・コアグラ うらばなし
あるゲームソフトがどうもバグるらしい。
(ゲーム名、当時は名指しで書類が飛び交ってたんだけれども忘れました)
調査の結果、セオリーを守らなかったソフトが悪いと判明。
対応は
「PCEngine本体の抵抗1つの値を変更する」
え?悪いのはソフトなんじゃ?
結局 そのソフト1本の不具合のためだけにハード側で対処する事になった。
・コアグラ2 うらばなし
ある日PCEngineに関わる各部門の担当が呼び出されて会議が開催された。
その会議とは
「PCEngineは価格が高すぎる。
コストダウンを図って廉価版を出したい」
というもの。
(時期的には既にシャトルが出た後の話だが、シャトルはこの際無かった事にするのが重要)
あーでもないこーでもないと現行製品であったコアグラはいじり倒された。
拡張バスのフタをなくしたらどうかとか
特殊ネジを普通のにしたらどうかとか
いろいろ話は出たんだけれども、
出た結論
「安くする所がないっス」
ちなみに 添付品を別売りに…って話は何故か即時却下されたらしい。
過去になんかそれで大変な事があったんだろう(ひとごと)(笑)
でもこのプロジェクトはそんな結論は無視して勝手に進み、
気がついたら製品を作るのに必要な費用は変わらないまま
値段を下げてコアグラ2が出てしまった。
コアグラ2の時代には既にPCEngineは
人気下火で爆発的に売れるわけでもなく、
出血大サービス状態だったのは間違いない。
言い出しっぺは誰だか判らないが
「よく現状を判っていない 駄目駄ー目な偉い人」
と想像される。
印象的なのは コアグラ2の「製品基本仕様書」最初の1文
「機能、性能はPCEngineCoreGrafxと 全く同様である」
だったら考えるだけ人件費が無駄だろう(汗)
・スパグラ うらばなし
当初の予定ではCD-ROM2に搭載されているADPCM音源が実装されるはずだった。
「高くなるから駄目」
あ、そう(汗)
結局 ただでさえコアグラとあまり変わらないのが
さらに悪化。売れなくて当然。
専用コントローラ(ぱわこん)開発中止で駄目押し。
・スパグラ うらばなし2
スパグラを分解すると、基板の裏に謎のジャンパー線が
1本飛んでいるはず。これはなんだろう?
「VCCI対策」
です。
無くても動作はします…
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