HDD PIO MODE ERROR

     PIO病 と その「消極的」対処

  1. PIO病とは

    HDDが本来のDMAモードで動作せず、PIOモードで動作して マシンが死ぬほど遅くなる病気。
    特にSiSのチップセットで発病することが多い、らしい。

  2. 環境

    以下の組み合わせにて動作を確認する。
    HDD HITACHI HDS728080PLAT20 (ATA133)
    HDD HITACHI HDS728080PLAT20 (ATA133)
    HDD HITACHI HDS722580VLAT20 (ATA100)
    M/B MSI 746F Ultra-L (SiS746F)
    CPU AMD AthlonXP2100+
    OS Microsoft Win2000Pro SP4

  3. 問題点

    IDEのドライバを入れ替えようが、 ケーブルを差し替えようが、 OSの再インストールをしようが、
    HDS728080PLAT20 x2 が PIOで動作する。
    多少のHDDアクセスの遅さは目を瞑るとしても、CPUをバカ喰いしてサウンド遅延を起こしたり、
    ネットワークまで鈍くなるのは万死に値する。

  4. 解決策

    HDS722580VLAT20 は ATA100 で問題なく動いていることから、ATA133 モードが怪しいとにらみ、
    Hitachi Feature Tool を使用して、 HDS728080PLAT20 の ATA動作モードを
    ATA133 から ATA100 に変更 する。

    ATA133 と比較すれば 多少は遅くなるが、 とりあえず Windows上で ATA100 として DMA動作している。
    圧倒的にPIOより高速で、かつCPUも喰わないので目的は達成された、 として良いだろう。

  5. 結論

    SiS のチップセットかドライバか、または Windows2000 かは不明だが、
    何らかの問題を抱えている可能性が極めて高い。
    まー、SiS746F が かなりギリギリな製品なんだろうなぁ、とは思う。

  6. 今後の展開

    特になし。 AT互換機は「動いたもの勝ち」である。

    HITACHI 以外の HDD もおそらくは上記 ATA100以下に設定出来れば動作するんじゃないかなー、
    とは思うが、テスト環境が無いためどうしようもありません。


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