注:このページに記載された内容の全部もしくはその一部を、ホームページ・オーナーの許可なく商用の目的でインターネット上もしくは他の媒体で掲載することを禁ずる。All Copy Right Reserved ,November 3,1999

 

付属書B

(参考資料)

改善のためのプロセス手法

組織にとっての戦略的な目標は、業績を向上させ、利害関係者に利益を与えるために継続的改善を達成することであるべきである。

改善活動には二つの基本的なアプローチがある。

  1. 現存するプロセスの変革、もしくは日常の業務運営から離れた部門横断的なチームによってなされる新規のプロセスの実践につながる戦略的なブレークスルー・プロジェクト。
  2. 現存するプロセスの中で通常の作業チームによってなされる小さなステップを踏む継続的改善。

ブレークスルー・プロジェクトは、次の段階を含めて現存するプロセスを再設計する事によってなされるべきである。

ブレークスルー・プロジェクトは、プロジェクト運営・管理の原則に従って行われるべきである。再設計後では、新しいプロセスのやり方は、小さなステップの継続的改善を含め、プロセスの運営を継続するための基礎とされるべきである。

継続的改善のための活動は、以下のステップによって構成されるべきである。

  1. 改善の理由付け:改善する領域を選択し、それをやり遂げる理由づけ
  2. 現在の状況:現存するプロセスの効率を評価する。どのような種類の問題がもっとも多く生じているかを見つけるためにデータを収集し、分析する。
  3. 分析:問題の根本原因を特定し、検証する。
  4. 解決可能策の特定:問題の根本原因を除去し、再発を防止できるであろう代替案を探し出し、解決策を実行する。
  5. 効果の評価:問題と根本原因が減少し、解決策がうまく働き、改善の目標が満たされたことを確認する。
  6. 新規解決策の標準化:問題と根本原因の再発を防止するために古いプロセスを新しいプロセスで置き換える。
  7. プロセスの効率並びに改善活動の効果の評価:改善プロジェクトの効果をレビューし、残された問題への解決策並びにさらなる改善目標を立案する。

                    (以上)


|トップペ-ジ|