査・試験の活動が品質計画書に基づいて実施されたことを文書化するために作成され、維持管理されている。
3.3 権限者により承認されたフォームは、必要なる情報がフォームに記録され、日付とサインがなされていれば品質記録になる。

4 記録のインデックス、ファイル、保管
4.1 プロセス所有者は、最新の品質記録をインデックスを付けて適切なファイルに厳重に保管する。
4.2 完成された品質記録は、最低6年間、もしくは他の規制によって要求された期間、清潔で、乾燥した保管場所に保存される。保管期間を終わった後の廃棄処分は、権限者による承認が必要である。
4.3 データベースに記録された記録は、別の場所でバックアップされている。
4.4 記録が長期保管場所から引き出された時には、記録があった所に注意書(引出し者名と日付を記入)がスペースに挟まれている。

5 品質記録へのアクセス
5.1 従業員は、経営者の代行による承認の下で長期保管場所のある記録にアクセスする。
5.2 記録は、承認された監査である場合には、内部並びに外部の品質システム監査員に対し閲覧可能である。

6 記録

6.1 以下の品質システム記録は、維持管理される。;

経営者のレビュー議事録
教育、訓練、資格の従業員記録
注文ないしは契約のレビュー
設計・開発レビュー
設計もしくは妥当性確認
供給者の評価結果
製品のトレーサビリティ
校正もしくは測定機器
最終検査報告書
その他手順書もしくは作業指示書に記載された文書

インプット文書 書式番号 インプット手段 保留期間 保管場所 責任者
品質記録のリスト
(注:データベース)
アウトプット文書 書式番号 インプット手段 保留期間 保管場所 責任者
最終更新日: 05/07/2000