PCEngine10周年記念特別企画

- PC Engineウルトラ・マニアックス -

・TG-16は、なぜ国内向けのPCEとはデザインが大きく違うのでしょうか。

国内向けPCEはちいさくて、かなり格好いいと思うのですが?

それは、こんな理由があったのです。

白エンジンを開けたことのある人はわかると思いますが、 白エンジンはパソコン系と同じ技術で作り上げられているためあの機能であの大きさにできたのであります。
これぞ日本の誇る先端技術、といいたいのですが、あちらの人はそうはとらないらしいです。

曰く『子供用のおもちゃ』で『そこそこ高い』ものなのに『妙に小さい』と考えるらしいのです。
つまり「大きさ」で信頼性を量る部分があるらしいのです。

これは他社の製品にも反映されているみたいです。自分で色々比較してみましょう。

パッドのコネクタがミニDINからDINになったのは「小さいと子供が扱いづらい」からだそうです。

と、直接あちらの人に聞いたわけではないのでホントかどうかは知らないですが、 『あちら向けは大きい』のはどうも事実のようです。

・「コア構想」の中で、お蔵入りになった企画は?

PCEは様々な製品が発売されましたが、その中で世に出なかった企画には、どのような物がありますか?

すべてPCEを中心に考えるので、それに対するオプションの『価値』と『価格』というのが、 どうしてもネックになります。 つまり、どれほどいいものであり高機能、高性能なものであっても、 対PCEとしてみた場合にあまりにもかけ離れてしまっては意味がないのです。
大体の理由はそこに有りそうですね。

『通信ブースター』 試作もできておりほとんど量産寸前までいっていたらしいんですが...
実際にサンプル品は、PC-VANのPCエンジンクラブの希望者に、
無料でモニタリングしてもらっていたみたいです。

商品価値に見合う価格にできなかったんでしょうね。
当時のモデムの価格とPCEの本体価格を考えるとね。
それとゲーム機で通信、という概念はどうも一般的ではないようです。
当時のみならず今現在だって確立されているとは言える状態ではないんだから。

制御ソフト(Huカードになる部分)とPCE本体後部に接続するハード部分
とで構成されていました。
横320ドットのモードで 12x12ドット日本語フォントを出力していました。
ハード部分は、バックアップブースターよりも後ろに長かったような気が
します。

通信速度は確か1200bpsだったような。

あと、専用のキーボードもありました。当然これもつけるつけないの問題もあった
と推測されます。
つけると当然価格は上がるし、オプションのオプションというのも何だし。
『SCSIアダプタ』 価格と商品価値の面でとりやめになったような...
これはあまり詳しく知らないのです。ごめんなさい。
『パワーコンソール』 機能と価格の折り合いの他に、耐久性の問題もあった、とどこかで
聞いたような。

う〜ん、他になにがあっただろぅ...
結構実際に商品化させてしまっっているみたいなんですよね。
売れたかどうかは別にして。(^^;

・CD-ROM2の1トラック目の警告は誰が喋っているのでしょうか?

「これは、HE SYSTEMのCD-ROMディスクです。云々」と、言っている女性の正体が、いまだに謎です。

私も知らないです(^^;
たぶん、Naを本業にしている人でしょうけど。

ちなみに出た当初は皆さんがこれを使うことになっていましたが、後にゲーム内のキャラがそのまましゃべったりしたものを入れたり (ホントはそれもダメだったはず)しているうちに、なし崩し的に許可されるようになってしまいました。 (もちろんシャベリの内容に、オフィシャルメッセージと同じ内容が含まれていないといけませんが。)


[タイトルに戻る] [ホームに戻る]

ご意見、ご感想、苦情などは <wataru@pa.air.jp> まで。